私がソムリエを目指した理由

両親が営む料理屋で働き始めて早8年が経ちました。

それまで私は名古屋でアパレル勤務しておりました。
今までの販売業を活かし、接客は自然に出来ると思っていたし、両親のお店だから、、、。
という甘えもあったかもしれません。

次第に目標もなくなり、ただ手伝う感覚の毎日。
作り笑顔に、マニュアルな接客、親との良い関係も築くことも出来ず、話せばすぐに喧嘩。
「このお店は、お父さんのお店でしょ!!」ってお店でも居場所を作れなかった。
さらに地元にも馴染めなくて、こんなつもりで地元に帰ってきたわけじゃないのに、こんな人生でいいんだろうかと思っていました。

そんな時、同級生に下呂商工会青年部に誘われました。
今までのモヤモヤした気持ちを一新して、これはチャレンジだと思い、全ての行事に参加、目の前のことを全力で頑張ってみました。
地元の夏祭りバザーや経営の勉強会、他団体との交流会など。

すると今まで見えてこなかったお店の状態や経営が見えるようになり、仕事への取り組み、そして何より自分自身のモチベーションが上がってきたのです!

私は、サービス者として、お客様に何を提供しているんだろうと?

もちろん、料理屋なので、お料理は当たり前ですが、お客様はお料理だけを食べにいらっしゃってるわけではないんです。

このロケーションやお店の雰囲気、行くまでの道のりや景色、風景。
全て取り巻くものが一体化になった時、お客様は「あー、来て良かった」って思っていただけるのだと思います。

私はその中で、お客様にお食事の時間・空間をさらに有意義に過ごしていただくために、アシスト役として、ソムリエを目指そうと思ったのです。

うちのお店は、下呂温泉から車で15分ほどの山奥にあるのです。
びっくりするぐらいの山奥です笑

だから確実に他にないことをやって、差別化を図る意味もありますが、まずは、サービス・接客を確実に丁寧にやっていこうと思ったのです。

今までの販売業を活かしながら、新たな自分への挑戦!

知識が増えていくごとに、お客様に喜んでいただける、お食事と一緒にワインを提供して、

山奥で日常には無いお時間を過ごしていただける。

これが今一番うちの強みかな、と思います。

実は、ワイン愛好家や評論家でもなく、
接客のお仕事の延長で始めたワインの勉強でしたが、毎年、お客様の層も広がり、日々志むらで流れる時間を共有させていただいてます。

お仕事なんですが、私は勝手に楽しませていただき、仕事が楽しい!と今は断言できます。
自分の人生はお客様を通じて、成長させていただいてます。
これからも挑戦、勉強。
年齢は目安として、自分の人生を大切に過ごしていきたい。

そして、この山奥で、森の中でしか、ここでしか出来ないことを目指します!

明日はどんなステキなお客様がご来店されるのかなとワクワク♪

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