のらぼう菜Part2
先日のらぼう菜の植え付けに行ってきたので、調べた事を忘れない様に記しときます。
のらぼう菜ってどんな野菜?
かわさきに春を告げる野菜
のらぼう菜は、川崎市北部菅地区で長い間栽培されてきた伝統野菜で、「のらぼう」と呼ばれ親しまれています。9月にタネをまき、冬、外でぐんぐん成長する寒さにとても強いアブラナの仲間。3月、農産物直売所にのらぼう菜が並び、春の訪れを知らせます。花をつける茎が甘く、ナバナとは違い苦みが少なく、やわらかい。子供でもおいしく食べられます。
いろんなアブラナの仲間たち
アブラナ=タネからアブラナをとることができる葉っぱ
のらぼう菜がかわさきにやってきた!
トルコで生まれ、タネは嫁入り道具のひとつ?
アブラナ科の植物は、地中海沿岸の涼しいトルコ高原で生まれら、シベリア、中国、朝鮮半島を経て日本へ来たと言われています(諸説あり)。
菅で生まれ、のらぼう菜を作り続けて70年の高橋さんは、のらぼう菜が寒さにとても強いのは、このふるさとの気候に由来し、タネを遣唐使が日本に持ち帰ったのではないかと思いを巡らせています。菅では古くからのらぼう菜を栽培していましたが、タネがやって来て栽培がいつ始まったかの確かな文献はなく不明です。
高橋さんは、タネがやってきた時期について、鎌倉時代に源頼朝の妻である北条政子の妹、元子が、稲毛荘(現在の川崎市北部)領主稲毛三郎重成に嫁いだ時に、嫁入り道具のひとつとして鎌倉から菅にタネを持参したという言い伝えがある事を紹介してくれています。
のらぼう菜の一生
のらぼう菜を食べる
甘くて、苦味が少なく、やわらかいのらぼう菜。ビタミンCが多く含まれ、糖やアミノ酸量はナバナよりも多い傾向です。
川崎では、2月末から4月末までがのらぼう菜の収穫期。成長した測枝を順次収穫していくので約2ヶ月の間に収穫物はその姿を変えていき、内容成分や味も変化します。
内容成分を変えるのらぼう菜
初旬〜中期(2月下旬〜4月中旬)
糖・アミノ酸ともに多く含む。濃くしっかりとした味。オススメの食べ方はサラダ。甘酸っぱい柑橘を絞ったドレッシングとの相性が抜群!
終期(4月下旬〜)
アミノ酸は減るが甘味をより感じられる優しい味。オススメの食べ方はおひたし。最も親しまれている定番の食べ方。胡麻和えにしても美味しい。
通期
ビタミンCが多く含まれる。気軽に作れるスムージーがおすすめ。柑橘系のフルーツやバナナを一緒にミキサーにかけて飲むと美味しい。
皆さんも川崎にいらした時には是非とものらぼう菜を買って食べてみて下さい♪
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