Native Campをやってみて

トルコ人とオンラインで繋がった。
今流行りの、サブスクのオンライン英会話。
周りに欧米人が多いため、
自分の英語力をもっと高めるために登録してみた。

その名もネイティブキャンプ。
だけど実際にやってみると、ネイティブと言いながらも、
リストに出てくる講師はほぼネイティブ圏の人ではなかった。
フィリピン人が一番多くて、あとは南アフリカや東欧、アジアなど。
むしろ発音が聞き取りにくい国の方ばかりで、
これでは英語が進化しないなって実感して
3ヶ月経ってしまった今、月末にやめる方向で残りの日数をカウントしていた。
いっそのこと、英会話の進歩という目的を変更して、
各国のワイン文化のことを聞き回ろうと思い、
フリートークを選んで、様々な国の講師を選ぶことにした。

先日は、セルビアの人を選び、たまたまワインの仕事をしていたとのことで、
セルビアの土着品種のことや、セルビアの人はワインに炭酸を入れて飲む、っていう独自の文化も教えてくれ、すごく話が盛り上がったのを覚えている。

そして今日はトルコ人の女性。とても笑顔が可愛いが、
やはり英語はネイティブではなかった。
フリートークが始まり、彼女がまず「あなたの日常を教えて」と。
趣味はゴルフと言ったら、すごく驚いて、なんて素敵なの!って。
満面の笑みを浮かべて。
一部のリッチな人しかできないスポーツだよ、と。
そこで私は、いかに世界の中で、自分が恵まれているのかがわかった。
今月はラウンドが多すぎて忙しかった、と不平を言ってるのが
なんて幸福な境涯なんだと改めて実感する。

バツイチだけど可愛い子供がいて。
ワインもたらふく飲めて。
古いけど外国車にも乗っている。

そして旅行は好き?と聞かれて、
うん、1年に1回ハワイだよ。というと、さらに感嘆の声。
友達が住んでるからね、と言ったら、
その友達が欲しい!と。
それでも私は恵まれていると思った。本当に幸福境涯だ。

つまらない人間関係で悩んでいることが、本当につまらないと思った。
もっと人のために生きねばならない。役に立たねばならない。

唯一、24歳の彼女と共通していることは、真っ赤なネイルだった。
画面の中で、二人、指を見せ合って、Yeahと言い合う。
彼女は私を羨む。
そして私は、彼女の若さが、ただただ羨ましかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?