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山登り人生VOL225県境縦断記(二人だけの記念山行)その6神六山からシダの海

長崎・佐賀県境は約107kmの縦断の山旅です。
七日間、N副会長49歳、私34歳の二人だけの山旅でしたが、
この日は伴走者が二人。

第五日目No342 昭和58年2月27日 

Nと私。+M社長、S 


神六山447mへ登る。東峠まで
佐世保7:00⇒永尾トンネル7;45→9:00P243→9:30P200→県道9:50→矢筈車道10:40→11:20神六山12:00→12:25P222→13:10P176→13:40P187→黒髪大明神14:45→県道波佐見有田町線15:30→17:10東峠(タクシー)⇒皿山18;30佐世保

グーグルアースより

今日は、「何処へ行くのと?」と尋ねられても答えようもないコースである。山らしい山としては、コースから少し外れた神六山ぐらいで後は200m以下のはっきりしない尾根である。
そんな今日のコースにM社長、S両氏が参加して四人で歩くことになった。
今日の藪漕ぎは、終始ウラジロとの戦いであった。
まさに泳ぐ、漕ぐとの言葉がピッタリとする。
トンネルから山道に入り再びバス道路に出てから、
徐々に神六山への登りと変わってくる。

神六山、最後の登り

山を抜け農道を抜け、農家の軒先を通ってどんどん北上する。
振り返ると前回の起伏激しいコースが、懐かしく眺められる。
県境から外れているが唯一のピーク、神六山に寄り道する。

神六山頂より黒髪山系を望む

展望台が建設中(タイトル写真は建設後)で、
完成したら素晴らしい眺めだろう。
仲間四人となって、昼の食事ものんびりムードである。

グーグルアースより

神六山からは方向を西に変えて、
高度をどんどん下げて標高150m前後となってくる。
等高線は入り乱れ、チョットでも地図から目を離すとコースを外すようだ。

ウラジロの海から密集した雑木林を登ると、黒髪山大明神が祀ってあった。小さな大明神であるが、路もない所にあるのが不思議であった。
県道までどうにか辿り着き、さあもうひと頑張りと再び山中に入った。

今日のゴール東峠まで、あと2kmほどである。
5~600mも歩くと大きな道に出た。
元気になったものの、
N氏より背が高いウラジロに行手を阻まれ進退窮まった。
ウラジロのラッセル交代も初めての経験であった。
コースを見失って方向だけを頼りに進んだらどうにか道に出た。
暫く歩くとバス道路に出て、予定通りの行動を消化できた。 

N副会長の報告より

2月27日(第五日目)晴れ(永尾トンネル~神六山~東峠)
M社長、S両氏は、特別参加。
S君の車に比良町教会下でM社長を拾い、F宅に行く。
奥さんの運転で、二台の車で一路永尾トンネルに向かう。
途中帰りの準備のため、皿山で一台デポ。
トンネル手前の三叉路で身支度を終え、左の泥壁を登り始めた。7時45分。

稜線には古い路があり、割と歩き易い。
本日コースの最高峰神六山(447m)で、県境ではないが昼食となった。
M社長持参のビールが旨い。
後半、ウラジロの海を泳いだりして藪には随分と馴れたので、
中は愉しみながら無事東峠着。17時10分。

タクシーで皿山駐車場へ行き、M社長奢りのビールで乾杯。
一日の山行を終了した。

 

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