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1992年版九州百名山㏌よっちゃん88座目京丈山

ピークハントと沢登り

九州百名山の踏破を目指したピークハントと内大臣川西内谷遡行での踏破と二度登っています。 

山と渓谷社 九州百名山 京丈山冒頭で「脊梁山地上の国見岳から西に延びる稜線の一角にある京丈山は、熊本平野から眺めると美しい山頂がよく目立つ。南面は伐採や植林が進み、稜線と西内谷源流一帯にわずかに残る自然は、新緑と紅葉時の樹林がすばらしく、五月下旬には山頂北斜面の登山道にかけて、カタクリの花が咲き乱れる。・・・」と紹介しています。
Noは山行ナンバーで1969年9月23日からの通し番号です。

 一回目ワナバ谷からのピークハント

No934京丈山 平成21年7月19~20日 2名
20日雨 登山口7:10→二股8:10→水場8:40→林道8:50→国見岳分岐9:30→10:00京丈山1473m10:20→分岐10:45→二股11:30→12:20登山口
九州百名山の踏破を目指し梅雨明け前の小雨に濡れながらの山行でした。

19日ワナバ登山口の空地に幕営して雨の中出発しました。

谷沿いは随分と荒れています。

主稜線まで登って来ました。右は国見岳方面です。

山頂が近くなると石灰岩が目立ちます。

ずぶ濡れで山頂に立ちました。

二回目内大臣西内谷右俣遡行からの山頂

No1106内大臣西の内右俣(京丈山) 平成26年7月20∼21日 6名
20日佐世保4:30⇒御船IC⇒内大臣橋⇒目丸山青石登山口8:55→馬子岳第1コル10:30→林道合流11:50(入渓)→15:30幕営地
21日出発7:00→二股7:35(右谷へ)→二股8:25(左へ)→縦走路9:00(空身)→京丈山9:45→デポ地10:10→P1375m10:40→千間林道→縦走路12:10→目丸山13:30→稜線分岐13:45→14:50登山口⇒佐用の湯⇒佐世保

終わってみれば沢登りの爽快さより、しんどかった目丸山縦走が強く印象に残った山行でした。
西内谷は内大臣川の林業事業所跡地付近の出合から取付き全コースを登ることになるのですが、林道が伸び上半部のみを遡行するケースも多くなっており、今回はこの案を採用しました。上流部の遡行として目丸山登山口から山越えして取付くことにしました
平均62.5歳の6人メンバーで臨んだ沢登りでしたが、難易度は高くないと踏んで「原生林の渓谷を楽しめる。」とのイメージで実行しました。 
朝も早く登山口までは早く到着しました。

内大臣橋から青石集落を経て登山口までは、標高差900mを一気に上がる急坂です。こんな所に高校がある。民家も予想以上に多い。しかし、限界集落との言葉が気になる環境でした。
 共同装備を手分けして先ずは馬子岳と目丸山の分岐を目指します。登山道はしっかりしています。

目丸山はカタクリの花が有名で山都町の町花になっています。4月のシーズンは、この登山口から大勢の登山者が押し掛けるのでしょう。

カタクリの花、2021年4月目丸山撮影

分岐を過ぎ馬子岳方面に向かうと道も細くなる。コルから西内谷目指して下降します。登山口から標高差300mを登りと同じくらい下ることになります。沢筋を下るのですが3段の空滝が現れたりし、苦労して下りました。

林道に見込みどおり辿り着きました。やはり林道は荒れています。内大臣川方面から車では来れないと予想できました。入渓地まで3時間で到着です。

ここから下流部が核心部ですが、上流部も原生林に包まれた自然一杯の渓流美が展開しました。

釜、トロ、ナメと続きます。滝も2∼3mで困難なものはなく、思い思いに遡行を続けました。

女性群はなかなか水に入ろうとしません。沢登りだから水を楽しんでと助言しながら先を急ぎます。

朝も早く、荷も重い。沢初心者も居り、そろそろ打ち切りと15時半に適当な場所で幕営としました。

缶ビール一人二本、ワイン1升、焼酎五合の飲み物に、ベーコン、ボンカレーの夕食です。火付けに苦労しながらも、酔いが廻る頃は赤々と炎も昇り会話も弾んできました。

21日朝、目覚めのコーヒーを頂きラーメンの朝食です。二日酔い気味の一人を除いて一応元気です。周りはイノシシ徘徊の痕跡が見られます。深夜には、遊び廻ったようでした。7時出発。

ここに大きな二股があり、左南東に進むと京丈山を大きく東に外れるので慎重に地図確認して右南西の谷に進みます。

全く藪を漕ぐこともなく、バイケソウ?の斜面を詰めて縦走路に飛び出しました。空身で京丈山を往復しました。

さあ、後は楽勝と皆が思っただろう。空身で京丈山を往復したまでは良かったのですが、重荷がずっしりと堪えてきます。縦走路はテープと地図とを睨めっこしながら進みます。P1375mまでは露岩が多い細い稜線が続きました。

千間林道に出ると稜線歩きをカットでき助かりました。

再び稜線に戻る頃は、皆さんバテバテでした。
ここからが頑張り所で標高差約100mを樹を掴みフィックスロープを頼りに登る急登が残っていました。

目丸山に着き、安堵な気持ちが出て来ました。山頂一帯はカタクリを守るためのトラロープが張ってあります。

後は下るだけ1時間20分で無事、車に戻りました。 

拝読いただきありがとうございます。
次回は89座目鬼ノ目山を投稿予定です。
また開いていただければ幸いです。





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