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No1586三年振り野北での岩登り

野北は福岡県糸島半島の海岸線に位置する岩登りのゲレンデです。
福岡の岳人が開拓した初中級者向けのゲレンデです。
最初に訪ねたのは43年前の昭和56年でした。
九州大学山岳部の創設者の一人だった松村先生の案内で出掛けました。
32歳の時です。
2023年12月7日に投稿しています。

以来、昭和の時代は5回訪ねています。
平成になると縁遠くなり同29年に一度切りです。
時代は令和に変わり歳も古希を過ぎて、
懐かしさもあり3年前に出掛けました。
そして今回は7度目の野北でした。
もうリードする元気はありませんが、
引っ張ってくれるならと同行しました。

今回は秋に谷川岳一の倉沢のクラッシックルート南稜を計画しているF君の発案でした。
谷川岳がホームグラウンドだった彼が、
させぼ山酔倶楽部の若手N君に経験させるための計画で、
初見の岩場で頑張ってもらおうと野北まで来ました。

令和6年7月7日 させぼ山酔俱楽部5名

佐世保6:00⇒志摩野北7:30→8:00岩場(懸垂滑降)→下部取付点8:30(凹角・左方カンテ)→懸垂下降点12:30→志摩野北13:10⇒14:30佐世保

意外と早く志摩野北に着きました。
ガードレールを越えて海岸線にくだります。
かなり急な下りでトラロープ等張ってあり助かります。

岩登り経験者が少ないさせぼ山酔倶楽部、
初心者への伝達講習もままならず、
今回は経験者に限った山行になりました。

経験者と言っても75歳二人に70歳一人と、先が見えて来た面々です。
若手のN君も50歳近くですが、倶楽部の将来がかかっています。
妙なプレッシャを掛ける70代組です。
先ず懸垂下降で海岸に降ります。
ロープセッティングもN君とT女史に任せます。

75歳K女史も慣れない懸垂下降に戸惑い気味です。
期待のN君。30mの懸垂です。
谷川岳に精通していたF君。

佐世保6時出発は正解でした。
岩場にはまだ陽も射さず、この日は風もあり快適です。
海岸に降り立ち先ずは凹角ルートを登ります。
N君にトップを任せます。
彼は、比叡1峰南面スラブのスーパールートもトップ経験しており、
ここでも自信を持たせようと70歳F君の指示でした。
もう私は賞味期限を過ぎていますが、
彼も谷川岳一ノ倉が最後と思っているようです。

凹角ルートをトップで登るN君
セカンドで登るT女史

二本目はノルマル(左方カンテ)ルートを登ります。
今日は全てをN君に任せます。

T女史
トップ引くN君
K女史

陽も高くなり岩場にも指すようになりました。
風強く、暑くはありません。

あと10m程で終了(懸垂下降点)です。
終了点より撮影
二本ともトップはN君に任せ満足な二人です。

今日から梅雨らしく雨模様が続く。
初心者向けの沢登りを企画しようと話にはなっているが、どうなるかな?







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