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山登り人生VOL366春山合宿後立山唐松岳~五竜岳

1969年9月23日から記録を執り始めた山日記をブログで振り返っています。ブログは2021年9月1日から始め2年10カ月、
このシリーズ「山登り人生」は一年経ちました。

40歳頃の山登りです。奥様はパート勤め、長女は高校進学、長男は中2年、次男は小4年生です。

平成元年度は山行回数15回、延べ日数38日と
前年度比9回・15日と大きく減りました。
職場異動が大きく影響したようです。
3月には6月のマッキンレー遠征を辞退し、
平成元年度最初の山行は5月の春山となりました。

No488春山合宿(唐松岳~五竜岳)

平成元年5月2∼7日 K君、Iと私
2日佐世保20:20⇒武雄IC⇒
3日吹田5:15⇒中央道分岐11:45⇒松本14:25⇒豊科IC16:00⇒17:30白馬
4日ケーブル駅7:15→7:50リフト上の駅→7:55八方池山荘8:30→
  ケルン9:00→13:20唐松山荘前幕営16:15→16:35唐松岳16:50→17:05テント

5日出発6:30→最低鞍部7:40→9:15五竜山荘9:35→五竜岳10:30→
  11:00五竜山荘11:30(ラーメン)→遠見尾根→15:15テレキャビン駅
  ⇒八方尾根登山口民宿5,500円
6日出発8:30⇒滑川IC13:30⇒北陸道
7日⇒7:30佐世保   費用45,000円

マッキンレー遠征を断念したK君と私、4月に旅券を取得しており、
先ず韓国雪岳山を計画したが5月連休の航空券確保は無理だった。
折角の旅券は使えそうにない。
国内に転じて大台ヶ原などいろいろ案はでたが
後立山唐松岳五竜岳で落ち着いた。

五竜岳を望む

メンバーも一時は5名となったが、
出発が近くなると3名となりマイカーで出発することになった。

3日曇り。
4度目の長距離ドライブで所要時間の予想は立てていたが、
民族大移動のピークにバッチリ符号したので、
渋滞の連続で白馬の登山口まで丸一日かかってしまった。

渋滞区間は、
名神大阪~大津間、中央道分岐手前の羽島~小牧間、中津川と酷かった。
長野道も豊科ICまで行ったのが不運の始まりで
僅か数キロを2時間近くもかかってしまった。
一般道に下りても混んでおり、
予定より随分と遅く登山口の白馬に到着した。
初めての後立山北部の山域である。
駐車場に幕営したが、夕食準備で危うくテントを燃やすところであった。
ガソリンコンロはこれ以来使わなくなった。

ガソリンコンロ「ホエーブス」

4日晴れ。
始発のリフトで八方尾根に向う。山岳スキーヤーが目立つ。

白馬三山を眺めながらリフト移動

雪も多い。人のバテ具合を気にしていたら、こちらもバテバテで唐松山荘横のテン場に到着する。

まだまだ先です。
バックは五竜岳
振り返ると白馬山麓が確認できます。
不帰ノ剣を見上げながら登ります。
右手天狗の頭からの大下り

テントを張り3時間程休んで元気を取り戻し山頂を往復します。 

5日高曇り。
調子はもう一つである。唐松山荘から五竜山荘に縦走する。

五竜岳を見ながら縦走
五竜山荘近くから見る五竜の斜面

五竜山荘から見る五竜岳はドッシリと迫力があった。
プリズムで先行パーティーのトレースを追う。
山頂手前が急斜面だ。Iと二人空身で登る。

剣岳が一段と迫ってくると五竜岳山頂に立った。

立山・剣岳を望む。

剣岳はいつ見ても素晴らしい。私にとって原点の山だ。
久し振りの雪山はさすがに良い。
鹿島槍ヶ岳は間近にあるが、途中には八峰キレットがあり、
見た目以上に時間はかかるだろう。

鹿島槍ヶ岳を望む

五竜山荘~五竜岳間はトラバース箇所多く、雪が腐る前にと早々に山頂を後に山荘に戻った。

山荘で腹ごしらえした後、遠見尾根を下る。
これが長い尾根で嫌になる。

左に昨日登った八方尾根、
右にはカクネ里をいだいた鹿島槍ヶ岳北壁が望まれる。
この展望が唯一の救いである。

鹿島槍ヶ岳北壁を望む

最後はスキーヤーが爽快に滑降するゲレンデを
登山靴で穴を開けながらテレキャビンの駅に辿り着いた。
今日もバテバテ。
車利用で安上りという気のゆるみか民宿泊りに落ち着いた。

遠見尾根

 6日帰りはさすがに疲れる。
2箇所で仮眠を取りながら、高速道路で約18時間の旅路であった。

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