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日本百名山㏌よっちゃん74座目空木岳、75座目常念岳

No819空木岳・常念岳・高妻山 平成17年8月8~14日 2名
空木岳、常念岳ともこの山行一度だけです。常念小屋には13年前の春山で、燕岳~大天井岳と縦走した際に来ていますが常念岳は眺めるだけで終わっていました。

全体行程

8/08 佐世保 
8/09 駒ヶ根→空木平避難小屋泊まり
8/10 空木岳登山⇒三股登山口
8/11 常念岳登山→前常念岳避難小屋泊まり
8/12 前常念岳下山→三股登山口⇒戸隠キャンプ場
8/13 高妻山登山⇒直江津(長距離フェリー)
8/14 博多港⇒佐世保

 

74座目空木岳

新潮文庫 日本百名山 深田久弥著 75空木岳(2864米)冒頭に「中央アルプスの北半分に主峰駒ヶ岳があって、多くの登山者で賑わうが、南半分を訪ねる人はぐっと少なくなる。その南半分の最高が空木岳である。登山者というロマンティストは美しい山の名に惹かれる。心の中に、まだ訪れたことのない、しかしその美しい名前だけは深く刻みこまれている、幾つかの山を持っているものだ。
私にとって、空木岳はその一つであった。空木、空木、何というひびきのよい優しい名前だろう。もし私が詩人であったなら、空木という美しい韻を畳み入れて、この山に献じる詩を作りたいところだ。
空木はおそらく植物のウツギから来たのだろう。三千米に近い頂上には、もちろんそんな落葉灌木はない。山の上部がまだ雪で輝いている頃、山麓ではすでにウツギの花ざかりである。その景色から来た名前かもしれない。・・・」と記しています。

 8月9日 登山口5:50→三本木地蔵6:40→鷹撃ち場7:40→尻無9:20→13:00空木平避難小屋(夜より雨)
8月10日 朝から大雨と風強し、待機。空木平11:00→空木岳11:50→12:00駒峰ヒュッテ12:15→避難小屋12:50→17:00登山口⇒常念岳登山口 

鷹撃ち場の水場

13時避難小屋到着しましたが、夜走りの疲れもありここまでとし小屋でゆっくり休みました。

空木平の避難小屋

10日朝の大雨もあがり空木山頂に立ちました。

山頂下には駒峰ヒュッテも見えます。右上には避難小屋も。ヒュッテで休み、避難小屋で大休憩して下山し、次なる常念岳に向け松本市に移動です。

75座目常念岳 

新潮文庫 日本百名山 深田久弥著 56常念岳(2857米)前段に『・・・それはわが友人だけではない。六十年も前にウェストンが言っている。「松本附近から仰ぐすべての峰の中で、常念岳の優雅な三角形ほど、見る者に印象を与えるものはない」と。ウェストンもやはりその美しい金字塔に惹かれて登ったのだろう。彼が頂上に立ったのは明治二十七年(1894年)の夏だった。金字塔と呼ばれるにふさわしい山はわが国に幾つも数えられるが、その最も代表的な一つとして常念岳が挙げられよう。ウェストンはその頂上に小さなケルンを見つけた。彼より以前にもう熊やカモシカを追う猟師たちが登っていたのである。・・・』と記しています。 

8月11日三股駐車場7:00→三股登山口7:30→13:00前常念避難小屋14:00→14:50常念岳(ガスで視界不良)15:10→15:50避難小屋(夜より雨・雷)
8月12日(相変わらず雨)出発7:15→(小雨~晴れ)→10:30三股登山口→10:50駐車場⇒戸隠キャンプ場  

前常念岳への登りはシゴかれました。標高2171mまでは激登り、その後は変化のある尾根登りで猿に出合ったりしながら小屋入りしました。明日の天気が心配で大休憩のあと山頂を目指しました。

主稜線まで登って来ました。山頂は直ぐです。

槍ヶ岳から穂高連峰の大展望は残念ながら見ることができませんでした。

夜になると雨も降り出し雷も鳴って、雨漏りもあり良く眠れませんでした。翌12日は朝になっても雨は止まず雨の中を下りました。雲の下になったのか小雨となり日差しも射してきて3時間程で三股登山口に下りました。

読んでいただきありがとうございます。
次回は、この山行での76座目高妻山を投稿予定で日本百名山最終の投稿になります。

100座目から遡り77座目までは昨年10月22日から12月16日までの間に投稿し、同19日から1座目をスタートしていました。




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