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日本百名山inよっちゃん38座目丹沢山

『「私が百名山の一つに丹沢山(丹沢山というのは山塊中の一峰である)を取りあげたのは、個々の峰でなく、全体としての立派さからである」と深田久弥がいうように、丹沢山塊は最高峰の蛭ガ岳をはじめ塔ノ岳、桧洞丸などの山々が連なり、中津川や玄倉川などの本流が深く入り込んで起伏に富んでいる。また、深い樹林や明るいササ原などの変化もあり、四季を通じて多くの登山者が訪れる。・・・』と山と渓谷社ガイドブックに紹介されています。

タイトル写真はネットよりお借りしました。こんな景色は見れませんでした。

No593丹沢山縦走~大菩薩嶺  平成6年8月6∼8日
6日 渋沢⇒(バス)⇒大倉12:00→15:40塔の岳尊佛山荘 1泊2食5,000円
7日 出発5:20→丹沢山6:15→蛭ガ岳7:45→11:10東野11:27⇒バス⇒12:15藤野12:41⇒JR⇒塩山⇒タクシー⇒上日川峠→大菩薩峠介山荘 1泊2食6,000円
8日 大菩薩嶺登山

丹沢 秦野20万

8月6日(晴れ)塔の岳1,490.9mへ
深田久弥の日本百名山のテレビ放送が始まって以来、百名山への思いが強まった。まだ60座以上登っていない山がある。年に3∼4座登るとして15年を要することになる。60歳までの目標に手頃な感じがする。(※62歳で100座踏破しました。)
 こんな思いの日々に上京する機会があり、この二つの山系に足を運ぶことが出来ました。佐世保市南部は8月1日から第一次制限給水が始まり、今回の山行中には第二次制限が始まるという。梅雨は3週間以上も早く明け晴天続きです。丹沢山系も同じ状況でした。小田原で新幹線を降り小田急で渋沢へ。うだるような暑さです。

丹沢図

 私が登る大倉尾根は通称「バカ尾根」と言われています。登山口出発は丁度正午、暑い盛りの山登りとなりました。ザックの中身は出張帰りの衣服と靴まで入っています。小屋泊まりにしては大きめです。風はなく湿度は高い。熱気ムンムンの車道を暫く登ると、高度差1,200mの尾根登りが始まります。この尾根には茶屋が多く標高460m観音茶屋、610m見晴茶屋、850m駒止茶屋、950m堀山の家、1,300m花立山荘とあり、最後が1,490.9m塔の岳尊佛山荘となります。

 駒止茶屋まで1時間半、寝不足とこの暑さで身体は重く、すでに下着までビッショリ濡れています。バテバテで階段道を登ると花立山荘が急に現れました。各茶屋で「氷」の暖簾が気になっていましたがここで注文しました。一杯400円、冷たさが喉を潤し頭を冷やして生き返る思いでした。

眺めも良くなるところですが、モヤがかかって利きません。この後は比較的楽な登りとなり、40分で塔の岳山頂に辿り着きました。夕方になって丹沢山系全体が眺められるようになりました。北側に明日縦走する丹沢山から蛭ガ岳が望まれました。

38丹沢 (8)

下の写真、明日縦走する丹沢山から蛭ガ岳かはハッキリしませんが添付しました。

38丹沢 (2)

「展望は雄大で東京都心から房総半島、大島、東側には富士山が、その右の南アルプス、八が岳らが連なって見える。」とのことですが、今日は残念ですが霞んで見えません。陽が落ちた後も富士山は姿を現しませんでした。

38丹沢 (1)

8月7日(晴れ)丹沢縦走~大菩薩へ
小屋の食事が早く早朝の丹沢を快適に縦走し下山した東野で午前中のバスに間に合い、予想外に大菩薩峠介山荘まで入れたラッキーな日になりました。昨夜は遠来の私に山荘の方がサインをしてくれ山々の案内もして頂きました。印象を良くした尊佛山荘でした。

丹沢北部20万

この日の縦走は、日高1,461m、竜ケ馬場1,504m、丹沢山1,567m一等三角点、不動ノ峰1,614m、この山系最高峰の蛭ガ岳が1,672.7mと大きな登り下りもなく良く整備され歩きやすく、背の低いササの原にブナ林などの自然林が素晴らしコースでした。

38丹沢 (3)

38丹沢 (7)

冷たい朝露が足を濡らし気持ちが良い。小鳥達の囀りと共に鹿の群れが時折姿を現します。4∼5頭の群れに5回出会ったでしょうか。写真は塔の岳山頂だったかな?最近は九州各地での鹿害が気になっています。

38丹沢 (6)

左手眼下に見える玄倉川の上流は、随分と山奥まで川原が進行して白い地肌をさらけ出しています。蛭ケ岳までの間に何度も富士に目をやりますが、モヤでついに見えませんでした。せっかく富士山展望コースを歩いているのに残念ですが、この丹沢の自然には十分に満足です。

38丹沢 (5)

38丹沢 (4)

 蛭ガ岳からは高度を徐々に下げます。カラマツ林が美しい樹相を見せている姫次まで下りました。ここで東海自然歩道と合流しました。自然歩道とは直ぐ別れて東野に一気に下りました。膝が笑い出しそうになる急斜面を約1時間で林道に出ると忘れていた強い日差しが戻って来ました。今日も上から下までビッショリと濡れました。

東野からはバスで藤野に出てJRで塩山へ移動して大菩薩峠を目指しました。

次回は、この続き39座目大菩薩嶺を投稿します。

拝読ありがとうございます。感謝、感謝です。



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