別府野湯三大秘湯を訪ねて
今夏、泉源数・湧出量とも日本一の別府を訪ねた。九州での山登りの良さは登山後の温泉で汗を流すことにあるが、今回はその逆の発想だった。
山登りがない計画では山友を誘えないので扇山や鶴見岳を組み込んだが、狙いは三大秘湯巡りだった。
扇山登山を済ませ、先ずは「へびん湯」に向かった。
降り口での立て看板が気になるが歩いて直ぐに到着する。樹々に囲まれた山の中。鳥の鳴き声や川のせせらぎを聴きながら岩風呂を楽しんだ。
川に沿うかたちで四つの岩風呂がある。無色透明の温泉。無料、24時間利用できる。混浴。この時もご夫婦か?入っておられた。我々の中にも女性一人、専用の水着タオルを持参された。
手作り脱衣所(男女別)もあった。
二湯目、鍋山の湯に移動する。
鍋山湯源郷の門まで車で入る。ここまでかなりハードな林道だ。四駆車がいい。今夜はここに泊まることにしてテントを張って早速湯に向かう。
かなり熱いので水で調整する。白濁しており温泉らしい温泉である。別府の市街地も見え一番景色が良い。24時間利用、無料、混浴だ。泉源では温泉卵を作れるよう網が置いてあった。
一旦テントに戻り夕食を済ませ、夜、再度入りに来る。
翌日一旦別府温泉を離れ鶴見岳登山を済ませる。下山後、再び戻って三湯目「鶴の湯」に向かった。
一番お薦めの「鶴の湯」だ。
利用者も一番多いようで女性に入浴はかなり勇気がいるのか。個性の強い酸性硫黄泉、泉源100%で40~46度の適温。薄いブルーのお湯。男女別の脱衣所あり。24時間利用でき無料。地域の方の手で良く管理されているようだ。
駐車場はなく道端に停めて歩いて行く。
いいお湯でした。初めての扇山は別府の裏山の感じでした。