見出し画像

1992年版九州百名山㏌よっちゃん五家荘の山々①

九州百名山の大金峰、烏帽子岳、白鳥山を目指した山旅です。8月の宮崎の山旅から本格的に目指しはじめ、未踏の山は33座となっていました。
Noは山行ナンバーで1969年9月23日からの通し番号です。

全体行程


No907 大金峰~烏帽子岳~白鳥山 平成20年9月13∼15日 4名
今回も月見山行がいとも簡単に企画倒れになりました。間髪を入れず五家荘の山を提案し実行した山旅です。大金峰・烏帽子岳はこの山行のみの登山となっています。 
 
15日(曇り)二本杉峠先6:35→林道ウロウロ→登山口再出発7:30→ロボット雨量計→水梨集落分岐→大金峰(おおがねみね) 8:45→登山口駐車場9:35⇒樅木⇒峰越峠(県境)10:45→露岩(展望よし)11:40→烏帽子岳13:30→15:25峰越峠(幕営)
 
16日(雨)白鳥山登山⇒樅木⇒二本杉⇒佐俣の湯(美里町)

 

67座目大金峰1396m

山と渓谷社 九州百名山 大金峰冒頭の紹介は、「九州脊梁山地の盟主国見岳から北西に延びる稜線は、雁俣山の南部に二本杉峠を隔てて、大金峰~小金峰の稜線を起こす。熊本平野から望む大金峰は、雁俣山と白山の間に端正な三角形を横たえている。・・・」と記しています。

大金峰は、散歩道の感じの山でした。二本杉から大金峰、小金峰と続く自然歩道は、先人達、平家の落人、西郷隆盛たちが通った道かなと勝手に想像しながら歩きました。

登山口。この手前で林道に入り込んでしまった。

この山で注意するのは登山口の駐車場から伸びる林道らしき道には入らないことです。自然に足はそちらに進むのですが、それは間違いです。一度、二度と引き返して駐車場に戻って正しいルートを見つけました。入口が土砂崩れで分かりづらかったのです。迷った時間が1時間、登りの時間が1時間の山行でした。しかし、気になるのが一緒に間違った単独者が結局、林道から戻らず大金峰往復でも会いませんでした。駐車場に車はあるし、その単独者はいないし大丈夫かなと心配になりました。 

68座目烏帽子岳(脊梁) 1692m


 山と渓谷社 九州百名山 烏帽子岳冒頭の紹介は、「自然林やツクシシャクナゲの群落、烏帽子岩からの展望など、数多くの魅力がある。登山道の整備が遅れたために、山頂までの登路が長かったが、現在では、杣道を利用した登路の開設で、容易に山頂に立てる。・・・」と記しています。

大金峰登山のあと県境峠(峰越峠)に移動し11時前に到着しました。

曇り雨の予報もはずれ、時刻もまだ早いので白鳥山は明日にして烏帽子岳に登ることにしました。これが幸いし翌日は終日雨でした。
霧立越の自然を楽しみました。ブナの巨木やヒメシャラが目立ちます。

時折、椎葉の山郷が望まれます。こんな山中で生活している方がいるなと感心します。つい数日前に川辺川のダム建設中止との熊本県知事の決断が示されました。清流を残す自然保護、環境保全の流れでの判断だったようです。42年間の賛成反対の人々の葛藤。今後、五木村はどうなるのか。五家荘への影響は計りしれないであろうと思いながらの尾根歩きでした。登ったり下ったりの尾根道を、何度か騙されて烏帽子山頂に到着しました。シャクナゲが目立つ山頂でした。

 次回は、この続き五家荘の山々② 69座目白鳥山を投稿予定です。 








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?