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日本百名山㏌よっちゃん14座目八ケ岳

これまでに3回登っています。38年前が最初です。写真はなく記録文のみとなっています。後2回は冬山で60代後半での山行でしんどい八ケ岳でした。Noは山行ナンバーです。1969年9月23日からの通し番号です。

1回目No385八ケ岳 1984(昭和59)年10月 単独            

35歳時の記録です。                         19日 仕事の飲み会を抜けて寝台特急「あかつき」に乗車。
20日 昼から八王子での日本山岳協会海外委員会総会に出席。         21日 昼までの総会を抜け出し八ケ岳に向う。                    
   八王子⇒小淵沢⇒松原湖駅⇒バス⇒稲子湯16:00→17:10みどり池(幕営)
22日 出発6:20→本沢温泉→夏沢峠9:00→硫黄石室→横岳→赤岳12:50→中岳→行者小屋14:00→美濃戸口16:10⇒茅野⇒塩尻
23日 佐世保 

1地図


総会を抜け出し、順調に乗り継いでみどり池のキャンプ場まで入山できた。国鉄沿線は紅葉の真っ盛り、山は少し過ぎており山頂部は雪を被っている。テントを張る手が冷たい。この秋一番の冷え込み。ローソクで暖を取る。寝袋を持参しなかったので一晩眠れなかった。              22日朝を迎えホットする。本沢温泉周辺のカラマツ林は黄葉が素晴らしい。夏沢峠からは積雪もあり、雪の上を歩く。稜線から眺める東西高原の紅葉は絨毯を敷き詰めたようで素晴らしい。赤岳山頂に立つ最高だ。下って行者小屋から眺めた硫黄岳~横岳~赤岳のパノラマは、離れがたいほどの素晴らしさだった。
 塩尻の町で夜行列車に乗ることにしたが、塩尻の町は何もなく松本まで出るべきだったかと悔やんだ。23日13時過ぎに帰宅する。

2回目No1070八ケ岳 平成26年12月~1月 2名

30年振りの八ケ岳です。タイトル写真は帰路、諏訪SAからの南八ケ岳の展望です。3日下山した日は絶好の登山日和となりました。雪煙も確認できないし1日早かったらなと残念至極であります。山ではピークを踏めなかたが、この展望に満足し帰路に着きました。

12/30佐世保⇒中央道⇒
12/31諏訪SA⇒諏訪南IC⇒美濃戸口9:30→美濃戸山荘11:30→15:30行者小屋BC

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01/01BC6:40 →地蔵尾根→地蔵の頭→8:40展望荘9:40(赤岳断念引返す)→10:40BC(停滞)

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01/02BC→赤岳山荘往復→BC(停滞)

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01/03BC7:20→美濃戸山荘9:20→10:00美濃戸口(入浴)11:30⇒諏訪南IC⇒ 諏訪SA(展望最高)⇒中央道⇒01/04佐世保7:00

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この年末年始は、日本全国大荒れであったし出発前からの予報も厳しかった。出発直前まで八ケ岳の予報を確認し、標高2,000m、3,000m地点の様子を睨めっこしていました。予報は31日雪(登山不適)、1日晴後曇り(同適)、2日晴れ強風(同不適)、3日晴れ(同やや適)でした。期待できるのは1日のみで登頂のささやかな期待を持ちながらの実行でした。
 結果は1日地蔵尾根から展望荘までの登頂です。展望荘から赤岳へはトレースもなくラッセルとなり、既に展望なく強風で2時間後に積雲が襲うとのアドバイスで断念しました。                        次は冷凍庫のようなテント内生活です。テントマットを車に忘れた大失態で、ガスコンロに火を点けても内部は暖まるどころか吐く息で氷結する寒さで、カートリッジ6個を使い果たしました。

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                                  満足したのは行者小屋や赤岳山荘からの稜線や大同心、小同心の氷結した眺めでした。登山行動は計画の半分にも及びませんでしたが。

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 今回感じたことは年齢です。少ないメンバーの入山で1人当たり装備量も増え、ベースの行者小屋までにかなりの体力を消耗しました。また極端な近視の私はゴーグルが利用できず目周辺の肌が露出して2日予報の風速30mでは行動はできないと思いました。台風並みの風速で当日午前は快晴ながらも雪煙が大きく流れています。行動しているパーティーが心配になりました。

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1日地蔵尾根を登る際に、谷を挟んだ西側側壁からコールがかかり救助要請を受けました。長野県警に連絡してくれとの要請です。展望荘でこの旨伝えると既に把握されて対応に追われていました。
2日午後からの雪は音もなく深々と降り積もり3日朝の下山を心配しましたが、風がなかった分トレースらしき跡は確認できたので埋まり込むことなく下山できました。下界は青空が広がり山を離れる頃には素晴らしい天気となりました。 総走行距離2,150km 一人当たり費用40,000円   

3回目No1244赤岳・阿弥陀岳 平成31年1月 3名

私は4年前に赤岳天望荘で敗退しています。そのリベンジです。本来この合宿は北岳リベンジでありましたがメンバー交代で年明け出発の八ケ岳になったのです。赤岳山頂に立ちリベンジはできましたが、70歳目前の年齢を痛切に感じた山行でした。

地図 (2)


1日佐世保18:00⇒                          2日中央道諏訪南IC7:00⇒タイヤチェーン装着⇒美濃戸口7:30駐車料1泊1,000円  出発8:30→美濃戸山荘9:40→13:40行者小屋天場BC             恵那山SA付近から雪となり、途中伊那谷は降らなかったが谷を抜け諏訪に入ると再び本降りの雪となりました。諏訪SAで車体が滑りヒヤットとします。諏訪南ICを降りるとタイヤチェーンを装着しました。一面の銀世界です。

6 美濃戸口へ (1)
予定より早く美濃戸口に到着した。荷はずっしりと重い。美濃戸山荘まではショートカットの山路もあるが概ね車道を歩く。四輪ともタイヤチェーンを装着したランドクルーザーなどの四輪駆動車が登って行く。美濃戸山荘に到着すると撮影クルーが打ち合わせしている。

10 美濃戸口山荘へ

22 美濃戸口山荘 (3)

南沢に入り行者小屋を目指します。4年前と違ってトレースはしっかり固まっています。歩き易いはずですが身体が動きません。疲れ果てて行者小屋に到着しました。1人1泊1,000円の幕営料を支払います。水は流れているので利用可。トイレも利用可です。マイナス9℃。この気温は暖かい方でした。 

1 23日の行者小屋前

缶ビール15本、日本酒2ℓ1箱、焼酎1.8ℓ1箱、おでん・ハム・ベーコン等と食事と飲み物は豪勢です。全て飲まないとまた担いで下ることになるぞっと、時間を掛けじっくりとノミニケーションでした。しかし寝ないでの夜走りにハードなボッカと20時には寝てしまいました。
3日出発7:30→地蔵尾根→9:20赤岳天望荘10:00→赤岳山頂10:50→文三郎分岐11:30→中岳→阿弥陀岳→13:20BC(私は文三郎尾根下山12:35BC)      朝はマイナス16℃。寝ている時テント内をダイヤモンドダストのような空気の流れがありました。マイナス20℃は下っています。テント内の飲み物は全て氷結しています。
今朝はそう早くなくていいとの指示でしたが、普通に起きてしまいます。小屋人の話だと今年は雪が少ないとか。天気図は冬型天気で八ケ岳は安定しているとアドバイスを受け完全装備で出発しました。

60 地蔵尾根登り (1)

62 地蔵尾根登り

風はやはり強い。地蔵尾根は標高差400m程で急峻な尾根です。上部は梯子や鎖場が続く。雪に隠れていないので少ないのかと思います。4年前この付近で遭難者の救助コールが聞こえました。稜線2,710mに出ると一段と風が強くなり、今回もやばいかと赤岳天望荘に入りました。

70 天望荘入口

アイゼンを外し休憩します。小屋での登山者は順次出発します。なかなか腰が上がらないがリーダーの指示で出発となりました。風が落ち着いたのか吹き飛ばされそうな強風ではありません。厳しいルートが続くとガイドブックには案内されていますが、特に緊張することもなく赤岳山頂に立てました。途中コンティニュアンスで下って来る3人パーティもあり、ここでロープが必要なパーティーは初心者かなと思いました。ガイドを雇っての登山かもしれません。赤岳には1984年秋35年前に立っていますが、その記憶はなくまして冬の赤岳リベンジが成功して満足の山頂でした。口鬚は終始凍っていました。

80 山頂小屋より (2)

83 山頂 編集

86 赤岳西側からの赤岳山頂
西面のルンゼを慎重に下る。ここも強風だとシバレル場所だ。リーダーに申し出て文三郎尾根を下らせてとお願いした。天気も安定しルートも目視できる。登山者も適当に配置されており、OKを頂いた。文三郎尾根を写真を撮りながらゆっくり下った。雪が多いとトラバースも雪崩が気になる場所だが、全くその危険はなくトラバース後の急峻な下りも梯子や鎖、階段も一部は顔を出していた。

92 文三郎尾根下部 (5)

BCに戻りぐったりとする。2人は2~3時間後かなと思ったら1時間後には戻って来ました。隊を別けたので全員揃いホットします。リーダーが1人阿弥陀岳山頂に立ちました。

2019.01.03_124052_阿弥陀岳山頂

2019.01.03_130510_中岳道の降り


4日出発8:35→11:50美濃戸口12:20⇒14:00駒ヶ根山の店19:00⇒
BCを後にし、美濃戸山荘からの下りは地面が見えている車道もありますが、氷結はしており時折滑りながら美濃戸口に戻りました。帰り立ち寄った駒ヶ根「山の店」では帰国中の在〇〇日本大使館の特命全権大使I氏(天皇陛下から拝命:世界で一番貧しい国にようだ。)や動物写真家M氏(私と同年齢)らの交流会に参加した形となり、新たな刺激を受け帰路に着きました。体力の限界を感じながらも夢は見続けよう。

2019.01.03_131616_大同心と小同心

山の店でのスナップ写真

2019.01.04_154121_山の店にて 編集

5日 7:00佐世保帰着              参加費一人37,000円

次は15座目富士山です。2022年1月計画がありますが・・・・(涙)

 


 





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