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山登り人生vol7山岳会入会初登山

20歳、氷壁訓練と新人歓迎
No6 経ケ岳 昭和45年1月17~18日
16日山岳会例会に出席し即入会。次の日には多良山系八丁谷左俣ルンゼでの氷壁訓練が行われ参加し、新人歓迎の場ともなり私は経ガ岳~金泉寺組となった。

以下、千々和氏の報告です。(地図は別)

17日、昨日の新年会で黒髪山行が多良に変更される。
前田、大坪、千々和が先行。
黒木バス停野村商店前から雪でチェーンを着ける。
八丁杉営林署小屋裏に二張テントを張る。19時過ぎ全員到着。夜の冷え込みが厳しく、火を焚いて暖をとる。Cハム勤務の藤戸がマトンを忘れ、皆から恨まれる。
18日、昨晩は寒くて皆良く眠れなかったようだ。朝はなにもかもカチカチに凍っていた。起床5時、新人3人いるので隊を分ける。
八丁谷左俣ルンゼ~金泉寺組 CL前田、田中、吉村、野口、藤戸、椎葉

2019年7月の左俣ルンゼ。54年前は氷結するルンゼだったが、ここ20年程は殆んど氷結しない。

経ケ岳~金泉寺組 千々和、大坪、山下、澤と私
BC8:20→中山越9:05→尾根コース→経ケ岳10:00→南壁下→中山越11:10→12:10金泉寺(昼食)14:20→15:00BC
中山越からの尾根直登コースは、見通しがきく県境沿いに経ケ岳頂上に飛び出した。金泉寺でルンゼ隊を待つうち元気に到着。最後の壁が難しかったらしい。

2019年3月撮影の経ケ岳
2019年3月撮影の経ケ岳南壁。ここ数十年岩登りする者はいなくなった。

ここまで千々和氏報告。当時の写真なし。
・・・前日入会し翌日の山登りで何も分からないままの登山だった。
氷壁訓練もピントこず雪がある経ケ岳を楽しんだ。

現在は黒木バス停の野村商店はない。
八丁杉まで車も入れない。
テントを張れる場所もないが、当時は長崎国体山岳競技の幕営地になっていた。週末、八丁杉まで来ると誰かテントを張っていた感じであった。
野村商店や金泉寺山小屋のばあさんと仲良くなり、山に行く楽しみともなっていた。

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