10代が終わった

終わったらしい。あんまり実感が湧かない。

なんだかんだ昨日の時点では最後の一日をどう過ごそうか思案するだけしていたのだけれども、蓋を開けてみれば起きてゲームして朝食食べてレポート書いて講義受けて昼寝してゲームして新刊読んで、でもう一日が終わりかけている。
漠然と最後の日なんだなーとは思いつつもそれでやる事が変わるわけでもなく、ずっと言いようのない焦燥感みたいなものだけが溜まっていくだけ。毎年の大晦日みたいな。
それでも一応名目上は大事な節目であることに変わりはないので、最後に訥々と書けるだけ書いて誕生日を迎えようと思う。

日記が書けない。
もちろん性根に根付いた自堕落さとかモチベーションとかの要因もあるのだけれど、前に一ヶ月続けてやめた時の一番大きな理由は「どこまで書いたらいい?」だった。
日記であるからには思ったことをそのまま書くのが正解なんだけど、とはいえ誰にも見せたくないようなことや誰にも伝わらない些細な心境の変化も生きていればあるわけで、その中からいいように取捨して自伝の体裁を成そうとするぐらいならもう流動的に心中だけで留めたいなと思ってしまう。今この記事を書けているのが奇跡的に思える。
「後で見返すと面白いから」みたいな理由もあるけど、自分の場合は常に過去の幼稚な自分が嫌いなので多分一度公開したらもう二度と見返さないはず。(同じような理由で過去の記事もほとんど非公開になってる)
この文もどうせ後で稚拙に思えて恥ずかしくなってくると思うけど、今回はできるだけ残していきたい。どうせ非公開にしても自分の中じゃ一生恥ずかしいから。

中学時代の同級生が出産すると聞いた。
自分が毎日笑ってゲームしてる横でもう世代の変遷まで行った人がいる。
別に、自分が何も成長していないんじゃないかとか皆どんどん大人になってるとかそういう事を言いたい訳ではない。けど、やっぱり怖い。
なるようになっただけで二十年経った。
全員そうなのかもしれないけど、とはいえ。

この十年間、思った以上に変化がなかった。
想像では二十歳なんでもう一端の大人で酸いも甘いもみたいな月並みな想像をしてたけど、実際には(少なくとも主観では)小学生の頃からずっと同じ自意識でここまで来た。
趣味嗜好性格etc全部がそうで、昔から持ってるものすべてに対して少しずつ見識が深まっただけ。
もちろん実際には常に変化してるんだけど(恥ずかしくて消した文が物語ってるし)、それを主観的に何も理解できないまま子供だと思いながら大人の年齢になった。ずっと焦燥感だけ募ったまま。
これからも何も変わってないとずっと思いながら変わっていくんだと思う。変わりすぎるよりは良さそうだけど。
初めてチュウニズムで虹レートに到達してちょうどゲーセンに来た友達に自慢した時の思い出とか、受験期に中学校の廊下で笑いながらサブバッグ投げ合った思い出とか、初めてクラブに行って雰囲気に気圧されながらバカ踊りした思い出みたいなやつ全部忘れないで行きたい。ずっとこういう雰囲気で。

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