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66.さぶちゃんのお腹の虫事情


さぶちゃん、6月6日に病院へ行って、フィラリア陽性が発覚してから、お薬を飲んで心臓にいる虫と戦っています。

薬を飲み始めて数日たった頃、さぶちゃんの💩の中に、何やら動くモノを発見しました。白い細いヤツと、きしめんのようなリボンのようなヤツです。動画に撮っておきました。

6月15日に病院へ行った時、先生に見てもらうと、、、
「こりゃあ、マンソン裂頭条虫ですね〜。さぶちゃん、こんなのも持ってましたか〜〜。うーん、、、
細いヤツは回虫か鉤虫ですね〜。
さぶちゃん、お腹の虫も退治しようね〜。
今飲んでるフィラリアのお薬で、回虫・鉤虫はやっつけられますが、マンソン裂頭条虫は別のお薬でやっつけないといけません。
ちょっと大きくていっぺんにたくさん飲まないといけないんだけど、一回だけだから、がんばろうね、さぶちゃん」

マンソン裂頭条虫はカエルやヘビを食べることで感染するんだって……
回虫・鉤虫は、虫の卵を口から飲み込んだり、母犬の胎盤や乳汁から感染するそうです。

フィラリアもそうだけど、さぶちゃんの山での野犬生活がどれほど過酷なものだったのか、、、、
改めて涙が出るよ……涙涙

「次回、病院に来る時に、💩を持ってきて下さいね。マンソン裂頭条虫が、お薬でしっかり退治できてるかどうか、調べましょう」との事でした。

さぶちゃん、でっかいお薬、がんばって食べましたよ〜。(「飲む」というより「食べる」って感じのボリューム!笑)

6月20日、病院に行きました。
💩を持って。
先生「💩、調べますね〜。
 さぶちゃん、変わりないですか?」
私「最近、よく脇腹の辺りを掻いているんですが、何かのアレルギーでしょうか?」
先生、セロテープ検査の準備をしながら、あちこち毛をかき分けて診てくれました。

「あ!これは…」
先生は何やら毛の中から取ったモノを脱脂綿の上で濡らしてギュギュッと…
「お母さん、ノミですね!これ、潰して濡らすと赤くなるんです。ノミが吸血して出したフンなんです。油断してたなぁ…。市販の駆除薬では、撲滅できていなかったんですね。(さぶちゃん、ウチに来てすぐ市販のノミダニのお薬を差したので、それを伝えていました)もう、今、僕がお薬しときましょうね!24時間でいなくなりますからね。いやぁ、油断したなぁ。
(首筋にお薬を滴下する)
よし、これでノミがいなくなるからね。痒いのがおさまるはず。
しかし、さぶちゃん、色々持ってたね〜笑」

少し待って💩の検査結果が出ました。

先生が、モニターと図鑑のようなカラー刷りの本を見せながら説明してくれました。
「お母さん、マンソン裂頭条虫は退治出来ていました。ところが…今度はこんな卵が見つかったんです。卵があるということは成虫もお腹の中にいます。これは鞭虫(べんちゅう)です。これもお薬で退治しましょうね。しかし、さぶちゃん、君は色々持ってて大変でしたね。全部退治しようね」

息子がぼそっと
「ネットで調べてた虫、コンプリートやん〜」とつぶやきました。
先生は天を仰ぎながら
「さぶちゃん、これでもう、全部でありますように。いや、さすがにもう、これで最後だと思うんですけどね〜…」と笑っていました。

…という事で、鞭虫を退治するお薬をもらって帰りました。
その日の晩、お薬を飲みました。

次の日、💩と共に、しっかり虫が出ていき、ひと安心です。

次に病院に行く時にまた、💩を持っていって、数種類のお腹の虫がいなくなっていることを確認します。
それと、フィラリアの心臓にいる親虫を弱らせるお薬を飲んで1ヶ月が経つので、血液検査もしてみます。

さぶちゃん、
過酷な山生活の名残り、
 にっくき虫たち は、

早く、きれいさっぱりやっつけて、
元気いっぱい、走りまわろうな!


がんばろうな!!さぶちゃん!

絶対、負けるなよ!

さぶちゃん!!

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