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PUBG Asia Invitational Macao 2019 振り返りと質問への回答

こんばんは、Sabracです。
PAIが終わり2日が経ち無事帰宅して落ち着いたので質問箱等に送ってくださったPAIスクリムについてや大会での動き等の事について書きたいと思います。
久々にこんな感じでブログみたいなの書くので誤字とか変な文章になってしまうかもしれませんがまったり見てやってください。
もしかしたらこれを機にスクリムでの出来事、思った事や大会での事をちょくちょく書いていくかもしれません。
PAI2019は結果が物凄く悪くて正直とても悔しいですし後悔する事もたくさんありました。
毎回海外大会ではひたすらやられて強豪チームから学ぶ事ばかりで今回こそは国内試合の経験や過去の海外大会の経験を活かして頑張りたかったですがまたただただやられて学ぶばかりの大会になってしまいました。
いつになったら結果を出してくれるんだって思われてしまいますし自分達が成長した分海外も当然どんどん強くなっていく訳ですからまだまだ勉強や練習の仕方、大会の中での適応力の差など課題が山積みだと感じました。
それではPAIスクリムについて自分の思った事やチームでの出来事、送ってくださった質問への回答を書いていきます。

PAIスクリム
PWIが終わり1週間が過ぎた12月後半 PAIスクリムが始まりました。
韓国チームを中心としたアジアの強豪チームが参加したスクリムでした、時間帯は14時、19時、23時に分かれていてPKLルールで4試合が行われるものでした。
大体平均してPAIに参加するチームが6チームくらいであとは韓国の強豪チームが12チームいる感じで毎回試合が行われました。

PAIスクリムで自分達のチームはどのように戦っていたか、それはPAI1日目、2日目のように初動で円の中心の集落に降りて先にポジションを取り物資を漁る戦い方でした。
何故今までの初動で戦わず物資をしっかり集めて円の外からゆっくり動いて戦うスタイルから変更したのかといいますとPAIスクリム初日に自分は私用があり不参加でした。
チームは自分を抜いた3名と助っ人1名でスクリムには参加していました。
翌日話を聞くと初動で円の真ん中に降りて戦ってみてかなりスクリムの成績はよかったらしいです。
そして自分が合流してからのスクリムは自分達のずっとやっていたしっかり物資を漁って外から入る動きをやりました。
しかし3ラウンドが終わった時点で結果は悲惨なものでした、外から入れるルートが全然なくてまだ第1パルスが閉まるくらいなのに円の際にたくさんのパーティーがいてすごく戦いにくかったです。
そして4ラウンド目の前にメンバーから昨日は初動で真ん中降りて戦ったけど中に降りてくるチームがほとんどおらず戦いやすかったと聞き次のスクリムからそれをやってみようと思い実行しました。
実際やってみたら本当に真ん中に降りているチームが全くおらず広い範囲を1人1集落くらい漁れて徒歩での移動もどんどんできました。
この戦い方の方がPAIはいいんじゃないかと言われ自分も実際にスクリムでこの戦い方をしてみて確かにこの方が成績も良いし何より動きやすく戦えたので同意しこれでいこうと決めてそこからPAI当日までこの動きでスクリムをこなしました。
そしてこれが今大会についての勉強不足であり物凄く大きなミスでした。
何故真ん中に降りるチームが全くおらず韓国チームの多くが外からゆっくりと慎重に攻めてくるのか、大会後にOGN Entus ForceのkAyle選手とお話ができたので韓国チームの考えと共に書いていきます。

自分達の本来の外から攻める動きがとてもやり辛く厳しかった理由の一つが他の多くのチームも外から攻めるため第1パルスや第2パルスの際で接敵する機会がとても多く上手くムーブできないという問題でした。
PAI2019で優勝したActoz Stars Redや最後まで残っている割合が極めて高かったOP Gaming Rangersは大会では円が小さくなるまでほとんど戦闘をしませんでしたがスクリムではやはり際がとても多いため序盤の円の際で接敵してしまい戦闘しているシーンを何度も見ました。
そしてそれが何ヵ所も起こっているので生存人数が減りポジション取りも遅くなるので当然最初から中にいる自分達はのびのび徒歩で移動ができ有利にゲームを進めることができてしまいます。
韓国からPAIに出場するチームはPKLでもこの様な戦い方をして勝ち抜いてきています、そして大会後そのムーブを他チームも研究し真似て動いているのだと考えました。
しかしスクリムで自分達がいい成績が取れて勝てているからこの戦い方は動きやすく大会当日もこの様な動きができると思い込んでしまいました。
何故真ん中にほとんどのチームが車で早めに移動してポジションを取りにこなかったのか、韓国チームの方の考えでは真ん中辺りの集落には既に徒歩組が入って待ち構えていると仮定して動いているので第1、第2パルスの時の真ん中に入っている集落や町には車での移動はしないと決めていたそうです。
第3、第4パルスになると大きくずれる事が多々あるのでその時がポジションを取る勝負時だったり徒歩で安置内を目指す徒歩チームを倒せるチャンスになる訳です。
そしてこのパルス際に多くのチームがいるスクリムを多くこなせばこなすほどしっかりとした慎重な索敵や車移動でのルート取り、一時止まれる場所や車を守れる細かい地形の把握などどんどん知識も増えていきます。
大会当日韓国チームがしっかり4人生存で生き残り戦えていたのは普段から大会よりも厳しい状況下の中で際での索敵やルート取りをしっかり練習してきた結果だと思います。
自分達は数ラウンドでその厳しい状況の戦いから逃げ戦いやすいと勘違いした動き方を練習してしまったのが大きなミスであり大きな実力差を更に離す結果となってしまいました。
本当に勉強不足でありすごく後悔している部分です。

大会当日のある1試合様子です、やはりActoz西からOPGRは東からしっかりと自分達が普段練習で行ってきた通りに物資を漁り動いてきます。

円の中心付近には多くのチームが最初から降下し物資を漁ると同時にポジションを取っています。
PAIスクリムでは真逆で円の際にびっしりと多くのチームがいる感じでした。
この時点でスクリムでやっていたパルスの中心付近を1人1集落漁り広くポジションを取りその後安置がズレても徒歩で移動という事ができない状況になっています。

第2パルスでこのように安置がズレました。
自分達は第1で中央にいましたけど大会では中央から少し外れた位置で初動漁ってるチームもとても多かったです。
スクリムではこの様な状況でも徒歩で中央を目指してたどり着けていたのですが本番では移動中に多チームから撃たれてほぼ詰みな状況ばかりでした。
パルスがどのようにズレても対応できるしっかりと車を確保しポジションを取るという動きを練習しないとダメだと思い知らされましたし韓国チームの方々からアドバイスも頂きました。
この様な戦いが2日間続いた時このままだとただボロ負けして収穫出来た事なんて多くのチームが自分達の周りに降りた時ただの安置運頼みの戦い方になるという事だけでした。
2日目終了時、約1ヵ月ぶりになってしまうけど初動は絶対に戦闘せず今までのようにしっかり円の際から索敵をする戦い方をしてどこまで通用するのか、実際にやってみて何かを吸収したいと思いチームメンバーに最終日は好きに動かさせてほしいとお願いしました。
メンバーも同じ事を思っていたみたいで本当に辛い戦いしかなかったので快く了解してくれました。
ただ練習でやってこなかった動きをいきなり実行したらもっと悲惨な負け方をするかもしれないとか明日動きを変えなかったら勝てたかもしれない安置が来て後悔するかもなどいろいろ考えましたがこのままだと先ほども言ったように安置運頼みの戦い方して何も学べず大会を終える事になると思ったのでボロ負けしてでも自分達が今までやってきた動きの課題を見つけると同時にどこまで戦えるかを試そうと思いました。
適応力のあるチームなら数ラウンドでダメだと気付き動きを変えるなどすると思います。
自分達は適応力が全くなく切り替えるのに8ラウンドも使ってしまいました。
まだまだ経験不足と実力不足だと痛感しました。
最初から普段通りの戦い方をしていたら順位がもっとよかったのかと言われたらそんな事はないと思います。
韓国チームと比べたら際での索敵技術もルート取りや地形の把握全てが劣っているのでもしかしたらもっとポイントが低かった可能性も当然あります。
質問で頂いたPAIスクリムについて、何故3日目に動きを変えたのか、練習時から何故今までの動きをしなかったのかについてはこの様な心境や出来事になります。


もう1つの質問頂いたCrest Gaming Xanaduと初動の戦闘が多かった事についてです。
Crest Gaming Xanaduと初めてPAIスクリムで戦ったのは始まって4日後くらいだった思います。
その時は先ほども書いた通りスクリムは真ん中付近に降りるチームがいなかったのでお互い近い位置で物資は漁っていましたがあまりにも中央が空きすぎていて広く取れるのでお互い初動で戦闘せずにポジションの確保も物資を漁る事もできていました。
稀に初動被る事はあってもどちらかが早く降りられると思ったら降下中によけたりして生存を優先していました。
しかし大会当日スクリムとは全く別で中央付近に多くのチームが降りてきていたので第1パルスの真ん中付近に降りると決めていた両チームがよけきれずスクリムより更に近くて狭い範囲で戦う事になってしまいました。
この状況にはXanaduも驚いていたと思いますし大会後にお話しした際も本当に詰みな状況ばかりで苦しかったと言っていました。
日本の皆様には最初から同じ日本チームが戦っているのを見るのはあまりいい気分がしなかったと思いますが予想外の状況にお互いが対応できず戦闘が続いてしまいました。
ただお互いのチーム相談してほしいなど意見を頂きましたがそれはルール違反なのでしてはダメですよ、相談できないからこそお互い探り合いの中ずっと戦ってしまいました。
質問の回答は以上になります。
本当に今回の大会は練習から物凄く大きなミスをしたと考えさせられ自分達の弱さを思い知らされた結果になってしまいました。
また国際大会で結果を残せず経験だけを得る形になったしまいましたがこの大きなミスと本番の試合での経験や強いチームの方々からのアドバイスを存分に活かして今年のいろんな大会を戦い抜いていきたいと思います。
応援してくださった方々、質問送ってくださった方々本当にありがとうございました。
長々と見にくい文章になってしまったと思いますが最後まで読んでくださりありがとうございます、また一から頑張りたいと思います。
今後ともSunSister Suicider'sをよろしくお願いします。 Sabrac.

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