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#2 孤独のグルメのススメ

こんにちは。さぼんです。2日目にしてもうネタ切れ感がすごいのですが、頑張っていこうと思います。^_^

今回は、私が愛してやまないドラマ、"孤独のグルメ"の紹介と、孤独のグルメを実践する面白さ楽しさを伝えたいなーと思っています!



孤独のグルメという番組を知っているだろうか。そう、私が住んでいた地域では金曜日の深夜0時からテレビ東京系列で放送されていたという記憶がある。超ディープなドラマである。原作の漫画があり(作者は久住昌之さん)、それが一話30分弱のドラマとなって放送されている。主演は松重豊。後で話すけど神キャストでしょ。。これが超人気で、シーズン8まである。あとは年末年始、よく3時間くらいのスペシャルが放送されている。Netflixでも見ることができる。


孤独のグルメのドラマの進行パターンは毎回一緒だ。営業職のサラリーマンである主人公、井之頭五郎が出先の近くで昼飯や夜飯を食べる、ただそれだけ。本当にそれだけなのだ。笑
それなのに何故私がこんなに孤独のグルメを愛してやまないのか、語り尽くそうと思う。


孤独のグルメにはお決まりの流れがあるが、その中での胸熱ポイントは幾つもある。店を選ぶ過程、入店〜料理を選ぶまで、食べるシーンの三つに大きく分けて語ろうと思う。たぶん孤独のグルメが好きな方は、どれかには共感してくれるんじゃないだろうか。

孤独のグルメにはナレーションはついておらず、五郎の語りのみで進行される。お腹が空いてから出先の知らない街で店を探すことの多い五郎だが、店を決めるまでの過程が好きだ。私も一緒に店を探している気分になる。スマホも持っていない五郎なので、もちろん食べログで⭐︎3.5以上のお店を数分の検索で見つけるようなことはしない。彼には彼の哲学や信念があり(例えば、暖簾がかかっているうどん屋は絶対に美味い、や、今日はカツを食べるぞ、など)それに従って店を選ぶ、だから普通に美味しそうな店をスルーしたりする。そんな時私は、何で〜!?絶対今の店良かったやん。。と心で呟く。それもまた楽しい。すぐに店が見つかるときもあれば、目当ての店が休みだったとき、その町が田舎すぎてその店しか無かった時。インターネットを使わずに歩き回って、その店の名前や看板、佇まいを見て、この店にしようと決める。期待と不安が混じった気持ちでドアをくぐる。その瞬間のワクワク感がたまらない。私たちのような現代人は、肌身離さないスマホを駆使して、食べログやインスタ、更には口コミでお店を選びがちだ。美味しいものを食べたいものね。分かる。けれど私には、そのような人たちは、店を選ぶ楽しみを棄てているような気がしてならない。店を選ぶ過程に、是非注目してほしいと思っている。


そしてやっと入店。(やっと。)
店に入って初めて、どんな雰囲気か、その店の店主がどんな人か、色んな情報が入ってくる。さっきまで実態が掴めなかったその店の情報が、目から、耳から、鼻から入ってくる。ここで、こんな店だったのか…!と、視界が開けた感覚を覚える。思っていたのと違ったりするとめちゃくちゃ興奮する(変態)。
五郎がメニューを選ぶシーンも大好きだ。永遠に選んでいたい。。初めて入ったお店であるし、エスニック料理店とかだと料理名がほぼ分からない。メニュー表が何かの暗号に見える。個人店だと、メニューに"あれ"とか、マジで何が出てくるか分からない料理があったりする。そこで五郎は店員に聞いたり、たまには何が出てくるか分からないまま料理を頼む。私はこのシーンでは、(えー私だったらそっち選ばんなぁ、とか、今回の選択天才だと思う!最高!)とか思ったりしながら観ている。


そしてそして、料理とのご対面。食べるシーンでも好きポイントがいくつもある。まず、食べ方が綺麗すぎる。というか、私たちの食欲をそそるような食べ方をする。一口が小さくなくて、見ていて気持ちがいい。頬張る、という表現を贈りたい。五郎の独特の味の表現も相まってさらに食欲を増進させる。本当の食レポとはこういうことだよなあと思う。詳しい味を説明することは一切ないのになんであんなに味や美味しさが伝わるのだろう。。これについてはまた、考察しようとおもう!こんな感じでドラマは終わるのだが、五郎が最後に今日の出来事を総括して、また社会の中に戻っていくシーンも好きだ。本編が終わった後、原作者が同じ店に行くコーナーがあるのだが、いつもビールを呑んでる作者も好きだし、ただの酒呑みとして楽しんでる所も好きだ。食レポする気がない。笑

自分の勘に従って店を選ぶ楽しさ。この店に出会えたことの嬉しさ、料理を待つ時間。料理の美味しさ。思いがけない料理に出会えた奇跡。そうそう来れないという一期一会感。次はあれ食べようかなあとか、あれ食べれば良かったなあとか、そう思うのもまた良き。料理を食べるにあたっての全ての感情が愛しいなぁと思う。そしてこれを1人で行う事にまた、楽しさが生まれる。もちろん誰かと食べる料理も美味しいが、孤独のグルメでは自分と対話しながら美味しい料理をいただく。自分が何を食べたいのか訊くところから始まり、知らない店を一人でくぐる不安や緊張に打ち勝ち、自分が何を感じているかにフォーカスして料理を選び、食べる。それは、孤独のグルメを遂行した時の自分の日記は死ぬほど長くなることにも現れていると思う。自分が何を考えて何を感じたかよく覚えている、つまり深く思考したのだと思っている。孤独のグルメは、自分と向き合うための行為でもあるのだと思った。こんなに贅沢な愉しみはどこにあろうか、と私は思う。


今回はドラマ「孤独のグルメ」に関してつらつらと語ったが、少しでもこの面白さが伝わればいいなあと思う。また、私自身の孤独のグルメ体験記も書こうと思う。ここまで読んでくださって本当にありがとうございました☺️

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