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究極の全自動マリオを徹底的に解説 その6「50回以上復活する全自動」

今回は、前回より多くの復活を目指すことを考えます。

この記事では「スーパーマリオメーカー」のことを「マリメ」、
「3Dワールドスキン」のことを「3Dスキン」、
「中間ポイント」のことを「中間」、
土管に入った先のゾーンのことを「裏」、
対してスタートやゴールがあるゾーンのことを「表」
と表し、それぞれのゾーンにある中間のことを
「表中間」「裏中間」と表します。

また、「オブジェクト」「存在」という言葉を
その4にて説明しております。こちらも使用します。
存在限界数のことは「リミット」と表します。

さて、前回は20回復活する全自動を考えました。
ピンクコイン1枚につき2回復活という
基本姿勢は、これで良いと思います。
ただし、何か根本的な発想の転換が無いと、
これ以上の復活回数を稼ぐことはできません。

過去の記事、その3での流れにヒントがあります。
ピンクコイン分岐を使用せずに、
単純にピンクコインと中間だけで6回の復活を成立させています。
あれはなぜ成功したのか、これを考えてみましょう。

ピンクコインは最後に取ったものがカギとなります。
全自動ですから、
配置されたピンクコインは設定した順路により、
順番に取得することになります。
これは動かせそうで動かせない、運命みたいなものです。
例えば9番目に配置したものと10番目に配置したものを、
今回だけは10番目から取る、みたいなことはできません。
それができないからこその全自動ですから。
なので、10番目を取る取らないに関わらず、
9番目を取得した後にゴールをするという流れは
必須である、となります。
ゴールしなければ延々と繰り返すコースになってしまいますから。

一旦ここまでの流れを整理してみましょう。
・ピンクコインを取得した後には中間を通過する必要がある。
・ピンクコイン分岐を使用すれば、
 配置地点を通過した後の行動を変えられる。
・最後のピンクコインはカギになり、
 その状況になったらゴールしなくてはならない。

この最後の項目は、
ピンクコイン状況が無取得になり、
その後に中間からスタートする状況は、
一番初めの状況と同じだから無限ループに陥る、
という理由です。
ピンクコイン0個の状況で中間からリスタートは、
前回でいう2周目か3周目と同じになる、ということ。
でも、実はこれは工夫で変えられるんです。

ピンクコイン所持状況が0で中間からリスタート、
ここの動きに変化を付けることはできるでしょうか。
結論から言えば、できます。

少し話を戻します。
最後のピンクコインを取得したらカギになる。
そしてこの状況ではゴールしなくてはいけない。
では、最後のピンクコインをずらすことはできないでしょうか。
これこそが、その3でやった手法です。
つまり、1から順に10のピンクコインまで取るとした場合、
一番初めに10のピンクコインを取ってしまうとどうなるのか。
9番目のピンクコイン取得時にカギに変換され、
カギ付きワープボックスを使用すれば、
無理矢理ドロップアウトさせることが可能です。
その後、中間からリスタートするなら、
再び1から取得する流れになり、
最終的に10を取得してゴールする、という流れを作れます。

この流れで作成した場合、
スタート時に10番目を取って裏中間通過してデス。
9番目までのループをして18回、
そして改めて周回して20回。
復活回数は38回となります。

この時点で凄まじい増え方をしていますが、
実はまだ増やすことができます。

今までの流れ、スタート直後に10番目を取得したのですが、
これはスタート時は中間からとは違うルートを作れる、
つまりイレギュラーな状況になるということです。
ピンクコインのループに入ってしまうと、
周回のルートから抜けることはできません。
周回ループから抜けるのはカギが生成された時のみです。
なので、9番目でカギを作るということでイレギュラーな状態を作り、
新しくループを開始させたということになります。

今考えたのは大きく2回ループするものでしたが、
これをもう1回増やすことはできるでしょうか。

スタート時は分かりやすくイレギュラーですが、
もう1回イレギュラーを作り出す必要があります。
ピンクコインを1枚も持っていない状況でそれを用意します。
基本となっている前回の流れでは、
裏中間の後に表中間を通過し、その直後にデスしています。
ピンクコインを1枚も持っていないということは、
1枚目がコースにある、ということです。
ここで、デスをする前に1枚目の場所を通過するようにします。
すると、1枚目をもし取得した場合、
すぐにデス、つまり中間を通過せずにデスするので、
復活時のピンクコイン状況に変化はありません。
で、この1枚目にピンクコイン分岐を仕込みます。
「裏からスタートした」時に「1番目のピンクコインがあった」場合、
10枚目のピンクコインを取得して裏中間を通過する、
という設定を組み込みます。
この場合はどうなるのか。
次の周回は「10番目と1番目のピンクコインを持った状態」で
「裏中間からスタート」となり、
これはすなわち、先ほどの38回復活のスタート時と同じということです。

この状況を有効活用するために、他も調整していきましょう。
まずスタート時は9番目と10番目を取得し、
表中間を通過してデスします。
表からスタートすれば、周回ループに突入します。
そして8番目のピンクコインがカギに変化します。
そのカギを使用してカギ付きワープボックスに入り、
裏中間を通過してデスをすると、
ピンクコイン0で裏中間スタートとなり、先ほどの状況になる。
今度は9番目のピンクコインがカギに変化するので、
そこのカギ付きワープボックスは
表中間を通過してデス、もしくは直接デスをするようにします。
直接デスで良い理由は、最後に通過しているのが表中間であり、
ピンクコインはカギに変わっているので、
カギは使わなくてもピンクコイン状況はリセットされているからです。
そして、周回ループに突入し、
10番目のピンクコインを取る状況になったならば、
そこでゴールをします。
この場合は今までのように、取っても取らなくても良いです。

ここまで整備すれば、
51回復活する全自動が完成します。
もう1回増やすこともできます。
スタート時、9番目と10番目を取得した後に裏中間でデス。
すると復活後、表中間を切った後に1番目で分岐が発生します。
ここでさらに10番目で分岐するようにします。
10番目が無い場合は即デス、
ある場合は裏中間を通過してデス、と場合分けします。
これにより、1周稼ぐことが出来ます。
52回復活する全自動が完成です。

駆け足での説明となりましたが、
仕組みはこんな感じとなっております。
余裕があれば動画か何かで説明したい所ですが、
これが出来るかどうかは現時点で未定です。
興味があるけどこれを読んでもよく分からない、
という場合は直接聞いてもらえればと思います。

周回の原理をここまで説明してきましたが、
次回からはこの企画の本文、
該当コースの直接的な説明をやっていこうと思います。

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