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限界紅茶オタクのカップじまん

どうも限界紅茶オタクです。

唐突な近況の話なんだけど、気に入ってるティーセットの片割れを割っちゃったんです。この間。

で、割と今も喪失感がパねえんですが、奴らが陶器や磁器である以上たとえばおれがどんなに注意しても地震なんかで失う危険はあるわけだ。

だからこうして、今いる奴らのことは記事にしておいて、大事にして、それでも万一のことがあったら、こんなやつもいたなーって読み返せると思ったんで書いとくことにします。成仏してくれ、俺の悲しみ。

あとポジティブな理由としては国産紅茶の話がRTされたときカップかわいいって言ってくれてる人がいてうれし〜もっと見て〜ってのもあります!(そういうわけでここからはポジティブにいきます)

Denby

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限定で公式ではもう売ってない、シリーズ名は忘れたけど今はリージェンシーシリーズのなかに形の違う、似た色味のが出ています。

ご覧のとおりちょっと大きめでシンプルかつかわいいフォルム、こうして生活のなかにいても違和感がないので今いちばん愛用してる。ストーンウェアといって陶器のなかま、ふつうのカップが大半そうである磁器よりかは少々丈夫なやつです。

満水で250cc入るのでふつうに150ccの急須でいれるとこんなちょっと少ない感じなんですが不自由はないです。この青の感じがなんともたまらん。あと手触りがいいんですよ。重ためで、幸福を持ち上げている実感があります。

あと最近こいつ、ストーンウェアなためか横にどんなポットを置いていても似合う という地味に素敵なスキルを発見しました。急須も似合うってすごくない?

ジョーカー・ゲーム カップ&ソーサー

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なんとこの風体でアニメグッズです。受注生産だったかな、ジョーカーゲーム好きなんですけど、もはやおれのために出たのでは!? って思って買った。
割っちゃったのはこれの半身の黒いやつ。あまりにも普段遣いしすぎていたツケだったかもしれん、くらいには使っております。相方とセットで使えなくなったので登場頻度は下がりそうですが……

D機関という背広姿のスパイ組織が活躍する作品、ポーカーが登場する、というところから模様の細部まで凝っており、よく見ると帽子やトランプが見え隠れするほか……

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カップを持ち上げるとジョーカーが見えたりします。かわいい
なんでアニメグッズのカップに尋常でない思い入れなのかというとそこは推しキャラの話で長くなるので今回は割愛するよ!

HOYA 

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今はもう食器をつくっていない国内メーカーのものです。オタクイベントの帰り、ビッグサイト前に出ていた古物の露店で購入。なので出自がまったくわからないんですが、かわいいのでいいんです

ソーサーや外周の流麗な模様もさることながら、内側のワンポイント模様がレトロですき。これセットなのかどうか分からないんですが、まあデザインのガワが同じなので同じシリーズだったのでしょう。HOYAはすでにカタログとかもないんで推測ですけどね。

これもレトロ和風模様で急須に合います。そう最近この急須も買ったのでついでに見てほしい。

下に書くウェッジウッドとかと比べて少し高さがあり、ミルクティーもストレートもきれいに見えるので、ほぼ普段遣いで毎日のように登場しているカップです。

ロイヤルアルバート 100イヤーズ 1980's ホーリールッド

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おれというより同居している人a.k.a相方専用になりつつあるロイヤルアルバート。写真も台所ですごめん。一客しかないやつはどちらかの人員に偏りがちです。おれがDenbyを使ってるときだいたい相方にこれを出してる。統一感ないけどたいがいそれは我々が起き抜けに朝の国際ニュースを眺めている時間のことなのでそれでいいんです。お茶は我が家の日常です。

相方は赤がチームカラーのクラブを応援しているのでわりとこれ似合ってる。と俺が勝手に思ってる。カップの似合う似合わないは主観です。うちの相方はカリカリでギリギリなおれと対照的に温厚な性格なのでマイセンの白磁×青みたいにキリッとしてなくても、何ならお花も小花とか似合うんだけどおっとカップの話からそれる。カップの似合わせってキャラ付けみたいでいいよね。

ふだんのロイヤルアルバートってなんかもっとお花お花しいイメージのメーカーなんだけど、これは抽象的な模様でかっこいい。

さっきのジョーカーゲームのもそうだし、あとで書くパウダールビーもそうなんだけど、磁器のティーカップにかんしては赤と金の組み合わせが好きです。ミルクティーに合うからかな。あんま直接的なお花柄は自分から好むことはないですね。

ウェッジウッド フロレンティーン ターコイズ

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とはいえこういう弾もちゃんとあります。
天下のフロレンティーン、ターコイズを選んだのは好きな紅茶店で試飲の時出てきていいなあと思ったからです。優秀な紅茶専門店はカップ沼も開拓してくる。

あんまり普段遣いはしていないんですが、底の模様がのっぺりしてなくて、ちゃんと段差がついてるとこがたいへんすきです。たとえば少しの砂糖をいれてかき回すとき、手応えがないようそっと浮かさないといかんところがいかにもいいやつって感じ。

これは二つあるので相方となんかいいやつをのみたいときや、来客のときに使っています。

底の模様が見えるようにストレートで、あんまり濃くない色のやつをあわせがち。まあでもそんな神経質にならなくても、てけとうなミルクティーでもきれいに映えるのが凄いところでもあります。

ウェッジウッド ユーランダー パウダールビー

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もはやエア所有じゃねえの? というくらいあんま使わないパウダールビー、持ってます。なんか美味しいものをのんでテンション上げたいときに使っている。そういうわけで写真はおいしい紅茶でやけくそティーパーティーをしたときのものです。ミルクにもよく合う。

廃盤だけど今でも人気で、検索するとアンティーク扱いで出回ってる。もうこれおれが説明する必要ないくらいかわいいですね。フロレンティーンなんかもそうですし、なんなら手持ちのカップ全部に言えるんだけど、いいカップで飲んでると瞬間幸福度が高まる。

キラキラの紅をふちどる金彩がおしとやかで非のうちどころがない。チューリップ状の曲線で開口しているので紅茶の香りがたちやすいようです。

ユーランダーシリーズ、パウダールビー以外もどれもきれいなのになんで廃盤なんですかね。

まとめ:俺とカップと紅茶の三体

以上、いまスタメン起用している連中でお送りしました。ほかにもデミタスカップとか中東のチャイグラスとか日本の陶器とかあるんだけど普段使いたおしているのはこれくらい。

紅茶をのむときに知覚するのはおれ、カップ、紅茶の三者だけです。おれと紅茶のあいだにいるのがカップです。つまるところ紅茶を楽しむにはカップもそこそこのやつがあると幸福度が高まります。

おれは農園の季節ちがいを追い求めるような限界紅茶オタクなんで、これでもテーブルセットにはそんな興味ない方です。ごめん嘘ついた。カップだけに興味あって料理しないからプレートに興味なくテーブルは頑張っても全然片付かない、の間違いだな。

ともかくそんなオタクでもカップさえひとつふたつ気に入りのがあれば大勝利です。今複数形にしたのは紅茶のキャラクターによって磁器がすき陶器がすきといった些細な違いが出るからでそんな違いを楽しむためにも種類あると幸せだよね。

実は紅茶オタク的には抽出するポットのほうが健やかにマニアックでよいので気が向いたらこれも日記的に紹介するかもしれません。ちょっと写り込んでるけど割とやっすいのから良いのまでいろいろ使ってるよ。