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やっとこさの4巻でございます。

ども。ストックがあった3巻までは順調に刊行が進んだものの、ストックが切れ、ピシッと終わらせないといけない最終巻は遅れに遅れてしまったダメダメ荷葉ふみ。こと冬木です。(前置き長い)

取り敢えず先に宣伝〜。7月20日発売です。現在予約受付中。
unlimitedでも読めます。


あと、ようやく完結!ということで、『ソラの民と蒼銀の王子』第1巻の無料キャンペーン(7月17日17時〜5日間)やります。
完結してから読む派の方や、全4巻もあるしな〜と迷われてる方は、この機会にぜひ。


さてさて、ですね。
今回の全4巻発行で学んだことは、やっぱり最後まで書いてから刊行始めような! ということです。(当たり前すぎて泣く)
『次巻はいつ出るかって? さてねぇ。そもそも最後まで出るかどうかなんて、神のみぞ知る。さ! はっはっは!』 ていう極太ワイヤー神経の持ち主か、きっちり予定通りに書き上げられる超絶スキルの持ち主じゃなければ、手を出してはいけない領域でした。小心者のメンタル弱弱野郎には無理筋だった。心から反省。

青城さんに4巻分の表紙イラスト&挿絵をお願いする時も、大体こんな感じのスケジュールでお願いします〜。いついつには原稿上がると思いますので〜。とか、エラそうに言っておきながら……全然間に合わなかったよ!(ご迷惑おかけしてすみません。。。見捨てずに素敵なお表紙&挿絵をありがとうございます!)

私はあんまり『ハピエン保証!』なタイプではなく、そういうのもネタバレ案件な気がして言わない派ですが、今回は一応ハピエンでっす!(一応がついている理由は後述)
てか、表紙イラストとサブタイトルでわかるやん?笑 まぁ、4巻目だしね。
何より二人のこのシーンは、ぜったい青城さんのカラー表紙で見たかったので!!! ネタバレ上等っす!!!

3巻目の挿絵の帰還パレードの二人がめちゃめちゃ良くて、え、素敵すぎる。これこのまま4巻の表紙でも良いんじゃ……。てくらいのクオリティだったのですが、さすが青城さん、それをさらに超えてくる4巻の極上お表紙!(どっちも優勝ですが!)

いつものようにラフからして天才か!なイラストだったのですが、1巻ピンク系、2巻ライトブルー系、3巻パープル系ときて、さて最終巻は何色系のトーンにしましょうかね〜。と青城さんと相談していたのですが、最終、青城さんからご提案いただいたこのトーンになりました。好き。最高。

最初見た時、うわぁ好き! 紙で見たい!と、かなりテンション上がったのですが、……でも、こういう上品な淡色トーンだとAmazonの商品ページとか、画面に並んだときに目立たないかも。とか、ちょっと思ったりもして。BL小説の表紙って結構カラフルだし。
けれど――ちょっと待って。こういう落ち着いたトーンのほうが、他がカラフルな分、逆に目立つかも? と思い直しました。
(てか、目立つとか目立たないとか、そんなことが頭を過った自分の穢れが恥ずかしいっす。もっと心を清めなくては。滝行だ)

そうして、このトーンでいきましょう! となって、さらに丁寧に描き込んでくださって。全体がふわっと優しい雰囲気で、でも細部まできちんと描き込まれていて……うっとり。そうして、静謐さの漂うとっても素敵な表紙になりました。最終巻の表紙としても、大正解だと思います。
硝子さん、ありがとうございます!!!

そもそも、ウェディングドレスは白! ブーケは白薔薇! あ、小枝咥えた白い鳩飛ばしてくれると嬉しい!(無茶振り)とか。
は? 真っ白白やん。色のバランスとか考えろや! とキレ散らかされても文句の言えない私の指定。
だって本編の内容に合わせたいの…(涙)うう、ごめんなさい…となっていたのですが。(あ、青城さんはすごく優しいのでキレたりしませんよ!)
結果、とんでもなく美しく纏めてくださいましたよ……。プロの絵師さんすげー。

ちなみに、お衣装のデザインもいつも素晴らしいので、今回の表紙二人の衣装も青城さんに丸投げです。
本文も、その辺は表紙イラストが出来上がってからそれに合わせた描写をするつもりだったので、その時点ではざっくりとしか書いてなくて、青城さんにもそうお伝えしてました。(頼りすぎ)

もうね、二人の衣装素敵すぎませんか? 私がもっと若く美しく、夫もエディみたいな王子様だったら、マジで結婚式でこれ着たかった。(あり得ない妄想乙)

表紙について語り出すと止まらないので、もうこの辺にしておきますが、ふふふ、挿絵も素敵ですのよ。今回は最初から出てたキャラなのに後回しにされていたジュードくん(すまん)と、めっちゃ可愛い〇〇ちゃんです!(4巻登場のキャラ) お楽しみに!


そして、4巻の内容についても少し。
今回、書き上がるのが遅くなった理由でもあるのですが、ラストシーンは決まっていたものの、そこに至る流れというか展開がどうにもしっくりこなくて筆が止まっておりました。
そもそも、まともなプロットも立てずに行き当たりばったりで書き始めたこのお話。書きたいように書くのは楽しいのですが、最終巻ともなると、とっ散らかって広がった話をどうまとめるのか。という課題にぶち当たるわけです。

4巻のあとがきにも書いたのですが、実はこのお話、まだ続きがあります。
というか、ハッピーエンドのその後。のお話を書こうと思ったのが、ソラの民〜を書こうと思ったきっかけだったりします。

最初は、この世界では不遇だった高校生の男の子が異世界転移して、みんなに大切にされて、王子様に愛されて結婚して――。の、『その後』のお話を考えていたのです。
だから、結婚して二年か三年後くらい。から話が始まり、この世界にきた経緯とか二人が結婚するまでの流れは、サクッとこれこれこういうことがあって、二人は結婚しました〜。くらいの説明で済ませるつもりだったのです。が。世界観とか細かい設定を組み立ててるうちに、せっかくだしちゃんと出会いから書いたほうがいいかな? と思い直し、サラッと書くつもりが書き出したらなんか楽しくなっちゃって……今に至ります。

当初考えてた冒頭に到達するまでに何年かかってるんだよ。というね。
て、まだ到達してなかったわ笑

とまぁ、そんな前提があったせいで、『その後』のお話で書こうと思っているあれこれの布石やら伏線やらを残しつつ、このお話はお話でちゃんと綺麗にキリよく終わらせる。というのが、どうにもうまく出来なくて。途方に暮れておりました。

なので一旦、『その後』のお話のことは忘れて初心に返り、ラストに向けて流れに任せてみると……あら不思議! 最後までするすると気持ちよく書けたのです! あっという間でした! あんなに行き詰まっていたのに。
あれこれ、欲張ってしまったのがダメだったのか……。
まぁ、結果的に気持ちよくお話が収まってくれたので、良かったです。

何回も読み直して、校正しながら文章もいじり倒しているので、もう自分ではこのお話が面白いのかどうかわからなくなってきてますが(作者あるある)――『ソラの民と蒼銀の王子』はこれにて完結です。
4巻を楽しみに待っていてくださっていた方々、たいへんお待たせしました。覚えていてくださってありがとうございます。
最後までハラハラドキドキワクワク(のどれか一つでも)しながらお読みいただけると嬉しいです。
どうかお気に召していただけますように。(ドキドキ)


『その後』のお話についても、きっとかなりのゆったりペースになると思いますが書きたいな。とは思っています。今回先延ばしにしてスルーした「あの問題」についてがメインになるから、ちょっとドロドロしそうだけど。お師匠様の過去話も書きたいし。
分量的にどれくらいになるかはわからないけれど、(意外と短くまとまるかも?)二人の最期までを書きたい気持ちもあったりして。
もういっそライフワークにしちゃう? なんてね。

新作も書きたいし、いばら姫の大人編やら、あれもこれもと考え出すと、1日は40時間くらい欲しいし、元気に長生きしたい。と切実に思います。。。

あ、そうだ! 秋庭も、申し込んでるんだった! 当たるよね?
参加決定のお知らせが来たら、また秋庭についての意気込み?(なんだそりゃ)なんかをつらつら書きにきまーす。

ではでは〜。

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