お嬢さんの結婚
208年は、ノーラノーツ家の「お嬢さん」である次女タナーオーレが結婚した年でもあります。
祖父が亡くなった日に産まれた次女。父の生家の「タナー」をとって、タナーオーレと名付けられた彼女は、淑やかにお嬢さんらしく育っていきました。
初恋こそ実らなかった次女ですが、年上の幼なじみであるグレゴワールさんと仲睦まじく日々を過ごし、今日この日を迎えたのです。
花嫁を象徴する純白のドレスに身を包み、伴侶と共に歩くタナーオーレ。きっと一番寂しい思いをしたのは、姉たちが大好きだった三男に違いありません。
我が家は、とうとう三人になりました。
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