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中型バイクの免許取得までのざっくりした流れ

2024年やったこと2つ目は、中型バイクの免許取得です。
現在大学4年生ですが、突然バイクに乗りたくなって11月ごろ入校し、先日卒業検定に合格し無事卒業しました。

教習中は課題も難なくクリアし、転んだこともありませんがあくまで教習所の中という安全な空間での話なので実際の運転では細心の注意を払ってモーターサイクルライフを楽しみたいです。

せっかくですし、人の役に立つような情報になればいいなと思い自分なりに教習所に通いながら感じたことや体験を書いていきますので、バイクを取得したい人はぜひ参考にしてみてください。

〇取得までの大まかな流れ
1.電話で申し込み
2.資料が送られてくる
3.大学の生協にお金を支払う
4.入校式
5.教習
6.見極め
7.卒検

これは大学生の僕の場合の流れなので学生じゃなければ口座に振り込みだと思います。入校式では視力検査や原簿に使う写真撮影、運転適性検査や長ったらしい講話を聴かされました。

昼の3時くらいに始まって夜の7時過ぎまであったと思います。長い。

教習までの流れは、受付に行きカードをスキャンして出席確認をして、原簿をとり二輪棟という二輪の教習を受ける人の場所に行き、プロテクターやヘルメットを着けて準備し、時間になると教習開始というものです。

〇準備するもの
くるぶしが隠れる靴下
長袖長ズボン
目悪い人は眼鏡とかコンタクト
バイク用グローブ

僕は季節柄、いやでも長袖長ズボンでしたが夏に取りに行く人でも多分長袖長ズボンが必須です。こけてすりむいたらいけないからですね。

くるぶしが隠れる靴下も同様です。

バイク用グローブは大体教習所の受付に販売しているみたいで僕はそこで買いました。かっこいい奴が欲しい人は、自分で買うべきだと思います。

ヘルメットは教習所が用意してくれてたやつを使いました。
転ぶリスクが多少あり、ヘルメットが傷つくと嫌だろうからなるべく教習所のを使うといいと思うよと言われていました。

ヘルメットは安い買い物ではないですし、お言葉に甘えてもいいんじゃないかなと思います。
いろんな人が使うので、もちろん消毒などはしているようでしたが潔癖気味の人は自分のを使うのがよいでしょう。僕は気にならないので教習所のやつ借りてました。

遅かれ早かれ買わなきゃならないので買ってもいいと思います。

準備するものはこれくらいでした。しいて言うなら予定表みたいなのと教習カードは必要です。

〇期間
およそ2か月かからないくらいでとれました。
大学4年で、ゼミ以外ないので入れれるところ全部入れてくださいといってこの長さなので、働きながらの人なんかはもっとかかると思います。

現在バイクブームらしく、県内では人気の教習所だったこともありかなり時間がかかってしまいました。

すべてストレートで合格でしたが、その日の課題なんかがうまくできない人はもっとかかるんじゃないかなと思います。

〇料金
中型MT、普通自動車免許取得済みで16万円くらいでした。
高い…。ちなみに大型の場合25万らしいです。高い…。

バイクが最初の免許になる人は学科も受けないといけないので多分もっと高くなります。あと時間もかかります。大変ですね。道は遠いかもしれん。

〇教習内容(覚えている範囲)
ぼくは普通自動車免許を所持するときに学科は受けていたので、ほとんど実技でした。

実技は1段階と2段階にわかれて行われます。

1段階は主に二輪コースと呼ばれるところで行われました。

二輪コースには、スラローム、一本橋、クランク、S字、長めの直線と外周、波状路、8の字、練習用スラローム、障害物が用意されていました。
※波状路は大型の人だけの課題なのでほとんど触りません。

大体1.2つの課題を1日ずつこなしていってコースを覚えるという過程だったと思います。

全部で確か9回。内シミュレーションが1回、ATバイクに乗るのが1回であとはMTにのって走りました。

コースを覚えることとか、合図を出す場所とか安全確認とか狭いので次々やらないといけないのでちょっと面倒に思う人もいるかもしれないですね。

1段階が終わったら2段階です。
2段階は四輪車が走っているコースにでることになり、1段階でやったことに加えて、信号待ち、一旦停止、坂道発進・下り、踏切が加わりました。

あとシミュレーションが2.3回あった気がします。シミュレーションは風を感じれないので速度感がつかみにくく視野も狭いし、操作性も微妙なので苦手でした。全部で8回。最後は見極めでそれに合格出来たら卒検を受けられます。

〇卒検
卒検は朝の9時に自動車学校につくところから始まります。
一時間ほど説明を受けて、すぐに検定スタートです。

検定についてはコースが2つ用意されていて、当日くじ引きをしてコースを決めます。全員同じコースでした。

コースは教習所によって違うと思いますが、参考程度に手順を書いていきたいと思います。

1.試験官に合図
2.前方後方確認、乗車、ミラー、発進
3.外周を一周し、四輪コースに出る
4.踏切→一旦停止→信号→坂道→二輪コースに戻る
5.急制動→S字→障害物→クランク→スラローム→一本橋→停車
(Bコースだったらスラローム→一本橋→S字→障害物→クランク→急制動)
6.降車、合図。

ざっとこんな感じ。

気を付けないといけないことは、安全確認やウィンカーの出し忘れですね。
調べてみたら減点大きかった気がします。

持ち点100で、減点方式。最終的に70点以上で合格といわれています。

僕は安全確認2回しそびれて、多分20点くらいひかれてます。交差点侵入前とか進路変更の時、発進前はとりあえず首ぶんぶんふるべきだと思います。

あと発進前にミラーを触らなかったら減点とか、ギアチェンジ以外の時に右足ついたら減点とかも聞いたことあります。細かいのは調べたら出てくるのでそっち見たほうがいいです。

検定一発中止事項なんかもあって、大変です。例えばスラロームやクランクのコーンを倒したら一発アウト。一本橋落ちてもアウト。急制動は二回速度達せなかったり停止線超えたりしたらアウト。(停止線は一発かも)とかエンスト同じ場所で4回したらアウト(一回目は問題なしで、2.3回目は5点ずつ引かれた気がする)とか、坂道1m下がったらアウトとかいろいろあります。

課題をクリアするのは前提なので、安全確認とか細かいところのミスを減らしていけば難なくクリアできると思います。

〇課題のコツ
課題の自分なりのコツを書いていきます。
なんか参考になればうれしい。

スラローム
スラロームっていうのは、並べられたコーンをジグザグにぶんぶんよけていく課題です。この課題の最大のコツは膝でバイクぐっと挟んで恐れずに車体を倒すことかなと思います。

あと最初の侵入スピードを気持ち早くすること、次のコーンのけつを狙うこと。アクセルはブンって回したらすぐに元の位置まで返すこと。とかかな。

先のコーンを見ろとか言われるけどやりやすいようにすればいいと思う。
先のコーン見てるかどうかなんて先生からはわからないから。

タイムは中型なら8秒以内だったと思います。結構ゆっくり安全狙いでも7秒台はでるので慌てないことが大事だと思います。

コーンをよけられなかったら一発退場なので倒さないことが何よりも大事かなと。8秒過ぎると5点減点らしいけど一発退場よりましです。

車体倒すの怖い気持ちもわかりますけど意外と倒れません。まじで。
一番好きな課題でした。

一本橋
一本橋ってのは、ほっそい道をゆっくりわたるって課題です。
確か7秒以上かければよかったと思います。

一本橋のコツは、侵入速度を速めること、停車する時タイヤが橋の真ん中に来るように調節すること、ハンドルを左右にゆすってバランスをとることかなと思います。

侵入速度を速くすると、一本橋に乗るときに安定します。正味乗ってしまえばこっちのもんですのでここが一番鬼門。

停車時のタイヤの位置もそう。乗りやすいようにそうするだけ。

先を見ろって言われると思いますけど、正直そんなに気にしてなかったです。見たほうがいい人もいるのかもしれんけど。僕は視線そこまで気にしてなかった。

時間は後輪ブレーキ踏みながらちまちまいってたら7秒なんてすぐなのでかっこつけて長い間粘ろうとせずにいってしまうのがいいです。

ふらついたらちょっとスピード出して安定させましょう。


急制動
急制動は、直線で40km/hだして、決まった距離の中で止めるって課題です。
前輪ブレーキと後輪ブレーキをしっかり使って、最後エンストしないようにクラッチを握ります。

コツは、ギアチェンジを高速ですること、臆せずフルスロットルメーターは見ない目印をつくっておきアクセルを戻すタイミングとブレーキを握るタイミングを把握する。くらいかなと思います。

直線距離が短すぎて以外に40km/h出せないです。マジでフルスロットルが条件です。で、フルスロットルするまでに3速に入れないとスピードのらないので速すぎるくらいのギアチェンジの気持ちでいくといいと思います。

あと前後輪ブレーキをじわっとかけることも大事です。ぎゅっとかけたら吹き飛んで行きます。危ないです。

フルスロットルをこの辺で解除して、ブレーキはこの辺で握るといいって距離を何回かするうちに見つけておくことで結構簡単にクリアできるようになりました。40km/hでてるか確認したくてメーターみがちですけど、フルスロットルしてたら行きます。フルスロットルでいけない速度用意するわけがないというメタ読みです。

あんまり好きな課題じゃなかったですね。


S字
S字を通るだけの課題です。
余裕。半クラ使って車体を臆せず傾ける。膝でぐっと挟んで自分の身をバイクに任せる。
論ずるに値しない。


クランク
卍の一部分みたいなカクカクを通るだけの課題。
先を見て、しっかり車体を傾ける。スピードは遅くなりすぎると難しい。個人的なイメージはほっそいS字を通る感覚

クランクは、失敗したことないですけど、いつ失敗するかわからないような課題なので一番緊張しました。コーン倒したら一発退場ですし、低速すぎて転んじゃう人なんかもいました。

僕も最初は苦手でしたが、細いS字を描くイメージを持つと案外すんなりいけるようになりました。検定中は途中で足をついてしまってもコーンをたおさなければいいそうなのでそこまで緊張しなくていいのかなと思います。

2個目の角を曲がるときのインコースのコーンが倒れやすいのでそこで若干膨らむ意識を持つといいかもしれません。

地面の色が薄くなってるところがあると思うので大まかなコース取りはそこを通っておけば大丈夫とYOUTUBEで見ました。

先人達が残してくれた轍を存分に生かしてみてもいいのではないでしょうか。

〇入校前にしておいたほうがいいと思うこと

これはMTの仕組みをある程度理解しておくことですね。
僕は普通自動車MTなので大体わかってましたけど、わからない人はクラッチってなんや。とかギアってなんや。とかなりがちです。

動く仕組みがわかってるだけで、何となく体で覚えやすくなるんじゃないかなと思います。

YOUTUBEで調べると、たくさん出てくるのでそれを一度見るだけでもしておくと後々助かると思います。

〇感想
1.結構いきなりやらせてくる


教習受けてて一番最初に思ったのが結構いきなりやらせて来るんだなってことです。

最初は右左折とか基本的な感じでしたけど、いきなり8の字行って交差するところでアクセルブンって回してください~。車体が起き上がりますよね~。ほんじゃスラローム行きましょ~。とか、急制動いきますー。直線でフルスロットル40km/hだしてねー。とか、いきなりやらせてくることが多かったです。

最初からできる人もいると思いますが、できなくても全然いいと思います。
次までに復習して、最後できるようになってれば卒業はできるので。

いきなりでもやってみたら結構できるもんです。人間はすごい。

2.うまくいきすぎても怖い
ぼくはほとんど課題で失敗したことないですし、コースを間違えることとかもなかったし、転ぶこともなかったんですけどミスるときはひょんなことからミスります。

うまくいきすぎてもいつ失敗するかわからないので結局最後まで集中して取り組むことが大事なんだろうなって思いました。

逆に言えば失敗したら、その分その失敗をしないような動きを見つけられたり教えてもらえたりするので失敗はたくさんしたほうがいいと思います。

教習所内でミスったことないからバイクの運転の才能あるんじゃね?とか思ってる人はいないと思いますけどそれはないです。自惚れないほうがいいです。安全運転心がけましょう。


3.楽しい
教えてくれる先生が車に比べてフレンドリーだった気がします。
あとシンプルに爽快感があって楽しいです。
コースもなれたらアスレチックみたいで楽しいです。
卒検は緊張しますけどね(笑)

終わりに
はい、長々と書きましたがこれ読めば中型免許を取るまでは大体理解できると思います。

何のバイクに乗るかは決めていませんが、アメリカンバイクでのんびり走る姿にあこがれたのでアメリカンバイク、いずれは大型バイクにも乗ってみたいと思っています。モトブログなんかもしてみたいな。

それではありがとうございました。

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