黒黒命爆、此処に爆誕

「君は今、歌っているか？」

「君は、何故歌っている？何故歌っていない？」

　人は何故歌うのか、その答えは誰も知らない。
　では彼は何故歌う？これも分からない。
　しかし彼にとって、鼻歌ですら命がけであることは確かである。

黒黒命爆

　彼は歌う者の前に現れる。
　彼はあなた次第で優れたボーカリストとして素晴らしい働きを見せるだろう。
　しかし、彼は優しい友人ではない。彼があなたの前に立ち、歌う理由はその歌の中であなたと命のやりとりをする為である。

　彼は誰の前にも、どんな場所でも現れる。
　彼は決して他者を拒まず、それと同時に誰とも慣れ合わない。
　彼の心が誰かと触れ合う瞬間、彼にとっての音楽が生まれる。

　彼は瓦礫の中で死にながら産声を上げた。
　彼が生命を持っているのか、誰も知らない。
　彼は自らの運命に、死に抗い続ける。
　彼の生命は歌と共に新たなものとなり、音楽の完成と共に終わりを告げる。
　彼は生まれ続けながら死に続ける。

　彼は、歌う者。
　彼は、万民の隣人でありながら孤独な者。
　彼は、死の運命に抗う者。
　彼は人間、黒黒命爆である。

無粋な蛇足

名前　黒黒 命爆
よみ　くろぐろ めいばく
性別　男性であると推測される
年齢　不明
誕生日　１月７日
好きなもの　鮮烈なもの
嫌いなもの　平穏なもの
イメージカラー　黒