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抗う

    41弾、未知<ミスティックアーク>発売おめでとうございます。ぼくもそれなりに最新弾のカードを使って遊んでいます。

ふたりのイースもってません

    41弾が発売してすぐの土曜にニュー杯、日曜に七尾杯があるとのことで、早速新しいプレイヤーのクライシスアークでエンジョイしよう!と思い参加しました。

    使用したデッキがこちらです。

???

    はい、調整間に合いませんでした。直前までは迦陵頻伽を使おうと思っていましたが、緑のブースト札の採用やスタートリソースの枚数、妙声鳥の有無等、個人的な明確な答えを出せませんでした。

 また、前環境tier1のエンジュに勝てるとも思えなかった(これは個人的な技量の話で、良い迦陵頻伽のデッキあったら教えてください。)ため、40弾環境からずっと使っていたヴェスパローゼを使用するに至りました。

 少し前の封神指定及びエラッタで、煌天断滅の剣レーヴァテインがナーフされてしまったので、フィニッシュ手段に欠けている立ち位置ではありましたが、アークゼクスの攻撃性能や各種ブースト札による先行制圧、マウント取りは健在でしたのであまり問題にならないだろうと結論付けました。

(ミラーマッチが苦手なので多分新弾発売直後のCSで蜂使う人いないだろうと踏んでました。ちなみに2日ともヴェスパローゼは自分1人だけでした。)

 さらに41弾で追加された破天降臨〈豊穣の神仰 イシュタル〉の登場により、メイン枠を割かずにリソースのゼクスを回収できる動きが増えました。
 また、ゼクステンドドライブサイクルの〈地脈の鳴動 月下香〉で盤面解決を手札に用意せずに比較的低コストで行えるようになったのも強化だと思いました。

 前述もしましたが、現環境で絶対に無視できないのはエンジュです。アイドル特有の序盤の安定感、連なる妨害、点数をとっても有り余る手札とリソースからワールドコンダクターをプレイされ、点差をつけられ負けることが容易に想像できます。

 このデッキ相手に攻めの手を緩めずゲームを進めるにはどうすればよいか考え、上のリストになりました。

 概ねの基盤は既存のヴェスパローゼとほぼ同じです。何種類か挙げ、現環境で強かった、又は単純にヴェスパローゼデッキとしてどのように使えたか記載します。

・新生せし魔蜂姫 ヴェスパローゼ
 今まではあまり活躍の機会がなかった、《自:【P】「きさら」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃して相手のコスト6以下のゼクスにダメージを与える。【効果】あなたのリソースにカードが13枚以上ある場合、このカードが攻撃してダメージを与えたゼクスを破壊する。》ですが、絶界ブレイクエンジュを一撃で倒すことができます。エンジュ側はこれにアークゼクスのバウンスかMake your wish come true(以下come true)を打たないといけないので、かなり効果的です。
 
・薔薇のお茶会 蜂兵女王ヴェスパローゼ
 リソースがあればあるほどパワーが上がり、リソース18枚で11500(come trueで破壊されない)、20枚で12500(エンジュトークンにダンスレッスンを2枚要求)と、かなりエンジュ側が対処しにくいパワーラインになります。また、22枚で13500→ダンスレッスンを2回使わせた後に優先権でアークゼクスをプレイすると14500になり、余分にダンスレッスンを使わせることができます。
 アークゼクスでバウンスされますが、元々のコストは2なのでもう一回出せばいいですし、起動効果でドローでき美味しいです。
 
・たのしいなつまつり ヴェスパローゼ
 自分のゼクスをリソースに送れるため優秀だがあまり採用されない(自分のゼクスどかすだけならアークゼクスのバーンで間に合っていた)カードでしたが、破天イシュタルが来て価値が上がったカードです。
①リブートのアークゼクスと攻撃済のゼクスがいる状態でリソースのなつまつりの起動効果を使う。
②アークゼクスと攻撃済みのゼクスがリソースに行く。
③場に出たなつまつりをコストに破天降臨をする。
④リソースに行ったアークゼクスを回収する。
 この動きができるようになりました。アークゼクスをそのまま破天降臨のコストにもできますが、それだとアークゼクスはデッキの下に行ってしまうので回収できません。なつまつりでワンクッション挟んで破天降臨することでアークゼクスを回収しながら攻撃回数を増やせます。

・プリンセス・ダンサー カマラ
 ヴェスパローゼでもプラセクトでも緑でもないこのカードですが、リソースにあるだけでコストを支払わずにプレイヤースクエアを埋めながらリソース回収を行えます。
 ヴェスパローゼは攻撃したゼクスを自分で破壊してさらに後続を出す動きをするため、スクエアの多面制圧が得意ではなく、なんなら攻めてばかりいるとプレイヤースクエアがガラ空きなんてこともあります。もちろん一旦引いてプレイヤースクエアにゼクスを出せば良いのですが、それだと取れた1点を諦めることになる場合もあります。
 そこでカマラですが、効果が発動するのがターン終了後のため、プレイヤースクエアを気にせず攻め続け、最後に蓋してくれるので、プレイが非常に楽になります。
 また、プレイしたアークゼクスは基本破壊されてチャージを経由してトラッシュに行きます。それを再利用するには呪棘やビーガイストを用いて手札に戻すため手間がかかります。それを、カマラならターン終了時に場にいるアークゼクスをリソースに送りそのまま手札に戻せます。相手のヴォイドブリンガーを気にせず攻撃できるのも良いと思います。
 フォスフラムはスクエアかチャージのゼクスをデッキの下に除去するため、リソース及び手札なら安全地帯です。
 リソースのゼクスを回収する札として、紅葉狩りがありましたが、イベントは引かなければいけないです。その点カマラは引いたらリソースに置けばいいしアークゼクスやリソリン等でリソースに入ることもありとても扱いやすかったです。
 実は相手のターンの終了時に発動できたり、リソースを回収せず単純にリソースを増やす、プレイヤースクエアのゼクスを選ばす効果を使用し自分のゼクスをリソースに送るだけする、といったこともできます。
 前環境ではネイがいたため、有効牌を手札に握っててもダメでしたが、ネイもレディローズ始め緑パッケージを失って環境的に母数を減らしていたので強みが出たと思います。

・地脈の鳴動 月下香
 41弾のゼクステンドドライブサイクルで、手札を消費するものの、1コストで2体ゼクスを処理しながら場に出てくるので巻き返しに長ける能力です。トラッシュで使用するので、このカードを手札に持っていなくても良いのが優れています。
 逆にこのカードをトラッシュに送る手段が限られている(アルターアローン、ラハール、スタカ、手札超過、イグニッション)ので結局クセはありますが、それでも相手視点ではこのカードが見えている状態でプレイしなければいけないのでプレッシャーを与えられると思います。
 ゼクスが5体以上という制約はありますが、相手がそれをケアしてゼクスを並べないのであれば盤面は薄いので普通に攻めればいいです。
 ご存じの通り、月下香からイシュタルに繋ぐことができるので、盤面処理→後続確保の起点になれます。

・天上天下唯我独尊ラハール
 1,3,5番スクエアに10億ダメージを与えるのでロウブリンガー スノードーム以外は破壊できます。仮想敵はやはりブレイクエンジュで、容易に突破できるので使い勝手はよかったです。しかし、いくらリソースがたくさんあるヴェスパローゼとはいえ、7リソースはかなり多いため、思考停止で使わない方がいいと思いました。(1敗)

・唯我の神意ナナヤ
 ネイのスタカを処理するのが強く前環境でも使われてましたが、エンジュに対しても鳳凰木を落とせるのでやっぱり強いです。
 だけど、必然的にアークゼクスを破天降臨の素材にしなきゃいけないのでそこのリスクリターンを考えるのが難しいと思いました。

○不採用カードについて

・サーガラのお願い
 もちろんあったほうが安心できますけど、盲執の絆もありますしヴェスパローゼまみの外れ減らしたかったです。正直経験則です。これに関しては批判があっても仕方ないかとおもいます。
 一応2日間通して、後1サンタヨグされた1試合以外は全部3ターン目にアーク投げてます。
・最凶生物、ドラミコクインテット
 引かなければいけないカードを最低限(真実)にしたかったのでやめました。他のカードは回収ができたり、手札以外で使うカードにしてます。
・ボンビクス
 サンダルフォンはいませんが、緑絡みの先攻3ターン目を咎めることができます。
 とはいえボンビクスをキープした上でこちらも後攻3ターン目に6リソにしながらスタートリソースを捻ってアークは多分できないのでやめました。
・マシャカ
 買うの面倒でした()
 というのは冗談で普通にこっちの手札も無くなるんで自分の手札減らしてお茶会残してマシャカはプレイ難しそうだったので見送り。
・ハニービー
 基本的にはカマラやイシュタルのお陰でアークゼクスとお茶会の供給が間に合ってるので無くても不都合は生じませんでしたが、魔針ヴェスパを組みやすくなるので入れてもいいとおもいます。月下香をあまり強く感じられない方は差し替えてもいいと思います。

 総じて、非名称はそこまで好きじゃないです。ゼクステンドドライブや優秀な汎用札が増えた中で、自分が許せる枚数配分を考えるのは面白かったです。

 一応まみの成功率(上から3枚みて2枚はヴェスパローゼが含まれている)は約9割くらいです。(まみを出した段階での山の枚数と非名称の枚数は誤差あるので計算は適当です。)

 一応ニュー杯は4位、七尾杯はベスト8でしたが、どちらもオポーネント上がりでしたのでエンジュやフォスフラムに互角に渡り合えるとは決して言いませんが、強力なデッキであることに間違いありませんので、久しぶりに回したいと思った方や、組みたいと思った方がいてくれたら幸いです。アルカナシフトやワルコンは再録が決まって前よりは組みやすくなってるとおもいます。

 破天イシュタルは2枚入れてください

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。今週からはちゃんと41弾のデッキでエンジョイします。

ノシ

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