空き缶
この青い山を見るといつも思い起こされるもの。
どこかの駐車場にあった自動販売機に、
オレンジ色にゆらめいた飯島直子さんのポスター。
やっぱりCMの脳への浸透力は凄いな。
空き缶を拾う。
空き缶拾い。
いつぶりだろう。
小学生の時、学校で「緑を守ろう」なんていうスローガンを掲げていたっけ。
その一環として、空き缶を集めて換金し植物を育てるということをクラスでやっていた。
空き缶を拾えば町はきれいになり、そのお金で木や苗を植えれば緑豊かになるよ、みたいな呼びかけ。
生徒が順番で、SATY(今はAEONになっている)の正面玄関横にある空き缶回収機で換金してくる。
空き缶2つで1円。
5年生から6年生へは持ち上がりだったから、2年間続いたことになる。
卒業時に、貯金箱はかなりずっしりとしていた。
そのお金で結局何を買ったんだっけ。
ごめんなさい、忘れました(笑)。
オリヅルランは、他の先生達から顰蹙をかうくらいにベランダで増殖していたから、多分それ以外の植物でしょう。
と、いうわけで(どういうわけで?)文章を書くためにゴミを拾います。
これは、あるコピーライターの方が私にくださった最強の種でした(ありがとうございます)。
何か一つのことについて書き続けるのは難しい。しかも、よそ見が好きでテーマを一つに絞れない私。
だったら起点となるものは定めてしまおう。
それが、「拾う」ということだったのです。
拾った物からどんな話に転ぶでしょう。私にも分かりません(笑)。
一日一つゴミを拾って、そのゴミさんが語りかけてきた物事を発信することで、クスリと小さな笑いが花開いたら…。
誰かの心に何か生まれたら。
砂漠地帯に小さな芽が生えたら。
そんな気持ちで綴っていこうと思います。
いい映画作りに携わりたい。エッセイやコラムを書くことをしたい。仕事として。
では、まず書いてみよう。
筋トレでカッチカチになるというよりは、固い身体を日々の柔軟でやわらかにしていく感じで。
そんな試みです。
読んでくださって、ありがとうございます。
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