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Paris 2日目


隣の部屋の声で目を覚ます。
目覚ましより1時間くらい早く。

起きたくないような
急ぎたいような複雑な気持ち。

なにせ今日はパリからホームステイ先のあるリヨンまで行かねばならない日。

早くパリを出てステイ先の人に会いたい気持ちがとても大きかった。
とにかく安心が欲しかった。
でもパリを歩くのが怖い。。


わたしはリヨンまで格安長距離バスOuibusで行くことになっていた。

それまでに携帯会社に行くぞ!と思い
支度して、チェックアウトして、
キャリーとともに再び移動!!

前の日の夜ホテルで調べた通り
「パリの交通機関はバリアフリーが進んでいない。」
これはわりかし本当でした。

確か、世界一の観光地なのにね。不思議ね。
下り階段は気合でいけた!

あとはエレベーターを探し回りなんとか、って感じ!!

フランスの携帯ショップfree があるマドレーヌ駅まで行くことに。乗り換え一回。
キャリーを持って気合いの移動。

携帯ショップまでの道もホテル同様日本にいた時から覚えていた。

観光名所のマドレーヌ寺院を超えてfreeへ到着

が、!

な、なんか建物暗くない?定休日は日曜日のはず、、今日は月曜日、、、、、

ここでわたしの嫌な予感信号が電波受信

案の定「本日4月2日は休館します」の文字。

わたしの不運は自慢したいほど強い。

わたしとほぼ同時に来たフランス人のおじさんも、その貼り紙を見て

「Oh là là 〜」
オーララー

これはフランス語で日本的にまじか、とかやばい、とか衝撃的な時に使う言葉。
オーマイガーだね。笑

わたしも一緒になって
「Oh là là〜 !!」

ということでSIMカード買えなくて、
Wi-Fiがないと誰とも連絡取れない環境は続く。

これは思ったより本当に不安で。
現代っ子だから尚のこと。

言葉が通じない、聞き取れない、話せない、知り合いがいない、自分が外国人、ネットで調べられない(地図が見れない)

一体昔の人はどんな気持ちで海外旅行に行けたんだろう?
今だからSNSや、翻訳機能、現地のおすすめスポット沢山見れて、連絡もできる、そんな中だから安心できるし旅行いこう!って手軽に言えちゃうけど。

昔の人はほんとにジャングルにくるのと変わらないぜ。

そう考えると結構まじで数十年前以降のバックパッカーってとんでもない。
死にに行くみたいなもんだな、と思った。
覚悟と度胸と強い目的がないと無理だな、
と心底思った。

そんなことを思いながら携帯が使えないわたしはマドレーヌ駅をでて、バス停のあるベルシー駅へ。
パリの地下鉄は暗い

これは一本の電車でわりかし早く到着。

でもバス停までがわかりにくくてベルシーで迷いに迷い、でもWi-Fiないから地図見れず、駅からバス停までの地図は持ってたが自分がどこにいるのか分からず、泣きそうになる。

ふと道案内の看板が。
地図ものってる!!

必死に読んで道を覚えて、歩きに歩いてようやく到着笑

自分がベルシー駅を出た瞬間から逆方向に行ってたことを知る。

ここも事前に調べておくべきだった。

バスロータリーって書いてあるから見ればわかるでしょ、と思ってたら、まさかの建物の二階にバスロータリー。
これはわからんわ。笑

無事着いて1時間くらい外でぼーっとまつ。
その間にもお金をせびられたりしたけど乗り切る。

このロータリーにはWi-Fiがあったので本当に安心してみんなに連絡。
できる人には電話。

そうしてそろそろ自分のバスを探す。

まさかのロータリーのはずれに止まってた。笑
偶然自分のバスがロータリーに入る瞬間を目撃してたので良かったけど、
もし目撃してなかったら普通にわかんなくて乗りそびれてたわ。。。
こわぁ。。。笑
偶然の産物。

バス乗り場はもちろん運転手さんがフランス語でみんなに何かを指示してる。
全くわからなくて目の前にいた優しそうなマダムに肩ポンポン。

「これであってる?」なんとなくフランス語で聞く。
「あってるわよ、私たちも同じとこに行くのよ」
すっごく優しい笑顔の2人のマダム。
緊張がほっと解けました。

バスに乗る列では、2人の間に私を挟んでくれて、キャリーを入れるのも手伝ってくれて、さらに偶然にも通路挟んで隣でした。

これにはびっくり。
通路側嫌だったけど、一気によかったってなった。笑
話せないけど微笑んでくれる。とても嬉しい。
そしてバスは走る!
なんてったって12:15発でリヨンつくのは18:50。超ロングラン!笑
でも電車より幾分ラクだ。
ステイ先にも19:00以降に来てくれと言われているので1人だったら時間潰せなかったと思う。笑
まあ、リヨンの携帯会社には行けたかもだが、、、笑

バスは途中でトイレ休憩と、PAで休憩を挟んだ。

フランスのパーキングエリアは日本と変わらない。
パーキングエリアって世界共通なのかもなあと思う。建物とか、空気感とか。

ただ、出発時間が聞き取れなかった私はトイレだけ済ませてバスに戻るも、日本みたいにバスのドアが開けっぱなしではない。スリ防止かな?

近くの柵に腰掛けて時を待つ。

フランスきてから初めてほのぼのとした時間を過ごした。
のほほん。

そうしてるうちに、運転手がきて、じわじわとみんなも戻ってきてるのを確認してバス乗車!

さあリヨンに着くまであと2時間弱!どうなるかな!

ひとまずバスで、おやすみなさい💤

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