私の中のアルクトゥルス

シリウスの魂なのに、アルクトゥルスに惹かれるのは何故だろう?

魂の記憶を辿ってみよう。

そう思った時に感じたことを書いてみました。

☆☆☆

戦争で傷ついた私は、アルクトゥルスで癒やされた。

☆☆☆

体の傷は癒せたけれど、心はもういらないと思った。
何も感じたくなかった。
美しいものを美しいと感じることさえも。
いらないと感じた心は、固く冷たく閉ざされて。

生きながら死んでいた。


けれど、アルクトゥルスの人たちの優しさに触れるにつれ、あれだけいらないと思っていた心が、少しづつ少しづつ、ほぐされ温かくなっていった。

心が回復に向かうに連れ、アルクトゥルスの治療を深く知りたくなった。


体を癒すだけでは足りなかったもの。


心をなくした人を多く見て、強く無力感を感じていた私。
そして、心を捨てたいと思っていた私自身のこと。

深い深い心の癒やし。

体の癒しと心の癒やし。

傷ついた人には、どちらも必要。

シリウスが、全く心を癒せなかったわけではない。
けれども、アルクトゥルスには、もっともっと深いところに響く癒やしがあったのだ。


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