片欠き

もう中学生さんの無観客ライブを再生しているところすみません、サーヤです。（いくらこちらが言葉遊びで競い合っても、満と空だけであんなに面白いものを作られてしまうのだから、お笑いって憎くて最高だと思うのです）

さて、前回noteに書いた「肩書き」というタイトルの記事がgoodな反響をいただきまして、それをきっかけにいくつかインタビュー取材を受けました。業界関係者の方々もシェアしてくださってマンモスうれぴかったです。ありがとうございます。

あそこで書いた状況からかなり変化があったものですから、これは記録しておかなくちゃと思い、再度筆を執った次第です。筆を執ったというか、Lenovoを立ち上げた次第です。

M-1の３回戦の動画がGYAOに上がりだしたぐらいで状況は一変しました。業界の方から嬉しいコメントをいただいたり、「なんか漫才上手じゃね？」というアマチュアならではの口コミをいただきました。“なんだこの一般人は？”という、向かい風に見えて最高の追い風が吹く瞬間があったおかげで、お笑いヘッズたちに大拡散していただくことができました。しまいにはそのラブいシェアが実を結び、あの「おもしろ荘」への出演を果たすことになったのです。
このときばかりは、仲が悪かったはずの旧友たちからも山ほどメッセージが届きました。
「久しぶり～！なんかすごい頑張ってるね！めっちゃ応援してるｗ」「やっほー覚えてる？笑 いきなりTV出てくるからびっくりしたんだけどｗｗ」
はい、秒でスワイプ削除。私だけにはくれなかったブレスレット、まだつけてますか？
私は高校を卒業するタイミングで友達を精査しているのでこの手の行動には躊躇がないです。（詳しくはこちらのラジオでコミカルに話しているよ⇒https://www.youtube.com/watch?v=xLL5uGl2m1o）
思い出してくれてありがとう、また来世な。

気が合わない人や嫌味を言ってくる人と無理に付き合う必要はないですからね。どれぐらい必要ないかというと、スキップされることを前提としたYouTubeの広告ぐらい必要ないです。※もっと良い例えあるけどそれは二人っきりの時に言うね。
とにかく、毎日届く大量のメッセージに心から感謝しております。もちろん「股間の写真をお送りしてもよろしいでしょうか？」という丁寧で自分勝手なメッセージもありますが。変態は許可制じゃないのにウケるなあと思って過ごしています。

そして何より、TVや雑誌やWEBメディアからお仕事の依頼がたくさんきました。さらに、念願だった「ラランドってだれ？サーヤは元子役でハーフ？カップ数は？家族を調べてみた！」というヤバすぎる結末の記事も作っていただけました。もうきっかけを与えてくれたGYAOには足向けて寝れません。一番最初に入れるタトゥーは「GYAO」です。将来の子供の名前も「脚王(ギャオ)」です。

M-1準決勝後に知らないおっさんから「素人のくせに出てんじゃねえよ、こっちは6000円も払ってんだぞ。」というDMが来た時には、このおっさんだけを傷つける笑いをしてやろうかなと思ったものですが、なんとか深呼吸してブロックするだけにとどまりました。人生稀に見る英断でした。おっさん、最近素人のくせに割とTVに出ちゃってごめんね。もっと売れてお前の街で営業するのが夢です。

「趣味のくせに」、「片手間の笑い」、「お笑いごっこ」など、過去様々なワードを駆使して叱咤激励してくださった方々には頭が上がりません。両面を磨いて無双するんだと固く決意するきっかけになりました。「綾小路きみまろTV」に出れたのはあなたたちのおかげです。

まじで仕事もお笑いもやめなくてよかったな。
どちらか片方でも欠いていたら、ここまで来れなかったんだから。へへ。