セイバーズに脳を焼かれたオタクが人生初の大型大会に行った話。
みなさんこんにちはゼロデイことさくら望路(もち)です。
デジカ楽しんでますか？
さくらはめちゃくちゃ楽しんでます。
さて、時にTCGというものはどんなタイトルであっても「大型大会」というものがにわかに過熱するのは言わずもがなだと思います。
まだ見ぬ相手との戦いを楽しむ者、変なデッキを広めるために参加する者、シンプルに強さを求める者、推しがいっちゃん強いことを証明しにきた者……様々な熱を胸にエントランスの敷居を跨ぐと思います。
自分も応募した当時は兄貴デッキの楽しさと推しの頼もしさに脳をカリッッッカリに焼かれ、「もっとデジモンカードやりたい！！！！！！」とテンションブチ上がりながら応募をしました。
ところがその後のBT-16(ビギニングオブザーバー)環境、兄貴デッキがそんなに相性が良くないというかマグナが規制受けないギリギリの界面でブチ壊れている(デュエマ基準だと)ため勝率が振るわず、ちょっとモチベが下がってしまっていました。
2回ブロックできるのもわかる。
当然のように完全耐性持ってくるのなんだお前。
そんな悶々デジモン育てるモンモンとしていたデジカライフを送っていたのですが、2月頭のある日にとある通知が届きました。
漢さくら望路、人生初の大型大会参戦決定。
漢さくら望路、活躍の軌跡
志を同じくする者達が同じ道を歩いているの、コミケを思い出しました。
というわけで枚数調整したりオプション練り練りして大会に向け調整している間にあっという間に大会当日。「一次入場っちゃなんじゃ」だの「こんな早く入れていいんか」だの「バーコードどれ提示すればいいの」だのわちゃわちゃしながら列に並び、8:20ごろ会場入場。写真撮り忘れてしまったんですが、会場めっっっっっっちゃ広い。
後で説明しますが当日
・超テ
・ガンスリ
・ブイモン争奪戦
・体験会
の4イベ並行進行で
この右下しか使わない。
456ホールブチ抜きで使ってるだけあってかなりデカかったです。右半分しか行かなかったけど。
でここでさくらさん痛恨のミス。
かなり早い段階で入場できたのですが、脳のスタートアップをするためにここで1人回しを開始。これがのちに苦行を生むことになることを今はまだ誰も知らない。
そんなこんなで1人回ししたりDiscordで身内と会話してたり周りのテイマーと交流してたらあっという間に時間は過ぎ、10時。キャンセル待ちのエントリーまでが全て完了し、BTCGアプリに1回戦のマッチング番号が通達。
この瞬間、幕張メッセの一角に集まったテイマー達に一斉に火がつきました。
Round1 黄紫マスティモン
この日集まったテイマーはなんと総勢600人。2つのブロックに分割され、自分はAブロックに割り振られての1回戦。
対面したのはいきなり兄貴が苦手なエンジェウーモンを駆使する黄紫マスティモン。黄ワクのギミックをアドの奪取に活用しながら最終的にアルティメットカオスモンを投げつける、EX-06で強化が入った最新のデッキです。
セキュリティ送りや枚数ドレインなどでテンポを停滞させられ攻めあぐね、気づいたら残り30秒。対面の残りセキュリティは0枚まで削れて自分のターン。運命を分けたのは育成エリアのアグモンでした。
これ見た瞬間のぼく「あるあるある打点ある足りる足りる！！！」
自分の盤面には4兄貴と5兄貴が1枚ずつ。これだけでは打点が足りないと思っていたところ盤面左下にこれ。このカードがいなかったらマジで打点が足りず殴り返されて死んでいました。ありがとう相棒。
Round2 ダブルタイフーン
というわけで勝ち点1抱えて2戦目。
対面はスターター、通常弾で連続強化をもらいTier1の一角を成すテリアモン&ロップモンデッキ、通称ダブルタイフーン。
ラピッドモンとセンガルACEがやばいことで有名なこのデッキですが、この対戦中とあることに気づきました。
進化元焼けばいいなこれ……？
そう、テリロップの段階で焼いてしまえば後続にはつながらずコントロールして勝つことができます。
結果から言いますと5兄貴が出るたびに盤面焼きまくってラピッドが出る前に殴り切りました。バーストモード2体生やしながら。
怖いよ兄貴。
Round3 レオモン
問題の試合。
終盤「ライズを引けば一気に進化して勝てる！」の盤面。
引いたのは4枚目のシャインでした。
これにより
シャイングレイモン(BT12)
シャイングレイモン(BT12)
シャイングレイモン(BT12)
シャイングレイモン(BT13)
シャイングレイモン:バーストモード
のフォーオブアカインドが完成。
ここまで手札に固まっていちゃあ盾も期待できず無論返しのターンでボコられて死にました。多分ここで事故らなければ決勝行けてました。
Round4 ディアボロモン
お初の対面だったのでどのような戦略でくるかワクワクしながら臨んだところ、
急に究極体のトークンが生えいきなりピンチに。
トークン戦術って普通ウィニーがやるもんじゃなかったっけ……？
ただ迅速に発生源を焼いてたら知らないうちにACEを焼いていたらしくオーバーフローをもらえていたのでいつものシャイン兄貴バースト兄貴を叩き込めたのでフィニッシュです。
Round5 七大魔王
出ました本日のわからん殺し。
七大魔王は「大罪の門」というオブジェクト型デジタマを駆使してファッティをバンバン使い回すいわゆるロイヤルナイツ系のデッキなんですが対面してわかりました七大魔王とあんなん比べる方が愚か。
簡単にいうとこの七大魔王というデッキ、安易な消滅除去が利敵行為になります。パワーダウン除去を主兵装とする兄貴には天敵も天敵、ド級の天敵ド天敵です。
出して殴って終わりだったロイヤル何ちゃらとは大きく異なり、互いにディスアドをばら撒きながら自分が受けたディスアドはアドに変換する。
簡単にいうとロイヤルナイツにベルゼブモンがくっついてワニがちらつきながら小学生が考えたようなフィニッシャーが突っ込んでくる、そんなギミックです。
無論こちらの成すこと全部裏目に出て盾全部焼かれて負けでした。負けたけどめちゃくちゃ面白いギミックだったので笑顔になれましたし何より1週間で乗りこなしてる対面さんもすごい。
Round6 マグナモン
ヤダーーーーーーーッ！！！！！(天敵)
えーみなさんご存知完全耐性ゴリラのお出ましです。助けて。
複数回ブロックできる完全耐性持ちだよ！
しかし漢さくら望路、戦いの中で成長する男。
ヤバランプへの解決の糸口はこの日の戦いで学んでいました。
そう！
徹底的に進化元を焼きます。
なのでマグナ着地前にいつものを叩き込んで勝ちです。
結果、そして次なる戦いへ
予選はAブロックだけでも総数274人というまさに超大型にふさわしい規模だったのですがその中で38位というなかなかの高ランクに入り込むことができました。手札事故がなければもっと高いところ行けてたのに……！
というわけで惜しくも予選落ちしてしまったのでデジモンブースを一旦抜け、身内で絶対兄貴に入るじゃんと専らの噂だったプロモカードを買いに物販へ。
ただこの物販だいぶ仕様がアホであり、当日展開していた5タイトルの物販を全部1箇所のブースで捌く上にタイトルブースごとの物販コーナーでは一切新規品を取り扱わないという商売下手っぷり。本当に下手くそすぎる……
おかげで徹夜明けと大会終わりでクソ疲れてるところ2時間並ばされました。
しかも並んでる最中にX(以下Twitterと呼称)で「物販受付停止」などという公式アナウンスが流れてちょっとざわつくなどもあり、「早く列抜けてガンスリ行きたい」欲がドンドン高まっていきました。
2時間に及ぶ死闘の末に物販戦争を勝ち抜き無事パック4セットを購入、この時点でガンスリ行きたい枠がMAXで早速デジモンブースに戻ってガンスリに参戦したのですがここで思わぬ誤算。
体力が女児の男さくら望路、ここで電池切れ。
えー結論から言いますと疲労で何も考えられませんでした。
徹夜して電車乗って並んで6戦して並んでたらそりゃ電池も切れるわ。
なのでガンスリは2戦ほどやって己の限界を悟りこの日は帰りにラーメン食べて撤退しました。
また会おうBANDAI CARD GAMES FES。
まとめ
超楽しかった。
元々デジモンは環境に居るデッキの分布が分散しやすいゲームではあったのですが、それが各ブロック300人規模ともなると見たこともないデッキばかりで本当に次の対面が楽しみ。ガンスリンガーも一期一会の即興対戦という点においてはいつものスイスドローとはまた違ったコンスタントな楽しさを味わえました。もちろんイベント全体も楽しく、やはり「大型イベントでしか吸えない空気」をこのように楽しみながら吸えるのはカードゲームイベの醍醐味ですよね。
次回の超テが関東開催だった場合はまたエントリーを画策しておりますので、その時は喧嘩だ喧嘩！喧嘩をやってやらァ！！
(以下は当日使用したリストを貼っておきます。気になる方は見てね)
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