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大好きなおじいちゃんの満月パワー

こんばんは。私は昨年の3月に大学を卒業して、友人と2人で教育事業をする会社を起業し切り盛りしています。

生きるということは本当に大変です。

わたしは毎日毎日必死のパッチで生きています。
きっと皆さんもそう。

今日は、わたしが落ち込んでいる時にすることを少しお話ししてみようと思います。

超絶おじいちゃんっこ

わたしはおじいちゃんが大好きです。(ここで言うおじいちゃんは母方の祖父です)

わたしの大好きなおじいちゃんは、わたしが小学4年生の時に癌で亡くなりました。

幼少期、少しタバコくさい車を運転して「さーなぽーん」と大きな声でわたしを呼び、優しい笑顔で保育園へ迎えにきてくれました。

保育園からの帰り道。わたしたちは何かしらの理由をつけてはスーパーへより、キラキラ(カラースプレー)のついたソフトクリームを食べました。

玄関でタバコを吸うおじいちゃん。
タバコ臭い。

「あっちへ行っとき」と言われましたが、わたしはおじいちゃんが大好き。だからそばにいました。

日が暮れてくると、当時飼っていた黒いトイプードルの「ロク」をお散歩しにいきます。

おじいちゃん、満月になりたいねん。

ロクのお散歩中。おじいちゃんは決まって田んぼ道の真ん中で
「おじいちゃんな、満月になりたいねん。」
と話してくれました。

「満月になったらな、お空からいつでもさなぽんたちを見ることができるやろ」

5歳のわたしには言っていることがわかったような。わからないような。
それでも、なんだか感動したのを覚えています。

小学1年生になるタイミングで、大好きだったおじいちゃんたちと住んでいた家をでて、私たちは東京へ引っ越しました。

小学生になると、弟が生まれ、妹がうまれ。
家は今まで以上に賑やかに。

わたしが10年間熱中した合唱とは小学3年生の時に出会いました。

そんなこんなで月日が流れたある日。

おじいちゃんの病気が発覚

「おじいちゃん調子悪いみたいやねん。」

風邪かな?熱かな?

でも、母の雰囲気がいつもと違う。
わからないけど、何か大変なことになってそうだ。

久しぶりに会ったおじいちゃんは、痩せて少し元気がなかった。

それでも、あのいつもの笑顔で
「さーなぽーんよく来たな!元気やったか?」って。

おじいちゃんが元気な間に親戚全員集まって旅行へ行こう。

いとこ家族と、おばあちゃんと、私たちと、おじいちゃんみんなで、軽井沢へ旅行に行きました。いつも通りのおじいちゃんだった。お酒を飲んで、タバコを吸って、歌を歌って。

そんな旅行の帰り道、京都に戻る新幹線で髪の毛が抜けたそう。

そこからどんどん体調が悪くなっていって…
おじいちゃんとはもう会えなくなってしまいました。

満月になったおじいちゃん

これまで23年間生きてきて、辛いことも大変なことも苦しいことも悔しいことも、嬉しいことも幸せなこともたくさんあった。

そんな時、空を見上げておじいちゃんと話します。

今日はこんなことがあったんだ。悔しかった。

わたしがそういうと、なんだかおじいちゃんが「さなぽんなら大丈夫」って言ってくれているような感じがするんです。

今日はすっごく嬉しいことがあった。おじいちゃん、いつも見守ってくれてありがとう。

とわたしが話すとおじいちゃんは、何も言わずあの優しい笑顔をしてくれているような感じがするんです。

わたしはまだまだこの世でやりたいことも、やるべきことも、成し遂げたいこともある。

次、おじいちゃんにあった時に「さなぽん、頑張ったな。大きくなったな。」って言ってもらえるように、わたしは今を全力で走り続けようと思います。

今日は満月。おじいちゃんといつもより長くこれまでのことを話してみようと思います。

今回はいつもパワーをくれているおじいちゃんの話をしてみました。

最後まで見てくださり、ありがとうございます。

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