見出し画像

ハグすべきだった

今日はぽかぽかの日和の朝でした。
ただ、夢の中で着信があって何だろなって思ってました。

朝の片付けを終えて、のんびりしていたら知らない番号からの着信。
私が毛糸屋をするにあたりお世話になったとても尊敬している方が亡くなったと知らせてくださった。
なにがなんだかわからない。11 月18日には笑顔でお会いしたのに。21日にはメール交換したのに。

5年前からのお付き合い。
車で2時間ちょっとの彼女のお家。たった2時間なのにいつでも会えると思いつつ、たった4度しかお会いしていない。会った回数は少ないけど、深い繋がりを感じている人。
もっと会えばよかった。ハグしておけばよかった。
今日の彼女は穏やかだったけど、もう明るい声は聞けない。
唇をお水を浸した綿でそっとぬぐった。
悲しすぎる。
命が終わった身体は人形になる。

彼女の家に向かうのに夫が協力してくれた。ありがとう。
感謝してるのにその気持ちをカーナビが邪魔した。自然いっぱいなので山や海の感覚で進めば良いという私と、カーナビに誘導される夫。山道に入り込んでしまった。ぐるぐる遠回り。車内は険悪。

やっと目的地に到着して、彼女の元へ。納棺直前で近しい方に続き末期の水をさせていただいた。そういうタイミングだったのですか?

遅めのお昼を、以前連れてきていただいた店に寄った。彼女の笑顔が見えた。泣きながら食べた。
夫が「悲しいね」と言ってくれた。

夢の中でお電話をくださったのは貴女だったのですね。

食事をしてお店を出て撮った眩しい青空が、モノクロに撮れてました。写真って不思議。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?