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今年のクラウドファンディングの単価が高くなってしまった理由について

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こんにちは、立川吉笑です!
(禁酒を誓った小野照崎神社にて)

吉笑クラファン2020

数日前に始まった
『ソーゾーシーTOUR2020』
クラウドファンディング

たくさんご支援して頂き
おかげさまで
第一目標金額の212万円
実施早々に達成することができました
本当にありがとうございます!!

この212万円で
「交通費・宿泊費・デザイン費」すべてと
その決済手数料を賄うことができます。

つまりこれで我々は
全国15ヶ所に伺うことができるし、
会が開催できるということです。

ただ先日の投稿にも書いたように
今回の最終目標は600万円になっています。
(ビックリするくらい大きな金額!)

今回は
なぜそんなに大きな金額が必要になったのか
ということについて、
もう少し詳しくお伝えできればと思います。

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ということで、全15公演分の
交通費・宿泊費などで必要な
212万円に加えて、
今年は400万円くらい上乗せして
資金を集めることになりました。

去年は全5公演のツアーで
85万円が目標金額となりました。
今年は単純に公演数が3倍になるのだから、
必要な予算も膨らみます。

そう考えると
第一目標金額の212万円は
まぁ当たり前の結果だと思います。

では、そこからさらに400万円を
上乗せしなくちゃいけない理由とは何か。
それはコロナ禍の影響です。

イベント当日の状況によって変動しますが、
基本的に現時点では
各公演とも会場のキャパから
半分以下に席数を減らした状態での開催
を予定しています。
感染予防の観点から当然の選択です。

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(こんな景色を今年は見られません。)

そうなると当たり前ですけど、
チケット売上も半分以下になるわけです。

その減ってしまった予算を
主催してくださっている方々に負担して頂くのは
申し訳ないなぁと思って、
ひとまず
自分たちの出演料を無くすことに決めました。

当初の見積もりから
50%以下になったイベント収益を
まずは会場費だったり、
スタッフさんの人件費だったり、
それこそ感染予防対策費だったり、
主催者の方の手間賃だったりに
回してもらいます。
その上でもし予算が余るようなら、
出演料として頂こうと。

なので正直に話すと、
実際は50%の入場料収益だと
運営費すらペイできない、
赤字になる公演もたくさんあるので、
その分の資金は調達するとして、
自分たちがノーギャラでいいなら
350〜400万円ほどの予算があれば
問題なくツアーは開催できるのです。

ただ、
当然自分たちもプロとして活動している以上
高座を勤めるからには
真っ当な出演料は頂きたい

その結果考えたのが、
公演とは別で、配信系の企画を稼働させて
そちらの売り上げを
減らした客席分に補填しようということです。

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コロナ禍で本当に参ってしまいましたが、
1つプラスがあったとするならば
演芸界でも配信系の
「時間と空間を共有しなくてもいいコンテンツ」
への距離感がグッと縮まりました

ソーゾーシーでも
4月から様々な配信をやったことで、
企画実行力が高まったり、
配信の可能性を実感しました。

思えば第2回公演をWEBで開催したように、
もともと
時間や空間の制約を超えた先の表現について
考えてもいました。

なので、ざっくりした予算感でいうと、
交通費・宿泊費などで212万円が必要で、
コロナでの客席減による
赤字を補填するのに150万円くらい必要で、
自分たちの出演料や
配信企画の制作費として250万円くらい必要で
合わせて600万円ほどになるという計算です。

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随分長くなってしまいましたが、
もう少しだけお伝えしたいことがあります。

今回のクラウドファンディングの予算感を
僕は正直高いと思っています
「3万円」という額を一括で支援するのは
簡単なことじゃありません。

なので、来年もツアーを開催するとして、
そして再び
クラウドファンディングで資金を集めるとしても
メインコースの単価は
上限1万円くらいにしなくちゃなぁ
と考えています。

お客様から3万円の支援を頂かないと
開催できない企画は、
そもそも企画としての設計が失敗しています。

今回そんな設計になってしまった理由は、
まずはコロナ禍の影響があります。
これは想定外でした。

そしてもう一つの大きな理由が、
ツアーの規模は3倍になるけど、
支援者数の数が3倍になるとは考えづらい

ということが挙げられます。

去年のクラウドファンディングでは
最終的に264人の方から136万円
ご支援を頂戴しました。
1人で重複して支援してくださった方も
少なくないので
ざっくり考えると
実際の支援者数は240人
くらいじゃないかと思います。

単純な計算として600万円を集めたい時に
支援者が600人いれば、
一人あたり1万円
で達成できます。
支援者が200人いれば、一人あたり3万円
支援者が1200人いれば、一人あたり5千円

去年に比べて規模が3倍になるのだから
支援者も3倍の600人になれば
一人あたりの単価は
1万円で達成できる計算です。

そもそもコロナ禍がなければ
必要な資金は212万円だったので
200人の支援者で一人あたり1万円
500人の支援者で一人あたり4千円
ということになります。

問題はツアー規模は3倍に増えたけど、
支援者数が3倍になる見込みが持てなかった。

ここにつきます。

なぜなら増えた公演地が
少なくともソーゾーシーでは
初めて伺う場所ばかりですし、
個々としても馴染みがない場所も多く、
現時点では自分たちのことを
まだ知ってもらえていないんです

だから、
今回のクラウドファンディングを設計する時に、
すでに応援してくださっている皆様だけを頼りに
予算を決める必要があったのです

本当に直前まで
200人で3万円にするか、
300人で2万円にするか、
悩みに悩みました。

去年のツアー開催時よりは
応援してくださる方が増えた実感があるから
300人で検討してもいい気がする。

でも、去年のクラファンは
3000円〜5000円という価格帯だった。
それが2万円になったら
支援者数は減るんじゃないか。

考えに考え抜いて、
結果は200人で3万円を選びました

そして現時点では
112人の方から374万円
のご支援を頂いております。

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とても長くなってしまいましたが、
上記のように今回のクラウドファンディングの
予算感が大きくなってしまったのは、

コロナ禍の影響
活動を一回り大きくするための過渡期だから
ということになります。

来年以降、
ここまで高いクラウドファンディングは
しないと思うと書きましたが、
それは
ツアー規模に見合った支援者数に増やしたい
考えているからです。
増やさなくちゃいけない
思っているからです。

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今年は過渡期で、
増えた開催地には
まだ僅かしか支援者がいない状況です。

それなのに皆様のご支援のおかげで
各地に伺うことができます。

そこで渾身のパフォーマンスを披露して
ソーゾーシーの面白さをお伝えする。

「来年も観たい」
「今度は支援したい」と思って頂くことが
僕たちのやるべきことだと思っています。

多大なるご支援を頂きありがとうございます。
支援してくださった方と同じように
僕もソーゾーシーが大好きで、
ソーゾーシーの可能性を信じています。

今年の暮れには
「あの時、支援をしてよかった」
と思ってもらえるような
そんな4ヶ月にしたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します!

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クラウドファンディング、まだまだ募集中です!



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