2023 エリザベス女王杯 本命対抗のレース回顧

 当日の馬場傾向から、このメンバーでは中団〜少し前からの差しが決まり、逃げは垂れる、追い込みは届かないと確信していたため、
①好位につけながら脚を溜めることができ、
②最終コーナーからある程度の末脚を長く発揮できる
馬を選択する必要があった。

本命 8枠15番 ビッグリボン 結果 11着
 大外ではあるが出足がしっかりあれば好位追走ができる。人気やオッズと実力と比較して最も期待値が高いと感じた当馬を本命に選択した。しかし今回は枠の不利が顕著で、二の足は良くないこともあり後ろからついていくのに精一杯となった。上がり2位なのは高評価とはなるが、一番後ろからでは当然届かない。サリエラやライラックは一段前で上がり1位の脚を使えているし、道中の位置どり争いに負けたことが全て。最終進路の選択余地もない。力負けと言っていい内容。

対抗 2枠2番 ルージュエヴァイユ 結果 2着
 パドックや返し馬からも落ち着いており、近走のパフォーマンスを考慮すると2枠2番を上手く活かせるかつ両脇に確実に強い先行馬、差し馬がいることからレース展開がある程度予想しやすく向きやすい当馬を対抗とした。本命馬とは対照に、予想通り枠の利をうまく活かして内で脚を溜める事が出来た。何よりスタートを上手に決めることができ、追走にそこまでの力を使わずに最初のコーナー前まででハーパー、ブレイディヴェーグを見ながら後ろにつくことができたのが大きい。また、外から来る馬がそこまで前を追いかけなかったことからも落ち着いたペースとなり、内でじっとできた分展開が向いたと言える。最終コーナーではコース形態上ぽっかり内が空いたことからも直線で弾けることができたが、道中から目標としていたブレイディヴェーグがそのまま突き抜けたため敗戦。勝ち馬があまりに強かったと言わざるを得ない。

次回 マイルCS 枠順確定後の所感をつらつら書きます。

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