2024 共同通信杯 予想

本命◎3.フォスターボンド×横山武史

 Youtubeや各種SNSで調べるとすぐ出てくるデータ的な買い要素は置いといて、自分の予想の主軸が「経験値」と「騎手心理」なので、そこの観点で勝手に書き連ねていく。

 新馬戦では、出足が若干悪く、隣にいた馬に被されてしまったこともあり後方を選択。最初のコーナー入り時点では中団の後ろを外めに追走。そのままの形で最終直線に入ると、早めから押して押して促す。それに応えてじわじわと長く良い脚を使って差していく。しかしこの日はアフィリオン×ルメールの完璧な逃げ切り勝ちであった。展開も味方していた中での前目押し切りを、あと一歩迫る形での2着。
 未勝利戦でも、序盤〜終盤にかけて展開は同じ。だが、新馬戦と違い10頭立てにも関わらず通過タイムとしては決してスローではなかった。ある意味1800m戦に近いと考えており、これを後方待機から差し切り勝ちは評価できる。相手関係で言うと疑問符がつくのは正直なところであるが、ここは数字を信頼しても良いと考えた。
 これらから、「経験値」視点では折り合いの面は十分に達成できていると言える一方、馬込みに揉まれてどうか?という面ではまだ不明である。終いの脚を十分に活かせる立ち回りを行なってきたこと、それに応え最後まで推進力もあり走り切り、33秒台の脚を安定して使えることは、東京コースにおいては加点材料として考えておきたい。
 では、共同通信杯の傾向と騎手心理も考えていきたい。共同通信杯で勝つには、「先行押し切り、上がり3位までの脚は必須」と思っている。ダーリントンホール、エフフォーリア、ダノンベルーガ、ファントムシーフ等の勝ち馬は総じて先行集団に取り付いていた。なので先行経験がないと来れない、と言うのも個人的には言い切れない。
 「騎手心理」視点では、馬の折り合いを気にしながらもポジションを取りたいのは全員そう。なので、並び順も見ていきたい。今回、先行力のある馬はジャンタルマンタル、ジャスティンミラノ、パワーホールに加え、エコロヴァルツも挙げられる。これらの馬は、フォスターボンドよりかなり外になる。先行できる有力馬は、枠の近い馬が同等の脚を持っていないと進路を潰され後手になる。意図しないポジションとなり、思うようにレース運びができない。という意味では、今回3枠のフォスターボンド騎乗の横山武史Jにとっても、各隣の馬にはスタート〜二の足に一定の不安がある以上、自分がまずスタートを決めるというミッションに注力しやすいと思っている。成功すれば、東京1800mのコース形態上、無理せず中団のポジションに構えコーナーを迎えることができ、少し下げて外に出しても大きく遅れることはないし、小頭数のレースの特性上、終始揉まれながら走るということも起きにくい。
 二つの視点から、「スタートを五分以上に決めること」さえ達成できれば、この時期のタフな東京1800mを「新馬戦、未勝利戦で経験したような展開で」差し切ることは可能と考えて、3.フォスターボンドを本命とします。

相手✔︎(2/10土18時時点)
1.ベラジオボンド
4.ミスタージーティー
6.エコロヴァルツ
8.ジャスティンミラノ

買い方
◎単勝・複勝
◎-✔︎ 馬連

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