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料理をつくるということ。#1

これまでの飲食業経験を通して、学び、感じてきた事を包み隠さず綴っていきます^ ^
特にこれから料理を始めたい方や、自信がない方、作る事に飽き出ちゃった方などの参考になれたら嬉しいです♪
オススメの簡単レシピ!的なものを書く事もありますが、
基本的には、調理の考え方や考え方のコツをお伝えできたらなー。と思っています。

そして、料理やサービスを創っていく上での考え方が、きっと人生設計にも役立つ『気づき』や、きっかけになるとも感じています。
偏った解釈などもあるとは思いますが(^_^;)
微力ながら、読んで下さった方のお役に立てれば幸いです☺︎


そもそも、料理って何、、⁇

『料理』という言葉を紐解くと、理(ことわり)を料る(はかる)と説きます。
辞書を引くと、それぞれ
⚫︎=物事の筋道を考えること。
⚫︎料る=はかって(計算をして)処理をすること。
だそうです。

工程を少し省略しますが
日本人にはお馴染みの『白米』という料理を例にしてみますね。
まずは、お米を栽培、もしくは好きなものを購入します。
次に、炊く分量をはかり、洗い、お水をはかり、火加減を調整することによって美味しい白米は出来上がります。

当然の事ながら、量や火加減を全く計算をせずに作ると、、
お米とお水は、お粥にもなり、白米にもなり、おこげにもなり、およそ食えぬ代物にも成り得ます。。

したがって、料理とは目標のゴール(完成品のイメージ)があって、それに近づけるためには、ある程度の計算をしてつくる事がとても大切なんですね。

僕もずっとこの仕事をしていますが、センスや感覚だけで毎回100点に近い成果を出すのは、なかなか難しいッス。(・_・;
たまたま成功する事もありますが
全く何も計算をせずに、毎回理想通りの成果を出す事は至難の業です!
計算ってホント大切ですよねぇ〜。。

アレを買って、レシピ通りに切って、アレとソレとコレを量って、このタイミングで加熱して、時間を計って、、、
などなど、料理って計算につぐ計算の連続です!

な〜んていうと、それだけでもう、うんざりしませんか?笑
面倒臭かったり難そうに感じますよね?

でも、大丈夫です!ご安心ください ☺︎
決して、何でもかんでも分量や時間を細かくはからないとダメです!
っていう事ではなく、それほど難しく考える必要もありません。
大切なのはある程度。
ある程度の計算です。

なぜなら、『料理≒計算』の第一歩目は、とっても単純なところからスタートします。

おにぎりを食べたい時、材料にほとんどの場合は食用米を選びませんか?
玄米や雑穀米を選ぶ時はあっても、酒米を選ぶ事は基本的にありません。

あくまで、僕なりの考え方ではありますが
計算というと難しく感じますが
常識や感覚的な選択からすでに料理は始まっています。
料理が苦手な方も気づかないうちに最初の一歩はすでにクリアしているんです。

ん、、⁇
これって、、
何かに似ていませんか?

そうそう、なんとなく人生に近いような。。
なんて思うのは僕だけでしょうか 笑

例えばなんですが
お医者さんを目指す人は、その為のお勉強をたくさん頑張りますよね?
プロ野球選手を目指す人であれば、入部するクラブはほとんどの人が、まずは野球部を選択するでしょう。
最初に書道部はきっと選びません!笑
#経験は無駄にならない

つまり、私たちは自然と筋道を立て、物事をはかり(計算し)ながら生きています。
人生を料理しちゃってるんです。

友人や仕事、恋愛や家族など
その他人間関係も同じで。
それこそ、好きな人が出来た時なんて、その人と仲良くなれるためにアレやこれや、、
あんな事やこんな事まで考えませんか?
妄想や計算もしますよね⁉︎笑


と、いうことは!
『理想の自分』になる為に考える様々なことは料理を作ることのとってもいい練習法にもなり得ます^ ^

料理は、作りたいもの、成就させたい(完成形)イメージがあって、
それになるべく近づけるために
食材、調理法、味付け、食器、盛り付け、提供の仕方やタイミングなどなど
これらを考え、設計をします。

決して難しいことではありません。
私たちが普段からやっていることを料理に置き換えるだけなんです!
そして、いくつかのポイントやコツ、考え方を習得すれば、必ず上達しますし、料理を作ることがどんどん楽しくなりやす!
#なぜ江戸っ子

とはいえ、チャレンジに失敗はつきものです。
人生と一緒ですね。笑
どんな事でも急に達人になる事は難しいですが、めげずに少しづつ頑張りましょう!

上達への第一歩!
とても大切なポイントです☆
僕自身、これまでの経験から料理をする時に最も大切だと思う事は『想い』です。
何度、失敗をしても良いんです!
いつか、成功をするために何回もチャレンジしては考え、誰かの事を想って作った料理は、完璧ではなくとも必ず気持ちが伝わります。
多少見た目が悪くても、味付けがイマイチでも、その気持ちが一番大切です!
一見、カッコ良く見栄えのする料理でも、そこに『想い』がなければ、それはただの『物体』であって、調理人の自己満足に過ぎませんし、伝わりません。
たとえばですが、、
『最期の晩餐に食べたいものってなぁに?』
なんて話題になった事はありませんか?
もちろん応えは様々ですが、私が会話をした多くの方が、ここのお店のコレ!や誰々の作った○○と応えます。
その中でも、一番多い応えがお母さんの作ったおにぎりや、おばあちゃんのコロッケ!など、少し塩辛いんだけどね(笑)なんて言いながら。^ ^

詰まるところ、本当の意味で『料理』とはそういうものなのだと思います。
ただ、栄養や空腹を満たすためだけに食べるものではなくて、作ってくれた人の想いがプラスされることで、より美味しく感じますし、記憶にも刻まれます。

当たり前ではありますが、食事をしないとお腹は減りますし、生きてはいけません。
栄養をバランス良く摂取することも大切です。
料理が苦手な方や洗い物が嫌いな方は、中食で済ます事も多いでしょう。
それが決して悪い事ではありません。
だけど、自分自身のためや誰かのために想いを込めて料理することが、もしかすると人生のデザインのヒントになるかもしれません。

ここまで読んで頂き、これまで料理を作る事がおっくうだった方や苦手な方の、チャレンジのきっかけになれたら大変嬉しく思います。

次回からは、具体的な調理のポイントやコツをお伝えしていきます!
料理も人生も!一歩づつ頑張っていきましょう ☺︎

読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

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