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新型コロナワクチンを1回で止めたらどうなるのだろう(10)

「ワクチンを1回でやめる」を決意するまで(10月下旬頃)の話です。

次から次へと出てくる副反応のオンパレードの中、2回目の接種を受けて良いものか、当時かなり悩みました。左胸の痛みに加え、左半身の軽い麻痺症状や脳内にもやがかかったような症状…。

私の周囲の人たちは、夫を含めて「1回目は何ともなかったけれど、2回目で高熱が出た」という人たちばかりでしたので、1回目から反応が“てんこ盛り”になった自分は、2回目の接種の時にはどうなるんだろうと思いました。

ちなみに山中伸弥先生のサイトによると、「1回目に副反応があった場合、2回目に副反応が出現する頻度は20%程度高い」とあります。

<参考>

厚労省の新型コロナサイトにも、2回目は「1回目より強い免疫応答が起こり、発熱や倦怠感などの副反応がより出やすくな」る、とあります。

正直、2回目を打ったら死んでしまうのではないかと思いました。


市のコールセンターに電話をする

そこで市の「新型コロナワクチン相談センター」に、副反応について相談の電話をしました。「もしこれが副反応であれば、心臓を診てくれる病院を紹介してもらえるかも?」という期待があったのと、2回目の接種を止める判断ができるかも知れないと思ったからです。

「15日金曜日に1回目のワクチンを接種したのですが、その後、いろんな症状が出たので、軽いアナフィラキシー症状だったのではないかと思い、確認いただきたいのですが…」(当時の電話のメモより)と相談し、それぞれの症状について意見をいただきました。

まず、左脚の痛みについては、私以外からも訴えがあったようで「副反応の可能性はある」とのことでした。ただ、電話した時点では症状がおさまっていたため、「引き続き様子をみてください」ということになりました。

胸の痛み、頭痛、左半身の麻痺症状については、「ワクチンによって持病が悪化した可能性もあるので、心配でしたら病院を受診してください」、とのことでした。密かに期待した、病院の紹介は無かったです…。

不正出血に関しては、「報告としては上がっているが、ワクチン接種時のストレスでホルモンのバランスが崩れ、出血した可能性が高い」と言われました。

いずれの回答も、厚生労働省のページで同じようなことが書いてあったので、コールセンターの方もこれに準じたのだと思います。

症状以外のことでは、「2回目接種をどうしようか迷っている」「1回目の接種の時、先生に診察してもらえなかったので、同じクリニックで受診することに不安がある」「2回目の接種が終わるまで接種券を返さないと言われた。接種しない場合は返して欲しい」といったことを相談しました。

特に即効性のあるような回答はありませんでしたが、30分ほどさまざまな相談に乗っていただき、割と親身に対応していただけたと思います。

そんな中で、コールセンターの方が「私は医療従事者なので仕方がなく接種しましたが、2回目は周りの人からいろんな話を聞いたので、不安になりました」と、ポロっと本音を語ったのが印象的でした。

相談の電話を掛けるまでは、2回目の接種をどうしようかとまだ迷っていましたが、電話を終えた時点では「2回目の接種は止めにしよう」と決意が固まっていました。


最も難儀だった、夫の説得

1回目の接種をしたことで、結果的に取引先からのプレッシャーは無くなりました。副反応には苦しみましたが、晴れて「接種者」の仲間入りを果たせたことで、社会的な圧力からは逃れられました。

さらに10月は感染者数が大幅に減っただけでなく、「感染者の半数以上がブレイクスルー感染」との統計が盛んに報道されたタイミングでもありましたので、1回しか接種していないからと、ワクハラを受ける可能性はほどんどなくなりました
(↑ あくまでも当時の話です)

夫にも「2回目の接種は受けないことにした」と打ち明けました。その時、夫の顔色がみるみる変わっていきました。夫は反ワクチン派の人たちのことを反社会的活動家だと認識していたようで、私がそういった言論に染まったと思い込んだようでした。

取引先の人たちはあくまでも他人ですので、ワクチンのことで何を言われようと、どうにか耐えることができます。しかし、最も大切に想っている夫から「2回目のワクチンは絶対に打たなければならない」というプレッシャーを受けることは、とても耐えがたいことでした。


夫は怒っているというよりは悲しそうでした。

ワクチンを打たなかったがために私が感染してしまったらどうするのかと。周囲の人に感染させてしまったらどうするのかと。また、1カ月前に夫の職場でクラスターが発生し、問題になったこともあったため、自分が感染源になるのを心配しているようでもありました。

言葉の端々から感じる「頼むから2回目を打ってほしい!」という夫の想いがとても辛く感じられました。ただその後、ワクチンについて調べれば調べるほど、「私は打たない方が良いのではないか」と思わずに情報ばかりが目に留まり、「2回目を接種する」という結論には至りませんでした。

夫の説得にはしばらくかかりましたが、最終的には「2回目は無理に打たなくてもいいよ」と許してもらえました。私が2カ月近くもの間、副反応に悩む姿を見て、強く言えなくなったのかも知れません。


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