「ここだから話せるVPoEの現場」でお答えできなかった質問に回答します
かとうです。
先週木曜日(2019年8月29日)にkiitokさん主催の「ここだから話せるVPoEの現場」というイベントでありがたいことに登壇する機会をいただきまして、VPoEのお仕事についてお話しいたしました。遅くなって申し訳ないですが、最後の方にスライドを載せております。ほぼ自己紹介みたいなものなので最初共有するほどでもないかなぁと思っていたのですが、せっかくなので。
さて、私以外に登壇されたVPoEのみなさんのLTも素晴らしかったのですが、メインのコンテンツはパネルディスカッション、ということで時間内で寄せられた質問にこたえていったのですが全てにお答えできなかったので、この場で回答を書いてみたいと思います。
会場内での回答や様子はブログに書いてくださった方がおり、こちらも合わせてみていただけるといいんじゃないかと思います(こちら)。ではその場でこたえられなかった質問にこたえていきたいと思います。
昨今、副業などの新しい働き方の普及が進んでいるなかで、自組織のエンジニアの副業に対するスタンス、フリーランスエンジニアや副業エンジニアといった正社員でないメンバーを活用していくことに対するスタンスなどについて、お聞かせ願えないでしょうか?
まず自社としては副業については申請+上長との相談で体調を崩さないよう無理のない範囲で行うことは認めています(その他にも条件はありますが)。個人的にはそれに加えて、どうしても自社だけでは取り組めない技術などはあると思っていて、そういった機会を無理に自社で実現するだけでなく別の選択肢として副業で実現するというのは自分の技術力やその他経験を高める上でいいんじゃないかと考えています(Gunosyの新しい技術に対する取り組み方についてはCTOの小出が書いたテックブログの記事も参考にしてください)。逆に自社に取り入れていく、という点については昨今そういった働き方を選んでいる方も多く、転職市場ではなかなか出会えない方も多くいらっしゃるのでまだまだ一部ではありますがお力を借りています。
CTO+VPoE体制での役割分担/責任範囲の棲み分け
長くなっちゃいそうなので、ざっとまとめると「多くの場合CTOが技術面でエンジニアをリードし、VPoEが採用や育成、配置などにおいてエンジニアをリードするミッションを持っている」のではないかと思いますし、そういった企業が多い気がしています。
VPoEは自分の仕事成果の出来をどのように振り返ったり、他者にアピールするんでしょうか?
採用を含め組織づくりがひとつのミッションなので、採用計画や人員計画に対して達成できたかどうかが成果になるのかなと思います。これを他者にどうアピールするかは難しいですが、このようなイベントに登壇したり、kiitokのメンターとして活動するのもひとつの手ではないでしょうか(宣伝)
何名規模までなら一人でみられるイメージですか?
マネージャが一人で何人見られるか、というのとそんなに変わらないかもしれません。定期的な1on1できる人数でいうと10人くらいからきつくなってきて、ペースにもよりますが20人くらいが限度でしょうか。エンジニア全体がそれ以上になってきたらマネージャにメンバーを任せていくしかないかと思います。まだできていないですが、1年に何回かは全メンバーとも話す時間を作れたらいいなと思っています。
リモートの開発組織でのVPoEの心得があれば教えてください!
リモートの開発組織でないため、お答えすることができませんが、想像するに各所で語られているリモート時に気をつけるべきことが大いに参考になるのではないでしょうか。
自然と涙が出るまで我慢したほうがいいですか?
辛い時はちゃんと辛いといった方がいいと思いますよ。CTOや別部署の似たようなレイヤーの同僚と普段からコミュニケーションとっておくと辛い時も乗り越えられるんじゃないでしょうか。
組織がどれくらいの規模になったらVPoEが必要になると思いますか?
Gunosyの事例でもあるんですが、最初はCTOが技術もエンジニア組織も双方見るような形でスタートすることが多いと思いますが、その体勢に限界が見えてきたら考え始めるパターンが多い気がします。
VPoEの仕事でストレスが溜まった時の解決法などありますか?
VPoE関係なくそれぞれのストレスの解消の仕方になるのではないかなと。個人的には筋トレや草野球など体を動かすことがストレスを溜めないことにつながっている気がします。ただどこのVPoEも大小悩みは尽きないと思いますのでVPoE同士の今回のようなコミュニティみたいなのがあるとありがたいと思います。
最後に
今後もこういったイベントがあればぜひ何らかの形で参加したいと思います!(パネルディスカッション楽しいですよね)
では最後にスライドです。参加してくださったみなさまありがとうございました!
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