見出し画像

タバコが趣味ってダメですか?

「タバコが趣味」
そう言うと大概の人は意味が理解できずに呆れるだろうな。
でも今の僕の興味の対象がタバコなのだから仕方がない。

普段、通学や通勤で電車を利用するほとんどの人達は電車を単なる交通手段としてしか考えていないはずである。自分が乗る電車がどのような電車かなんて一切気にしていないし、わざわざ目的と違う駅で乗り降りすることも滅多にない。単なる乗客だ。
同じように普通に市販の紙巻タバコを吸っている人も単なる喫煙者に過ぎない。恐らくタバコに対して特にこだわりもなく、吸う銘柄も基本的にいつもと変わらない。ニコチン依存かどうかは別として日常的な習慣として喫煙しているだけである。喫煙することが目的でそれ以外の理由は特にない。

しかし世の中には鉄道を趣味とする鉄道マニアがいる。電車を単なる乗り物としてではなく興味の対象として見ているし、鉄道に対する知識も情熱も人一倍大きい。同じようにタバコを趣味とするタバコマニアがいても何も不思議ではないと思う。タバコに全く興味がない人からすれば理解はできないだろうが、僕はタバコを興味の対象として見ている。パイプや葉巻を嗜んでいる人も趣味としてタバコを愉しんでいるような気がする。

2年前くらいの僕は単なる喫煙者だった。たまたまヴェポライザーというものと出会い、趣味とまでは呼べないかも知れないがタバコに興味を持つようになった。タバコの種類、喫煙方法や喫煙道具等、ネットで写真を見たり調べたりする時間が意外と楽しい。20年以上も喫煙していたにも関わらずタバコに対して何の知識も興味もなかったことに自分自身が驚く。バージニアはこういうものでオリエントやバーレーはこういう味と初めて知識として知って、「だから前に吸ったシャグの味はそう感じたのか」と後になって知識と体験が繋がることもちょっとした喜びだ。今は新しい発見があったり、タバコの知識が少しでも増えることが楽しい。
わざわざSNSでタバコ専用のアカウントを作ったり、noteにこんな駄文を書き綴ったりしているくらいだから、タバコが趣味に昇華したと言っても良いのではないかな?

タバコが嫌いな人達にとっては匂いも健康への被害も許容し難いだろうし、時代的にもタバコに対する風当たりが強いことは理解している。タバコに費やすお金も時間も無駄かも知れない。タバコは“百害あって一利なし”かも知れない。それでも今の僕はタバコが趣味なのだ。マナーやルールには気を付けないといけないけれど、タバコへの熱量がある間はこの趣味を続けようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?