Library,Untouchable
上品な老婦人が入ってくる。
私は受付から彼女を見つめる。
彼女は案内を乞うと見せかけて突如、鋭い突きを私の喉に繰り出す。
一瞬早く私は手にした銃から麻酔弾を撃ち込む。
その向こう、エントランスホールでは不用意に銃やナイフを装備したまま入館しようとした輩が、警備装置のレーザーに焼かれている。
まったく!
私はただの図書館司書だ。
それなのに毎日!銃撃乱闘、怪我人死人の出ない日はない。
私の戦闘力も日に日に上がるばかり。
この図書館にはなぜか、世の悪い輩が欲しがる書物