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gspreadライブラリの使い方をまとめる

前回の記事で、サービスアカウントにて、スプレッドシートを自動化する
土台を作ったので、今回は、スプレッドシートの実用編として、記事をまとめる。

API使用準備は以下を参考


Google スプレッドシートは、データの整理、分析、共有に便利なツールです。Pythonのgspreadライブラリを使用すると、Google スプレッドシート内のセルやシートを操作できます。以下では、gspreadを使ったシート、セルの操作について説明します。

①シート操作編

1シートの作成、削除

(ただし、サービスアカウントでシートを新規作成は、共有の問題で、誰も操作不可
別途、JAVAで権限付与が必要)

import gspread

# Google スプレッドシートに接続
gc = gspread.service_account(filename='credentials.json')

# 新しいシートを作成
new_sheet = gc.create('New Sheet')

# シートを削除
gc.del_spreadsheet(new_sheet.id)

2シートの名前変更

import gspread

# Google スプレッドシートに接続
gc = gspread.service_account(filename='credentials.json')

# シートIDを取得して名前を変更
spreadsheet_key = '▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲'

# 共有されたスプレッドシートを開く
worksheet = gc.open_by_key(spreadsheet_key).sheet1
worksheet.update_title('New Sheet Name')


シート名を変更


3シートの色やテーマの変更:

import gspread

# Google スプレッドシートに接続
gc = gspread.service_account(filename='credentials.json')

# シートIDを取得して名前を変更
spreadsheet_key = '▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲'

# 共有されたスプレッドシートを開く
worksheet = gc.open_by_key(spreadsheet_key).sheet1
worksheet.format('A1:B5', {
    "backgroundColor": {
        "red": 1.0,
        "green": 0.8,
        "blue": 0.8
    }
})


背景色変更

②セル操作編

1. セルの書き込み

gspreadを使用してセルにデータを書き込むには、セルの座標を指定して値を設定します。

import gspread

# Google スプレッドシートに接続
gc = gspread.service_account(filename='credentials.json')

# シートIDを取得して名前を変更
spreadsheet_key = '▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲'

# 共有されたスプレッドシートを開く
worksheet = gc.open_by_key(spreadsheet_key).sheet1
# セルに値を設定 
worksheet.update(values = [['Hello,world!']], range_name='A1') 

このコードは、ワークシートのA1セルに「Hello, world!」という文字列を書き込みます。


書き込み結果

2. セルの読み取り

特定のセルの値を読み取るには、セルの座標を指定して値を取得します。たとえば、次のようにします。

cell_value = worksheet.acell('A1').value
print(cell_value)

これにより、A1セルの値が取得され、コンソールに出力されます。

読み取り結果

3. セルの範囲操作

gspreadを使用して、セルの範囲を操作することもできます。たとえば、特定の範囲に値を一括で書き込むことができます。

cell_list = worksheet.range('A1:C3')
for cell in cell_list:
    cell.value = 'New Value'
worksheet.update_cells(cell_list)

このコードは、A1からC3までのセルに「New Value」という値を一括して書き込みます。

書き込み結果

4. セルの書式設定

gspreadを使用して、セルの書式を設定することもできます。たとえば、セルの背景色やフォントスタイルを変更することができます。

     worksheet = gc.open_by_key(spreadsheet_key).sheet1   
     worksheet.format("A2:B2", {
        "backgroundColor": {
          "red": 0.0,
          "green": 1.0,
          "blue": 0.0
        },
        "horizontalAlignment": "CENTER",
        "textFormat": {
          "foregroundColor": {
            "red": 1.0,
            "green": 1.0,
            "blue": 1.0
          },
          "fontSize": 12,
          "bold": True
        }
    })


文字修正

以上が、gspreadを使用してGoogle スプレッドシートのセルを操作する基本的な方法です。これらの操作を組み合わせて、データの読み書きやセルの書式設定を効果的に行うことができます。

スプレッドシート以外にもこんなことやってます。


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