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始めよう!蟲神器!
※この記事には虫の画像が出てきます(写真ではない)。
苦手な方はがんばってください。
(私もリアルの虫は苦手)
蟲神器(むしじんぎ)って?
あの100円ショップ「ダイソー」にて販売されているトレーディングカードゲームです。ダイソーで売っているということは110円(税込み)から遊べます。決して一発ネタではなく、既に拡張パックが第3弾まで出ており、今夏待望の第4弾が発売されるという人気っぷりです。
ルールはシンプルでわかりやすいですが決して単調ではなく、やるたびに奥深さを味わえます。
しかしこのゲーム、知名度が(他のTCGタイトルと比べて)低いという最大の欠点を抱えています。なので、フォロワーにちょっとでも魅力を知ってもらえたら嬉しいなと思ってこの記事を書いています。興味を持ったらぜひ触ってみてほしいです。
カードの見方
カードには、モンスター虫カード、魔法カード術カード、装備魔法カード強化カードの3種類あり、基本的に虫を出して相手、相手の虫を攻撃する、というゲームです。
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左上の数字がコストです。虫にはそれぞれ色と体力、技が設定されています。技を使い相手の虫を攻撃し、体力が0になったら破壊となります。複数技を持っている虫は任意に選んで攻撃できます。エネルギーカードは必要ありません。
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<>で囲まれた技は特性特殊能力です。場に出たときや、攻撃されたときなどに効果を発揮します。この虫だったらエサのブーストができます。手札消費が重いのはご愛嬌。
色は弱点特攻です。赤の虫は緑の虫に2倍ダメージ、緑は青に、青は赤に、とダメージの倍率が決まっています。半減はありません。一応、「赤は肉食の虫」「緑は草食の虫」「青は蜜を吸う虫」と決まっているので、虫の生態について学びながら遊ぶことができます。
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術は使い切りの効果を発揮します。相手の虫にダメージを与えたり、虫の攻撃力を上げたり、さまざまな効果があります。
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1体の虫に対しての強化を行うカードです。体力を増やしたり、弱点の2倍ダメージを等倍にしたりと、こちらもいろいろ効果があります。
遊び方
デュエマです
デッキは20枚、同名カードは2枚までというレギュレーションになります。一部、幼虫と成虫両方が実装されている虫がいますが、これらは幼虫の方に「○○(幼虫)」と書いてあるので別カード扱いです。
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デッキをシャッフルしたあと、左側に置き(なんで?)、6枚をシールド縄張りとして裏向きに並べます。攻撃を受けたり、虫が相手の虫に倒されると縄張りを1枚引きます。マジでシールドです。
4枚ドローし手札にしたあと、それらを確認したうえで先攻後攻を決めます。この時点でデッキの半分を消費しています。
ターンは、「ドロー」「セット」「メイン」「エンド」の4つのフェイズがあります。
ドローは先攻1ターン目はありません。ドローできなくなった場合、その時点で縄張りが多く残っている方が勝利となります(同点の場合は引き分け)。セットは、マナチャージステップです。セットフェイズでは手札のカードをエサ場に置き、コストにすることができます。次のメインフェイズで、エサ場のエサの数だけコストが生まれます。エサと言っていますが、術カードや強化カードもエサにすることができます。何食べてんだ。
メインフェイズは、エサから生まれたコストを用いて、虫を場に出したり、術や強化カードを使ったりできます。攻撃もこのフェイズ内の任意のタイミングでできます。デュエマやポケモンカードと異なり、攻撃をしたあとも別のプレイができるので、攻撃→虫を出す→その虫で攻撃……ということも可能です。言い忘れてましたが召喚酔いはないです。全員スピードアタッカーです。
エンドはそのままエンドです。相手にターンを渡します。メインでダメージを負ったが倒されなかった虫は、ここで体力が全快します。ここはMTGっぽい。一部ターン終了時に自壊する効果などもあるので、そういうのもここで処理します。
メインフェイズでの攻撃は、相手に虫がいるならその虫を、いないならダイレクトアタックができます。先攻1ターン目も攻撃ができますが、その分後攻は縄張りを引いた分の手札アドがあるのでどっちが有利かはぶっちゃけ私はわかってません。術カードの効果で虫を破壊したときは縄張りは引かないので、虫で殴るのが重要になってきます。
相手の縄張りをすべて破壊し、場に虫がいないときに、ダイレクトアタックをしたときに勝利となります。
上記のようにターンを進行しますが、相手ターンに動けることはほぼありません。強いて言えば、縄張りを引いたときにそれが<とびだす>を持った虫であったらそれを手札に加えず場に出すことができるくらいです。シールドトリガーですね。妨害と言えるものが少ないので、ゲームの進行は非常にシンプルです。
ルールはわかったけど、何を買えばいいの?
まずはスターターデッキがオススメです。
なんと、構築済みのカブトムシデッキ(20枚)とカマキリデッキ(20枚)、そして遊び方説明カード(10枚)が入って110円です。遊戯王の1/10のお値段!?
完成度はそこまで高くないのですが、基本の遊び方を学ぶにはもってこいの内容となっているので、とりあえずはこれだと思います。
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スターターには術カードが1枚ずつしか入っていないので、2枚挿ししたくなったらスターターを2個買いましょう。
拡張パックは現在第3弾まで出ています。1パック5枚(1枚SRかLR確定)で110円。各パックの特色を簡単にまとめると……
第1弾(紫のやつ)
・今も使われる基本的なカードが数多く収録されている
→<とびだす>持ちの虫のほとんどは第1弾に収録されている
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・フィニッシャーとしての奇襲性が高い「リオック」も第1弾
![](https://assets.st-note.com/img/1717985763271-IcPEksAd9M.jpg?width=800)
・収録数が多いため1点狙いは若干厳しい(106種類)
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他にも強い術がたくさんあります
第2弾(赤のやつ)
・「テイオウゼミ」をはじめとする多数のセミの実装
![](https://assets.st-note.com/img/1717985661681-kWMdaQB2Ne.jpg?width=800)
・幼虫→成虫の進化を行う「白夜の羽化」という術カードにより、進化を狙うデッキタイプが作れる
![](https://assets.st-note.com/img/1717985631486-Uj4a97fZJn.jpg?width=800)
・1弾、3弾と比べると目玉カードが少ない(個人の感想)(偏見)
![](https://assets.st-note.com/img/1717985570962-u1DLB3kEMz.jpg?width=800)
こいつは使いやすくて強い
第3弾(緑のやつ)
・エサの色を参照するカードが多数収録され、「何をエサにするか」がプレイの鍵を担うようになった
![](https://assets.st-note.com/img/1717985517964-mYVIeCxq3Z.jpg?width=800)
・特殊な<>技持ちの虫が増えた
![](https://assets.st-note.com/img/1717985474956-E8zYuNePhv.jpg?width=800)
・<装着>という、強化カード版の<とびだす>が追加された
→持ってないので画像はないです
こんな感じかな……。カードパワーのインフレは大して起きていないので、第1弾だけでも十分遊べます。というか上に上げた「ゴライアス」「リオック」「玉響」の他、「モンシロチョウ」「モンキチョウ」「ジャイアントウェタ」など第3弾が出たあとでも使われ続けるカードがたくさんいます。第2弾以降は「インフレしたカードパワーで殴る」というよりは「新たな方向性のデッキを目指す」という感じで、「3弾環境じゃないと戦えない」ということはありません。むしろ最初は第1弾を買って基本パーツを集め、その内にハマってきたら後続に手を出す、というのがいいのかもしれません。
オススメの遊び方は疑似シールドです。スターター1、ブースター9の1100円でダイソーを出て、40+5×9の85枚で最強の20枚デッキを組んで遊びましょう。
おわりに
思えば大人になってからTCGを集め始めたのは蟲神器が最初でした。そこからズルズルと遊戯王とドリームオーダーを始めてしまいだいぶカードだらけになってしまった。
シンプルゆえに奥深い蟲神器の魅力を伝えたくて記事を書きましたが、少しでも刺さってもらえたら嬉しいです。
ブースター第4弾は今夏発売予定! デッキを持って備えよう!
おわり。
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