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ajisai

例年に比べて咲くのが早いような気がするが
気のせい?梅雨の時期に咲く印象なので
5月に咲いているのが何となくしっくりこないかも(笑)

咲き始め〜♪

ところで、
可愛い紫陽花とは全く関係ないのだが。。。
ここ数日、あるシーンが何度となく
頭を横切ったりする。
何があったわけもなく、突然に。唐突に。
 
子供の頃『日本昔ばなし』という
子供向けのテレビ番組があり、
いつもはホンワカした画像と内容なのだが
たま〜に画風もお話もいつもとは全く違い、
とても怖い感じに仕上がっていて
それが強烈に印象的だった。
 
その数少ない怖い記憶の中の一つが
今回の頭をよぎるワンシーンだったりする。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』
「蜘蛛の糸」といい、「羅生門」といい
なぜ芥川龍之介の本はこんなに怖いのか?


「羅生門」は昔一度読んだだけなのに
内臓を掴まれるような感覚というか、
背中がゾワゾワするような感覚というか、
思い出しても強烈すぎます。

主人公だっけ?登場人物の着物の色の「檜皮色」とか
最後の一文「下人の行方は誰も知らない」とか
覚える気もないのに刻み込まれてしまう強烈さ。
苦手です(笑)

『蜘蛛の糸』の物語の終盤で、
主人公が一本の蜘蛛の糸をつたって
脱出を試みている最中、ふと下を見ると
魑魅魍魎のような何かたちが、我先にと
同じ蜘蛛の糸を手繰ってワサワサと登ってくる。
 
それらの重さで糸が切れてしまいそうになっている事に
主人公は気付き、焦りと恐怖である決断をする。
自分の下で糸を切ってしまうのだ。
 
その途端、自分以外は奈落の底へ落ちていき、
一安心、と思いきや、現生で助けた蜘蛛の
感謝と慈悲の気持ちから垂らされた救出の糸が
主人公の上からも切れはじめ、自身も同じように
奈落の底へ落ちていく。
 
内容も強烈なのに、アニメとはいえ画像付きの
そのシーンが怖過ぎて、子供心には
強烈に脳みそと心に刻み込まれたもよう(笑)
 
テレビから離れることも番組を変更することもせず
見ていた、というより固まって見てしまったような感じ(笑)

その後、人生でそんなことがあった事さえ
ずっと忘れていたのに、何故か突然ここ数日で
そのシーンが何度となく浮かび上がってきて、
 その時、子供心にアレコレ考えた事も思い出した。
誰かと内容を共有したり話し合ったりはしなかった
ような気がする。その辺りは記憶が定かでないけど。

で、今改めて自分があの主人公の立場だったら
どうする?と考えてみたが、
その時と同じような事しか思い浮かばず。
私はあの頃から成長してないのか?(笑)

あの主人公はどうするのが正解だったのか?
助かるにはどうしたらよかったのだろう?と。
 
あのままみんな一緒に我先にと登り続ける中、
一番先頭にいた主人公は、糸が切れる前に
登り切ることができたのか?
 
一度下に降りて、登る順番でも決めればよかった?
そんな話ができるような感じではなかったけど。
 
他の人の行動に意識を持っていかれることなく
自分の出来る限りの力を使って登り続けるしか
なかったような気もするし。
 
恐怖に囚われて自分の下で糸を切った行為が
よろしくなかったのか?
 
結局、誰も助からないような設定なのか?
 
などなど。
何だか現代と重なってしまうような何かが
あるようなないような、微妙な感じがしないでもない(笑)

ということで、ここ数日、頭をよぎるシーンを
アウトプットしてみたら、スッキリ消えてくれるか?
という試みでした。怖いのはどーも苦手です(笑)

このままの内容で終わるのは気分がよろしくないので
最後の締めは朝陽を浴びてキラキラ輝く
可愛いアジサイでお口直し?。
お目直し?(笑)

と思ったら、紫陽花には毒があるらしい(・_・;
花とか茎とか葉っぱとかは口にしてはいけないらしい。
そんな事しようと思ったことはないが、
遠くからそっと眺めているのが良いのかも?しれぬ(笑)

お〜ピンクが眩しい〜♪

画像ならあ〜んしん(笑)

ところで、紫陽花ってハイドロ〜??
英語でなんだっけ?
と気になったので後日調べました。

hydrangea
どうやら語源はギリシャ語らしく
Hydro 水
Angeion 器 
が組み合わさった単語らしく
直訳すると「水の器」の意味があるらしい。
さすが梅雨シーズンの代表格ですね〜

ということで、紫陽花で
芥川龍之介をサンドイッチにしてみた。
でした(笑)