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GP、GFとはなんぞや。

貴金属のジュエリーやアクセサリーには、
使用している素材を表示する刻印が
施されている場合多いですね。

ゴールドならK18(18K)、K10(10K)など
一目で純度が分かるようになっています。
貴金属の純度については少し前の
K24について』でご説明した通りです。

Ptはプラチナの事で、Pt950やPt900と
刻印されている場合が多いかもしれません。

例えば、K18WG ←このような刻印の場合、
18金のホワイトゴールドです、という意味で
18金の白色バージョンということです。
18金は金色だけではないのです。

ジュエリーを作る際、
純金や純銀そのままだと柔らかすぎるので
少し硬度を持たせるため、
他の金属を混ぜることが多いのですが、
このメインの金属ではない金属を
割り金(ワリガネ)といったりします。

硬度を持たせる目的のほかに、
混ぜる素材の違いによって
金属の色目を変えることも可能です。
よく目にするK18ピンクゴールド、とか
先ほど登場したK18ホワイトゴールドは
ワリガネの影響なのです。

銅が多めならピンクっぽくなったり、
Silverが入れば青っぽくなったり、
パラジウムでホワイトゴールドにしたり、
それぞれを微妙に組み合わせて独自の色を
出したり。。。

このあたりは会社や作り手によって
違っていたり、時には
企業秘密の場合もあるかもしれません。

Silverは国によっても純度の違いが色々あり
日本では950、925などが多いような気がします。
Sterling Silver(スターリングシルバー)
刻印では Sterling という表示もよく見かけますが、
こちらはSilver925と同じで、総重量の92.5%が
純銀の成分です、という意味になってます。

今回のテーマから話題がズレているもよう。
この辺りで軌道修正して本題へ(笑)

最近ではGPGFといった表示の刻印を
見かけることが多くなりました。

・GP(Gold Plated / Gold Plate)
・GF(Gold  Filled)

これらは、簡単にいってしまえば
中まで全部ゴールドではなく、
何かベースになるメタルの上に
ゴールドをかぶせてます、といった感じです。
さらに乱暴な説明で簡潔にお伝えするなら
メッキです、というのが分かりやすいかも?

総重量に対して何%のゴールドを使用しているか、
とか、メッキが何ミクロン以上とか、
それぞれ決まりがあるのですが、個人的には
使う予定がないので、このような方法がある、
と言うことだけは頭の片隅に置いてありますが、
詳細は覚えておらず(笑)

メッキというと簡易的な感じがするので
少し語弊があるのかもしれませんし、
そんなに簡単には剥がれないと思いますが、
使い続ければ、いつかは何か違う金属が
顔を見せるようになる可能性もあります。
ということは知っておいても良いかもしれません。

ちなみにGP、GFは、例え24金(純金)を使っていても
買取はしてもらえない、と聞いたことがあります。

“メッキが剥がれる”というと、
見苦しいものが表に出てくるイメージで
あまり良い感じを持たれない場合が多いですが
GP、GFの場合、悪い点ばかりではなく、
お手軽にゴールドを楽しめるので、
用途に合わせてご自由にお楽しみいただくのが
良いのではないかと思ったりします。

可愛いデザインでゴールドの何かが欲しいけど
ガッツリGoldだと高すぎるし、なんて場合には
比較的お気軽に(それでも現在のgold高いですけど)
入手しやすいような気がします。

あとは今ふと思ったのですが、素材の比重も
多少関係あるかもしれません。この辺りも
長くなってしまうのでまたの機会という事で^ ^

GP、GFがどのような意味なのか
簡単ではありますが、なんとな〜くは
ご理解頂けたのでしょうか☆

頭の片隅に置いてあれば
いつか役に立つ事があるかも?
ゴールドだと信じていたのに。。。
と悲しい想いをすることもないかも?
です。

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