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表慶館へ。

東京国立博物館の表慶館は
味があって大好きです。

本館よりもこじんまりとしており、
ジュエリー関連のように展示物が小さめだったり、
今回のように展示物が大量ではない場合など
見応えがあるけど疲れない程度の展覧会が
ほとんどなので、フラリと見に行くには
ピッタリです。しかし、こちらで開催される
展覧会は少なめなので、私も過去に
数えられるほどしか
足を踏み入れた事がありません。

空調設備などの関係なのでしょうか?
会場に足を踏み入れると、
何やら少しばかり音がするので
ビデオでも流れているのかと思いきや、
各部屋に大型の扇風機が回ってました。
なので、美術館特有のキンキンに冷えた感じは
ないものの、暑さで不快な感じは全くなく、
体に優しい常温設定と言った感じでしょうか(笑)

ということで、今回は
只今開催中のこちらを見に行ってきました♪

「横尾忠則 寒山百特 展 」 
 東京国立博物館 表慶館(9/12~12/3)

この方の絵が大好き、という訳ではなく
それなのに、何故か今回は気になってしまったので
行ってみたところ、面白かった!

表慶館の雰囲気 x 絵の醸し出す雰囲気
組み合わせによる相乗効果なのか、
何だか面白い。
今までの表慶館のイメージよりも
軽やかに感じられ、じっくり見ても重くない。
この方の絵も、こんな画風でしたっけ?
と思ってしまうくらい
見ていると楽しい気分になってきます。

パロディと言ってしまうとイメージが
あまりよくないのかも知れませんが、
あれ?どこかで見たことがあるような?
と感じた絵もチラホラ。
それもひっくるめて全体が楽しい雰囲気です。
思わず図録に手を伸ばしかけましたが
重いし、保管に困るので今後は買わない
と決めており、ポストカードだけ数枚(笑)

たまり続けるポストカード。
使いたいけど、なかなか使う機会なし。

会場でたくさんの実物を見ているから
画質が少し劣るポストカードでも
それなりの味わいを感じますが、もし
絵などに全く興味がない人が、
突然意味不明な絵画のポストカードを送られた場合
何だこれ?と戸惑ったり、人によっては
何か意味があるのかと考えてしまう場合も
なきにしもあらず。更に、
一枚だけピックアップすると
絵の個性が更に強調されるような気がするし、
絵から受け取る印象も人それぞれだし。
となると送る人を選びます。
かなり限られてしまいます(笑)

展覧会事情に話を戻します。
会場のサイズとこれからの季節を考慮した時に、
じっくり見るなら早めが良いと判断。で
早々に行ってみたのですが、思ったよりも
人がいました。外国の方が多かった。
ホント増えましたよね。

駅から美術館への道すがら、
日本人はあまり大きな声で話さないので
耳に入る言語は外国語ばかり。
英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語
中国語などだったら、意味は理解できなくても
雰囲気でどこの国の方か何となくわかるのですが、
タガログ語?ベトナム語?タイ語?
などなどアジア圏らしき言葉は何語なのかも
さっぱりわからぬ。
ここはどこですか?状態です(笑)

久しぶりに表慶館、のついでに
かなり久しぶりに法隆寺宝物館へ。
久しぶりすぎて、一瞬違う方向に進みかけ
あれ?違うかも。
敷地内はこんなに広かったんだ、と。
東博は、きっとまだ見たことのない場所が
あるに違いない。企画展を見た後は
いつもヘトヘトになるし、
お庭や常設展示だけのために行くタイミングは
なかなかなかったりするし。

そんなこんなで、宝物館へ辿り着くと
思い出しました。そうそうこの感じ。
あの入り口の独特な雰囲気や、
エントランスにさり気なく並ぶ椅子も
以前のままでした。
この椅子大好きです♪

明るいとは言いがたいお部屋には、
一体ずつガラスケースに収められ、
ライトアップされた小さな仏像たちが
規則正しくズラッと並ぶ様子も
独特な雰囲気ですよね。

と、今回は本館の方へは全く行かず
敷地内の門の近く、手前の方にある
表慶館と宝物館のある辺りだけ散策♪
欲張るとキリがないので(笑)

ちょっと気温が変化すると、少しだけ
フットワークが軽く何るような気がします。
隙間時間をサクッと使って
フラッと美術館に足を運ぶ。
個人的にはかなり気分転換、
エネルギーチャージができて嬉しい限り。
楽しかった〜♪