見出し画像

Unity Software Inc

今回、ゲーム制作にかかわることを記事にしましょう。というアドベントカレンダー ほっとフクロウ(作っちゃうおじさん)の呼びかけで参加させて頂きました。リクエストとしてゲーム制作に直接関係があるわけではありませんが、ゲームエンジンとして有名なユニティ $U に関して記事を書いてほしいとのお話がありましたので、今回はそのようなお話といたします。

ユニティは2004年に設立され、その後に上場を果たします。2020年9月18日、IPO価格は52ドル、初値75ドルでニューヨーク証券取引所に上場しました。その後、2020年は金融緩和と、コロナ禍の影響による巣ごもり需要で右肩上がりとなり、2020年12月23日には、174.94ドルまで高騰しました。所謂ダブルガバー(株価が2倍になる事)ですね。

年を明けてからは、2月に決算クリアしたものの、市場の期待値が高すぎたのか急落。その後2020年の3月下旬から4月上旬にかけてアルケゴス・キャピタル・マネジメントというファンドが飛んだアルケゴスショックと呼ばれるものが発生しました。世界で1兆円が吹っ飛んだ事件です。野村證券が2200億円、クレディ・スイスが3300億~4400億円相当の損失を出した事件がありました。それにより、強制決済の連鎖が発生し、この時期はいわゆるグロース株(成長株)と呼ばれるものが軒並みに低迷することとなります。

節目が変わったのは、ARKというファンドがユニティ株を大量に購入してから。7月頃から大量にユニティ株を買いあさり始めました。結果としては8月の決算にて吹き上げて、下降トレンドの転換を果たしてくれたと言えるでしょう。この時のARKのキャシーちゃんは神様だね!キャシーちゃんを信じていれば大丈夫!(画像左から、ARK キャシー、テスラ イーロン・マスク、ユニティちゃんとなります)

その後は、FacebookのMetaへの社名変更もあり、一気に吹き上げ。一時は210ドルとなりました。その後は金利上昇によるハイテク株崩れの際にキャシーちゃんが売りに転じて、現在は138.41ドルとなっております。年明けから見るとマイナス状態となります。

下表のとおり、ユニティは現時点でも赤字続き(一株当たり利益がマイナス)ですので、まだまだ投資段階と言えます。売上に関しては上場来から全ての決算で予想を超える決算を出し続けています。

尚、グロース株と呼ばれているものの宿命ですが、予想を超えない決算を出した場合は、決算ミスとみなされて株価が大暴落します。

Unityの決算

ユニティに関しては、ゆっくりでいいので少しづつ成長を続けて欲しいですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?