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【DJライナーノーツ】20230624_AVGN(online)ときメモセットリスト

はじめに

 いつもお世話になっております。スーパー・セミヌード・マシンです。

 もう約1年前の話になってしまいましたが2023年6月24日(土)、ゲーム音楽にフィーチャーしたDJイベント『AVGN』のオンライン開催回にDJとして出演させていただきました。私個人としてはオンオフ問わず約2年4ヵ月ぶりのDJイベント出演だったのですが…憧れていた『AVGN』への出演が叶い、本当に嬉しかったです。主催者・出演者の皆さまはじめ関係者の皆さま、聴いてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
 こちらはゲーム音楽メインのイベントということで、私の大好きなゲームのシリーズ『ときめきメモリアル』をテーマにセットリストを組みました。加えて、オンライン開催で「Vも用意して良いですよ」とOKいただいたので…大好きな「ときメモ」をテーマに拘り(愛)をたっぷり込めたDJ・VJをしたので、今更の公開になってしまいましたが解説というか想いを残しておきたく、ライナーノーツ的なメモ(的なヲタク長文)を公開することにしました!DJセトリの解説文に「ライナーノーツ」という単語を使うのが合っているかは少々自信がないのですが…。

 映像(VJ)付きはイベント限定なのですが、mix(DJ部分)は下記mixcloudにて公開しているので、もし良かったらこちらを聞きながらご覧いただけたらより嬉しいです。

セットリスト

mixcloudリンク(当日のmixの公開場所)

(DJ・VJ)セットリスト解説

◆プロローグ的な

 今回は『ときめきメモリアル』というシリーズの特徴を活かし、意図的にプロローグとエピローグを作りました。
 プロローグでは「入学」を意識。本家だろうとGSだろうと、まずは入学することで学園生活が始まるので。
 となると、エピローグは…なのですが、これは後述にて。

1曲目:入学式BGM ※PS2版GS1バージョン

▼ 選曲の解説

 ときメモGSシリーズの素敵なポイントの一つが「シリーズ4作品通して、入学式・卒業式の曲がほぼ変わらない」ところだと思っています。ハードによって使用できる音色が違うのか、多少音の違い等はありますが基本は変わらず。つまりGSシリーズをプレイしていると、人によっては自然と曲を聴くだけで「入学式だ!(ワクワク)」「卒業式かあ…(ウルウル)」と心のスイッチが入っちゃうのです。このGSシリーズ通しての統一感(これはBGMに限らず)が個人的に大好き&プレイしやすさに繋がっていると思っていて、「ときメモDJが現実になったときは絶対に最初にGS入学式・最後にGS卒業式のBGMを流すゾ!」と決めていました。念願叶って嬉しいです。
 ちなみに今回の入学式BGMはGS1のときの、しかもPS2版GS1のBGMです…GSはこのPS2版GS1からスタートしたのです(つまり本当に最初)。

▼ 映像の解説

 この曲に合わせて、本家1→GS1→本家2→…とナンバリング昇順で、入学式の切り取り映像を流しました。
 本家1が一番知られている認識なので、最初に見せて「あ、ときメモかな?」と世界観に気づいてもらおうと思って。
 今思うと、次の曲が本家1の曲なので、つなぎ的にはGS4→本家4→GS3…と降順でも良かったかもですね。

◆本家1ゾーン

 聴き手の心を掴みたく、また流れを作りたく、まずは本家1のゾーンからスタートしました。
 本家1はシリーズ内でもっとも曲数が多く、ソロ曲も複数人で歌う曲も豊富です。良い曲もたくさんあり選曲は良い意味で悩ましい。本家1だけでセトリ組めそうですね。

2曲目:Memories-地球はメリーゴーランド - 藤崎詩織 (金月真美)

▼ 選曲の解説

 『ときめきメモリアル』(本家1)と言ったら「藤崎詩織」さんでしょ(第1作目のラスボス、みんなの高嶺の花系幼馴染…)。ということで初っ端に詩織の歌を入れるのはマスト、と考えていました。
 詩織の凛とした、けど冷たくないどころかむしろ温かみのある声。その声を明るく爽やかな曲と共に…という、オープニング、スタートっぽさのある曲、という印象でこの『Memories-地球はメリーゴーランド』を選び、歌詞の1番にあたる箇所を使用しました。1番Aメロでまず四季に触れていたりと、これから始まる高校生活への期待が膨らむ感じがしてまさにオープニングにピッタリだと思います。

▼ 映像の解説

 この曲に合わせて、本家1のゲームオープニング(しかもちゃんとPCエンジン版…マジの初代)を流しました。
 スタート感を大切にしたかったのでココで本家1ゲームオープニングを流すのはやはり個人的にマストだったのですが…この映像、本当のオープニング曲『ときめき』の歌詞がデフォルトで表示されております。そして今回、選曲した『Memories-地球はメリーゴーランド』とこの映像に表示される『ときめき』の歌詞が偶然リンクする箇所があったりして、意図せずこのリンクが楽しめたのは編集していて本当に楽しかったです。
 ちなみに、映像の最後の方…ちょうど次の曲に繋いでいるタイミングでチラッと見晴ちゃんが出てきたのも有難かったです。

3曲目:フィフネルの宇宙服 - 館林見晴(菊池志穂)

▼ 選曲の解説

 本家1で有名なキャラクターの一人、館林見晴ちゃんの人気曲を選曲しました。
 前曲でときめもの象徴である詩織の曲を使ったこともあり、盛り下がらないようにするにはどうすれば良いかな?とちょっと悩みました。そこで、もう一人の有名キャラ、かつ先ほどの詩織の曲とも相性の良い曲、しかもファンの間で人気な良い曲、ということでこの『フィフネルの宇宙服』に落ち着きました。BPM遅めで使ったので原曲を知っている方からするとちょっと違和感があるかもしれませんが、可愛らしい爽やかさという点で先ほどの曲と相性が良い!いけるだろ!と判断し繋いでみました。

 ちなみにこの曲、歌詞を聞いてみると、タイトルにもあるように「宇宙」を強く意識したワードで愛を歌っており、この規模の大きい愛の歌はハロプロファンとしても刺さります笑。そしてこの歌詞は「谷川俊太郎に影響を受けている」とか「かつて存在した「東大ゲーム研究会メモラー班」という、ときメモのファンサイトには、この曲に関する考察が大ボリュームで掲載」といったエピソードもあったり。
 その「東大ゲーム研究会メモラー班」の内容ではありませんが素敵な解説・考察をされているブログを見つけましたのでリンクを貼らせていただきます。もしよかったら、解説や考察も含めてこの曲を楽しんでみてください。

 解説・考察をググっていたら、この曲の作曲家さんのツイートも発見したので貼らせていただきます。良い曲を生み出してくださりありがとうございます!

▼ 映像の解説

 本家1のPS版『ときめきメモリアル 〜forever with you〜』のオープニング映像を使用しました。「ときメモ」つったらこれだろ!これ見たいよな?!くらいの気持ちで。

4曲目:サイレント映画の街 - 早乙女好雄(うえだゆうじ)

▼ 選曲の解説

 「ときメモ」(本家1)の象徴として詩織、見晴ちゃんと続けて…この人も絶対に外せないだろう!という想いで、好雄の曲を入れることも個人的マストの一つでした。好雄も、ときメモに無くてはならない存在ですよね。彼のような男友達がいたら嬉しいなと思う女性ファンも多かったと聞きますし実際私もそう思っています。
 好雄は、シングル曲だけでなくアルバムもリリースしていたります。それもあって意外といろいろな良曲が存在するのですが、その中でも今回の『サイレント映画の街』は前曲の『フィフネルの宇宙服』との相性が良く、とても自然にこの曲を選びました。

▼ 映像の解説

 ゲーム本編から、入学してすぐの好雄との初対面のシーン(隣の席から話しかけてくるシーン)を選びました。ほぼネタバレにならず、かつプレイヤーが絶対に見るシーンで好雄の性格もなんとなく伝わる、オマケに詩織やレイも登場する…という点で飽きは少ないかなと思い。
 また、映像にはエフェクトをかけ、ちょっとだけですがブラウン管でプレイしているような質感にしています。

5曲目:ゾッと・ナイト - 紐緒結奈(中 友子)

▼ 選曲の解説

 本家1は一番知名度も高いかなと思い、他のシリーズよりも多く選曲することにしました。
 が、象徴的・印象的なキャラクター代表の詩織・見晴ちゃん・好雄の曲は流したし…ということで、私の推しである紐緒結奈さんのカッコいい、しかも私の普段のDJスタイルではなかなか流さない『ゾッと・ナイト』を選曲しました。

 ツンとした美少女、という点で紐緒さんと中森明菜って共通項があると勝手に思っていますが、この『ゾッと・ナイト』、曲の盛り上がりが80年代アイドルっぽいというか、まさに中森明菜の初期のツッパリ部分に近い要素を持ったカッコいい曲だったりします。スラップベースがとても良い味を出しているんですよね~。(明菜の曲だと『月夜のヴィーナス』に「夜っぽいしっとりした雰囲気の雨」という点で『Blue Misty Rain』的な要素をちょっと混ぜた感じでしょうか?)
 前述の通り、この曲は私のDJのスタイルだと、BPMや曲調的にあまりご縁が無い曲なのですがとても好きな曲なので、このような機会でセットリストに含められたこと、皆さまに聴いていただけること、とても嬉しいです!

▼ 映像の解説

 映像に関しては、このシーンで何を使うか本当に悩みましたが…素材を探している中で、この本家1の興味深い移植版…ゲームボーイ版『ときめきメモリアルPOCKET』を見つけたのでぶち込んでみました。個人的にはこのバージョンはプレイしたことが無いのですが…笑。

◆GS1ゾーン

 さて、ここからはGS1のゾーンに突入です!
 GS1のキャラソンは本家1・2ほどの曲数は無いですが…GS2以降のGSシリーズは1キャラクターにつきソロキャラソンが1曲なんですが、GS1は2曲あることが多く、また複数人で歌う曲も存在するので、GSシリーズの中では一番キャラソンの数があります。その分、好きな曲が見つけやすいかなと。

 GS1…PS版からスタートし、少しパワーアップしつつ、一部ボイスありのDS移植版、フルボイスのDS移植版が発売。そして今年2024年2月14日、Switch移植版が発売されました。Switch版はダウンロードでの発売のみ。下記はそのリンクです。

6曲目:未来飛行 - 姫条まどか (置鮎龍太郎)

▼ 選曲の解説

 GS1での私の推しは、まさにこの曲を歌うまどか…姫条まどかくんなのですが、彼のソロキャラソンは2曲あり、かつどちらもカッコよくてとても好みです。今回選んだ『未来飛行』は爽やかさ、疾走感があり、でもちょっと切なさもあり。(余談ですが、彼のソロ曲はどちらも切なさがあるのが良いなと思います。彼の背景的にそうなるのかな?)いやぁ、好きな曲にエフェクトかけるのはとても楽しいですよねえ。
 この疾走感は、前曲の『ゾッと・ナイト』にも感じられますよね。どちらも、夜の高速道路とかで車を走らせながら聴きたくなりそうというか。

 ただこの曲、BPMが揺れるんですよね。なので、カッコいいけど私のDJ技術では現場だと失敗しやすい。それもあって、今回のようなmixテープを提出する形でのイベントでのセットリストに含められたのは、この曲のファンとしてとても嬉しい機会でした。
 実際、この曲から次の曲への繋ぎは録音でも失敗しています、汚くて申し訳ない…苦笑。ちなみに、前の曲からこの曲の繋ぎに関しては、前の『ゾッと・ナイト』が2番に移る前に音が鳴らなくなる良いタイミングがあったこと・本家1からGS1へとゾーンが変わることから、フェード等使わずスパっと切り替えることにしました。

 オマケで…まどかのもう一つの曲『月は静かに』がマイ・ベスト・GS1ソングで、こちらも疾走感があるものの、マイナーコード&サビの歌いっぷりが切なさMAXって感じで最高にカッコいいです。ちょっとビジュアルバンド系ロック寄りだったりするかな?うまく表現できませんが…。
 まどかの中の人は置鮎龍太郎さんでして、置鮎さんであれば女性ファン以外もきっと取っつきやすいのでは?という点でもまどかの曲を選びたかった、実際に選んだのですが、まどかの曲はかっこいいポップス系キャラソンが好きな方には『未来飛行』『月は静かに』両方刺さるのでは?特に置鮎さんがお好きな方は絶対に聴いてほしいです。

▼ 映像の解説

 映像には、まず「GSシリーズあるある」の「(ゲームを始めると、)おとぎ話・昔話から話が始まる」シーンをセレクト。

 今回、この曲はイントロ→2番→間奏→落ちサビ→ラスサビ→アウトロ、と使ったのですが、この映像だけだと落ちサビ前に映像が終わってしまう&延すとしてもダレるなと。
 そこで、後半はGSシリーズのイベントではおなじみの『いつも心にときめきを』の映像から、GS1のシーンを切り取って使用しました。丁度落ちサビの音数が減ってちょっと切ないキュンな雰囲気のところに我らがGS1の王子・葉月くんの顔がバーンと映る、という。

7曲目:カラオケボックスBgm「恋のド・レ・ミ・ファ・ソ。」

▼ 選曲の解説

 この曲は、GS1のPS版でのみ聴くことができる曲で、DS移植版では聞くことができません。ちょっとしたレア曲、そしてこのゲームのオリジナル曲で、カラオケボックスでのデート時に流れる曲だったはずです。つまりキャラソンではなく、BGM扱い?そしてこちら、GS1のサントラ(CD)に含まれているんですよ!こういう曲もCDに含めてくれるの、ファンとしては有難いですよねえ。
 聴いていただくと分かるかなと思うのですが、こちらはちょっと歌がアヤシイ複数メンバー女性グループが歌っている、という設定の曲のよう。加えて曲調…モーニング娘。の『恋のダンスサイト』とかとか、そこら辺の要素がもりもり感じられる、クスリと笑えるかもしれない曲です。また、歌詞内でも「ドレミファソ」と言っているのですが、実際の音はドレミファソではないという、歌ってみると不思議な気持ちになる曲だったりします。でも、この何とも言えない歌唱力や歌詞、メロディが味になっているのかも?

 GS1、特にPS版GS1の良いところの一つが「結構ギャグちっくなところ(シリアスではなく、ちょっと現実味の薄いアホっぽい要素があるところ)」だと思うのですが、その要素がこの曲からも感じられるかな~と思ってセトリに入れてみました。実際にGS1以外のGSシリーズをプレイすると、GS1独特の笑いの要素みたいなところをより感じられると思います。なんというか、GS1は初代であるPS版発売当初は乙女ゲームという存在自体がまだ少なかったはずで、そういう時代の中で『ときめきメモリアル』というブランドが乙女ゲームに進出する…ときメモの名前を崩すことが無いよう、乙女ゲーム以前に一般的なゲームとして楽しめるものにしよう!という考えがあったんじゃないかな~なんて妄想が膨らみます。ギャグちっくなところで笑ってもらおうというより、乙女ゲーム感をわざと薄れさせるタイプのコミュニケーションというか。恋愛とかさておき、キャラクターとのコミュニケーションを楽しんでほしい、的な。

▼ 映像の解説

 前述で「GS1(PS版)のギャグちっくなところ」に関して文字数多めで語りましたが、それが楽しめるシーンとしてぜひ体験していただきたいのが「デート時の面白回答」で、こちらを集めてくださっている動画があったので拝借しました。

 ときメモは本家・GS共にデート時に、三択のから選ぶことでキャラクターとのコミュニケーションを楽しむことができます。例えば博物館デートの際に、まずはキャラクターから話題を振ってくれるのですが、それに対し「町の歴史が知れて良いよね」とか「あの埴輪、あなたに似てるね」とか。あなたがどれを選ぶかによってキャラクターがさらにリアクション(回答)をしてくれるのですが、選択肢によっては(好感度はさておき)なかなか面白い回答を引き出すことができたりするのです。
 特にGS1は癖の強いリアクションが多いかも?前述の「GS1(PS版)のギャグちっくなところ」の一つというか。乙女ゲームでありながらも展開が甘すぎないところ・キャラクターの癖の強さが、GS1発売時の時代背景を感じられるところでもあり、乙女ゲーム初心者にも有難い(糖度が高すぎないため)ところでもあったりするかな~と思っています。

8曲目:未来への勇気 - 日比谷渉 (山口勝平)

▼ 選曲の解説

 前の曲がギャグちっくだったので、次の曲へのつなぎ的にもちょっと正統派に戻したいなと思っていました。かつ、イベント的にときメモGSシリーズを知らない方も多いと思うので、取っつきやすさという点で男女問わず知られていそうな声優さんの曲が良いかなと思いました。そこでセレクトしたのが、日比谷渉くんの曲です。日比谷くんの中の人は山口勝平さんなので、きっと女性だけじゃなく男性もご存じかなと。

▼ 映像の解説

 絶対に使いたかったGS1のオープニング映像をセレクトしました。PS版でしか見られない映像で、しかもこの映像のバックにB'zの『SIGNAL』が流れます!B'zの!!『SIGNAL』!!!シリアス&かっこよすぎない?!?!?
 ですが今回は日比谷くんにお任せすることで、あのクールなオープニング が爽やかになりました~。このオープニングに関しては過去に以下のようなnoteも残しているのでもし良ければ。

◆本家2ゾーン

 ここからは、本家2…ときメモ2のゾーンです。本家2は本家1ほどではないですが曲数が多く、かつ歌が上手な方が多く、曲調も一昔前のポップスとして成り立っている曲が多いので、個人的に好きな曲がたくさんあります。セレクトするのが大変でした。(きっと本家1&2だけでもセトリ組めますね)

9曲目:Brilliant - 陽ノ下光(野田順子)

▼ 選曲の解説

 本家1ゾーンがメインヒロインの詩織スタートだったように、本家2も絶対に外せない(かつ歌の上手い)メインヒロインである陽ノ下光…光の曲を入れるのはマスト、何ならスタートで使用するのが良いだろうと思ってセトリを組みました。
 詩織もそうですが、光の中の人である野田順子さんもとても歌の上手な方で(野田順子さん名義のCDいくつか持ってます)良い曲が、かつ爽やかな曲が多いので、どの曲を使うかギリギリまで悩みました。ただ、前曲の日比谷くんの爽やかな曲をうまく引き継いでくれるのはこの曲なんじゃないかな?ということで今回選んだのが『Brilliant』。
 この曲に関する素敵な紹介文があったのでリンクを貼らせていただきます。

https://mrbizsupport.hatenablog.jp/entry/hinomotohikari-nodajunko-brilliant

▼ 映像の解説

 本家2のオープニング映像を使用しました。この映像もマスト、かつ光の歌声と一緒に楽しむのがより良いと思いこのタイミングで使用。本家1ゾーンでも、まずオープニング映像を使用したので、Vの統一感という意味でも良いかなと思っています。
 また、それだけだと尺が余ったので『ときめきメモリアル2 Substories Dancing Summer Vacation』のオープニング映像も少し使用しました。

10曲目:ゆけ! 赤井ほむら! - 赤井ほむら (くまいもとこ)

▼ 選曲の解説

 私の本家2の、そして本家シリーズの最推しである赤井ほむらの曲です。ほむらの曲は他にもっと好きな曲があるものの、この『ゆけ! 赤井ほむら!』はTHE・キャラソンといった濃さで、これはこれで好きだったりします。このキャラソンは、ゲーム中のキャラクターBGMに歌詞をつけて出来上がったタイプのキャラソンですね。それもあるのか、彼女の良さというかアクが一番出ている曲かなと思います。
 とはいえDJスタイルには合わないというか自分の技術力が足りない上に、その個性の強さから現場でかけて空気が凍ったりするのもアレなので、このような機会に流すことができ、ほむらの元気いっぱいどころか破天荒なかわいさを皆さまにお伝えできて嬉しいです。イベント中も、コメント欄に「私の嫁がお騒がせしております」的なコメントを投稿させていただいたのですが、それに対し「かわいい嫁ですね」的なコメントを返してくださる方もいらっしゃり、本当に嬉しかったですありがとうございました。

 ちなみに前の曲とのつなぎは…前の曲の2番に移る前にぎゅーんと音が下がる(上手く言語化できない)箇所があるのですが、そこに合わせて爆発音を重ね、そこからこの曲をじわじわと入れ込みました。爆発音が似合うキャラソン。

▼ 映像の解説

 『ときめきメモリアル2 Music Video Clipsサーカスで逢いましょう』の特典ムービーにまさにこの『ゆけ! 赤井ほむら!』に合わせて作られたMVがあったので使用しました。当たり前にバッチリ馴染む。ほむらかわいい…かわいすぎる…

11曲目:未来星 - 寿美幸 (高野直子)

▼ 選曲の解説

 前の曲がだいぶおふざけソングだったので、次の曲への繋ぎという点で(GS1のときと同様)ここでもやはり正統派に戻したく。かつ「本家2にも良い曲がたくさんあるよ」というのを伝えるために、とびきりカッコいい曲『未来星』を選びました。前述の通り、本家2も良い曲がたくさんなので選曲にはかなり悩みました。
 この曲、おそらく90年代とかそこら辺のj-popが好きな方に特に刺さるんじゃないかなと思います。メロディとかは違うけど、曲の雰囲気が広瀬香美っぽいというか(冬のポップス的な)。
 寿美幸ちゃん…高野直子さんのふわふわと明るい声を、このクールなサウンドかつハードで鋭いメロディの曲に合わせる、というのがたまらんですね。美幸ちゃんのファーストインプレッションと直接つながる曲ではないのもまた。

▼ 映像の解説

 『ときめきメモリアル対戦ぱずるだま』の映像を使いました。偶然ながら、曲の緩急と映像がそこそこ良いタイミングで重なってくれたので編集していてニヤリとしてしまいました。この映像、サビ部分でヒロインが代わる代わる登場するところが特に好き。みんなかわいいです。

◆GS2ゾーン

 ここからはGS2ゾーン!GS2は各キャラクターにつきキャラソン1曲、かつ存在するキャラソンはソロ曲のみなので、今までより選択肢が狭まります。
 しかし全体的にキャラクターに寄り添った歌詞・曲調の曲が多く、しかもその中の数曲は大物作詞家が携わっていたりなどなど。良い曲が多い印象です。

 GS2…PS版からスタートし、少しパワーアップしつつ、DS移植版が発売。そして今年2024年2月14日、Switch移植版が発売されました。Switch版はダウンロードでの発売のみ。下記はそのリンクです。

12曲目:Ever rain - 赤城一雪 (野島健児)

▼ 選曲の解説

 GS2ゾーンの第1曲として選んだのは『Ever rain』。赤城一雪くん…赤城くんとのエピソードがしっかり反映されている上に、野島健児さんの歌声が明るくも切なさもにじむ、とにかく良ポップスです。なので絶対にどこかで紹介したく、今回の良い機会を活かすことにしました。余談ですが野島健児さんの歌声が大好きで大好きで仕方ありません。明るく歌っても何となく切なさを感じる、まさに甘酸っぱい歌声なのですよね~。

 また、野島健児さんは本家2にも、主人公の友人男子キャラとして出演されています(個人的にそのキャラも大好きです)。そういう点でも、本家2→GS2のつなぎとして野島健児さんの歌声を使用したくなりました。
 ですが本家2からGS2への切り替わりポイント、ということもありつなぎはスパっと。

▼ 映像の解説

 映像のセレクトは、統一感が出るかなと思い、GS1と意図的に同じ流れにしています。まず「GSシリーズあるある」の「(ゲームを始めると、)おとぎ話・昔話から話が始まる」シーンをセレクト。そして今回も尺的にまだ映像を流せそうだったので、丁度落ちサビ手前から『いつも心にときめきを』映像のGS2のシーンを使い、まさに落ちサビの音数が減って少し切ない雰囲気になるところでGS2の王子・佐伯くんのお顔がバーン。

13曲目:Next Door - 真咲元春 (うえだゆうじ)

▼ 選曲の解説

 次の曲は爽やかポップス『Next Door』。この曲、歌っている真咲元春…真咲先輩の「先輩キャラ」というポジションも踏まえた温かみのあるキャラクターを捉えている歌詞なのはもちろん、実際に自分で歌ってみると歌の爽快感をより感じることができると思います。メロディと歌詞の母音の型の一致具合が絶妙でキャッチーというか。歌詞を丁寧に歌うと自然にメロディに抑揚がついて心地よいというか。それもそのはず、この曲の作詞を担当したのは…松井五郎さんなのです!スゴイ、どういうご縁でGS2のキャラソンの作詞を?!(ちなみに松井五郎さん作詞のGS2キャラソンはもう1曲あります。そちらはバラード系です)
 また、真咲先輩の中の人はうえだゆうじさんです。今回のセトリでうえだゆうじさんの登場は2回目ですね…そうですわざとです。この曲自体、私のDJスタイルとも相性が良いのでもともと使いやすいのは確かですが…前曲の野島健児さんに続き「本家ときメモにも出演された声優さんによる歌」という意味でもわざと選曲しました。

▼ 映像の解説

 映像はGS1ゾーンと同じく、GS2PS版でのみ見られるオープニング映像を使用しました。本来はロックな曲が流れるこのオープニングですが、BGMをこの『Next Door』に変えると糖度が増しますね笑。

◆本家3ゾーン

 ここからは本家3…ときメモ3ゾーンです。本家3は各キャラにつき2曲キャラソンが用意されているのですが、そもそもの登場キャラクター数が少ないので曲数も少なめです。また、2曲のうち1曲は、各キャラクターのBGMが土台となって、そこに歌詞が追加されたようなキャラソンになっています。
 上手く言語化できないのですが、本家3のキャラソンは、ゲーム本編と同じく癖が強いかな~と勝手に思っています。まぁ、歌詞や曲調にキャラクター性が反映されてのキャラソンですから、本編の癖が強ければそりゃキャラソンにも癖が出るか。ただ、キャラには合ってるので違和感はないです。

14曲目:乙女座の祈り - 牧原優紀子 (神田朱未)

▼ 選曲の解説

 本家1ゾーンでは詩織スタート、本家2ゾーンでは光スタート…と完全に流れができあがっていたので、本家3もまたメインヒロインの牧原優紀子…牧原さん曲『乙女座の祈り』を使うことにしてみました。
 前述の通り、癖が強い曲が多い印象なので選曲には悩みましたが、その中で割と使いやすく感じたこの曲を使うことにしました。
 ただ、本家3ゾーンに関してはこの次の曲を一番お聞かせしたかったので、どうバトンタッチするのがいいのかな~というところで派手過ぎず舞台を整えてくれる、という点でもこの曲は都合が良かったです。

▼ 映像の解説

 映像も本家1・本家2ゾーンと同様、本家3のオープニング映像を使っています。ちなみに、本当ならこの映像と共にZARDの『Seven Rainbow』が聴けます。豪華~!
 偶然ながら、映像と『乙女座の祈り』の歌詞がちょこっとリンクするところも作れたりと良いセレクトになったかなと思います。

 また、前曲を歌っている真咲先輩なのですが、真咲先輩は花屋でバイトをしており、そういう点でも花(桜吹雪だけど)の映像で繋ぐことができたのもキャラクターを大切にセトリを組めてしっくりきました。

15曲目:君をそっと教えて - 渡井かずみ (町井美紀)

▼ 選曲の解説

 渡井かずみさん…渡井さんの声が良い感じのアニメ声でして、この曲は彼女の声を活かしたアイドルソング調のポップスになります。この曲、彼女の高くて明るくて可愛らしい声を活かしためちゃくちゃ好みの曲でして、彼女の真っすぐさの伝わるこの良キャラソン、なんとかして使おうと思っていました。なのでこの本家3ゾーンに関しては、この曲をどう使うかを考えての組み立てをすることにしました。(余談ですが、この曲をFutureFunkアレンジしようと遊んでいたりします。間奏部分とか、海の波音かぶせてイントロにしたくなりますよね~)
 なのですが…もともとはもっとBPM遅めの曲でして、今回はそれを結構速めに調整して使いました。加えてBPMが揺れる曲なので、要はかなり扱いづらい。結構無理やりぶち込むことになりました、その苦しみが前の曲の繋ぎ部分からめちゃ感じられるという苦笑。

▼ 映像の解説

 本家3ってだいぶ癖の強い作品なのですよね…それが伝わればな~と思い、この曲のときは「ゲーム本編映像を使う」と決めていました。
 加えて、ここでは渡井さんの歌声に浸ってもらいたく、「渡井さんの本編映像を使う」ことにしました。で、どこを切り取ろうか悩んだのですが、このゲームの癖が伝わるところが「渡会さんの(ちょっと不思議な、でも彼女の)生い立ちのわかるエピソードのシーン」だったので、ぶっちゃけネタバレを含んでいるのですがチラッと使うことにしました。

 後半というか最後の方に桜と例の坂の映像があると思うのですが、それはゲームのスタート前に見れるプチ映像から取ったはず。

◆GS3ゾーン

 ここからはGS3ゾーン!GS3はメインの6キャラクターにしかキャラソンが無い、かつ1曲ずつしか曲が無く、キャッチーな曲も少ないので選曲には相当苦しみました。ちなみにキャッチーな曲が少ないのは、このキャラソンがキャラクターBGMに歌詞をつけるタイプのキャラソンだからだと思います。BGMがもとだとキャッチーさってなかなか出しづらいですよね。
 GS3、人気だったんだしもっとキャラソン展開してくれて良かったのに。たしかCDの発売もちょっと小規模にやっていたはず…もったいない。

 また、ここからは選曲の都合上(上記の通り選曲に悩んだりもして)、BPMをがっつり落とすことにしました。それもあって、本家3→GS3のつなぎは、本家3の最後の曲『君をそっと教えて』のアウトロをフェードアウト、そこからラジカセの再生スイッチを入れるような効果音をいれて、からの次の曲のイントロをラジオ風に音を削ってスタートさせました。

 GS3…DS版からスタートし、少しパワーアップしつつ、PSP移植版が発売。そして今年2024年2月14日、Switch移植版が発売されました。Switch版はダウンロードでの発売のみ。下記はそのリンクです。

16曲目:組曲 - 設楽聖司 (立花慎之介)

▼ 選曲の解説

 GS3ゾーンは次の2曲をメインとしたかったので、その前に良い感じにつなぐ、かつ聴いてくださっている方に何かしら刺さったり伝えられたりする曲が良いかなと思い、GS3の大人気キャラ・設楽聖司さん…設楽先輩の曲『組曲』を使用することに。設楽先輩の中の人は立花慎之介さんでして、そういう点でもGS3を知らない人にも何かしら引っかかればなと。余談ですけど、この曲の歌詞、設楽先輩本人の「おもしれー男」感を何となく感じ取れるちょっと不思議な言葉選びだったりします。いや、先輩にまつわる音楽系のワードを使っているだけなんですが、結構無理やり使ってる感があってちょっとした違和感があるんですよね…それが「おもしれー男」感に繋がっているのが設楽先輩らしさを感じられるけども笑。

▼ 映像の解説

 GS1・GS2ゾーンではまず「ゲーム始めのおとぎ話シーン」からスタートしていましたが、そのシーンを次の曲で使いたかったことから、この曲のバックで流す映像としてはイントロに「ゲームで琉夏(メインヒーロー)と初めて出会うシーン」を、その後に『いつも心にときめきを』映像のGS3のシーンを使用しました。

17曲⇒18曲目:SHINE - PRIMROSE⇒SHINE - 桜井琉夏 (杉田智和)

▼ 選曲の解説

 同じ曲を別の歌い手が歌っています。それをフェードで繋げました。イントロ→1番が前半(PRIMROSE版)、間奏を使って後半のラスサビからアウトロ(桜井琉夏版)、といった感じです。この繋ぎがずっとずっとやってみたかったので念願叶って嬉しいです。

 そもそも、GSシリーズのオープニング曲が楽しめるのがPS版GS1・GS2限定で。容量や権利の関係上、DSへの移植時や、そもそもDSからスタートしたGS3は、ゲーム本編では聴く(PV付きで見る)ことができないのですよね。
 GS3のオープニング曲にあたるのがこの『SHINE』という曲なのですが、GS3のメインヒーローである桜井琉夏…琉夏のテーマBGMを使った曲だったりします。聴いていただくと分かる通り、穏やかで良曲です。

 GS3のキャラソンは前述の通りキャラクターBGMをベースに歌詞をつけたもの…で、琉夏はメインヒーロー、オマケに中の人が杉田智和さんでウケも良いのでは?と思い、まず琉夏版『SHINE』を使うのもほぼほぼマストと思っていました。

 オープニング曲としての『SHINE』は、PRIMROSEという男性歌手2名のユニットが歌っています。
 GS3のゲームとしての面白ポイント(特徴)が「三角関係が楽しめる」点でして。男性2人とアナタ(主人公)のストーリー、という点で…オープニング曲(&エンディング曲)を男性2名のユニットが歌っているというのは強い意味があります。この、ゲームの特色をキチンと反映しているPRIMROSE版の『SHINE』もやはり外せなく。

 歌い手の得意な音域の関係上、PRIMROSE版と琉夏版では同じ『SHINE』という曲でもキーが異なるのですが(トラックに使用されている音色も異なりますが)、この大事な2つのバージョンの『SHINE』、無理やりにでも繋げて使うのはずっとやってみたかったことの一つでした。今回できて嬉しかったです!
 ちなみに、後半を琉夏版にしたのは、次の曲とのつなぎのためです。

▼ 映像の解説

 本編では流れませんが、ファン向けに作成、別売りされたGS3オープニング映像を使いました。まぁ当然合うっていう。

◆本家4ゾーン

 ここからは本家4ゾーンです。本家4は各キャラにつきキャラソンが基本的に2曲。かなりお気に入りの曲もあったものの、今回はGS3からBPM落としてまったりめに~という流れにしたので、それに合う曲で皆さまに刺さりそうな曲・好みの曲を選曲しました。

 ちなみに、公式の本家4プロモーションムービーを見つけたので貼ってみます。雰囲気が伝わればと。

Love is a Melody - 響野里澄 (花澤香菜)

▼ 選曲の解説

 本家4ゾーンを考えるにあたってまずBPMで絞って考え始めたのですが、この『Love is a Melody』は前曲『SHINE』と同じく、穏やかで温かさ溢れる良曲で、割とすぐこのタイミングで使用しようと考えが固まりました。クラブではなかなかしない選曲かなとは思います。
 加えて、前曲の琉夏の『SHINE』ととにかく相性が良い曲なので、流れるようにつなぐというか、前の曲をかなり残しながら繋ぐ、というのをわざと実施しました。
 さらに付け加えると、響野里澄…里澄ちゃんの中の人が花澤香菜さん!そういう点でもきっと気に入ってくださる方が多いのでは?と思いわざと選びました。

▼ 映像の解説

 映像も本家1・本家2・本家3ゾーンと同様、本家4のオープニング映像を使っています。
 曲の穏やかさとはちぐはぐかもしれないですが、本家4の紹介という意味でも。

In Science - 郡山知姫 (庄司宇芽香)

▼ 選曲の解説

 ちょっとシリアスな曲ですよね。このシリアスな曲調の曲を使うのは果たしていいのだろうか、とかなり悩んだのですが、まず郡山知姫…郡山先輩がかわいいのでいいかなって笑。郡山先輩、お姉さま~という雰囲気ですが声の柔らかさといい本人の素顔といかわいいですよね。
 …曲の話に戻りますが、この曲は平成のシリアス系J-POP好きは刺さるんじゃないかな~と思います実際私には刺さります。が、何故刺さるのかが言語化できない…しいていうなら曲の展開の切なさが、音色のおかげか重苦しくないところがいいなと思ってます。切なさ以上にミステリアスさが勝っているのかもしれない。

▼ 映像の解説

 映像は2種使用しています。

 前半では、ファン向けのオリジナルアニメーション(Blu-ray)の映像から、郡山先輩のシーンを使用しました。
 曲が無機質感も感じる、加えて映像の一部に「ビデオカメラ越しに郡山先輩を見る」シーンがあったので、ちょっと映像を加工して使用しています。

 前半にセレクトした映像だけでは短かったので、ちょっと悩みながら、後半はときメモ4モバイルの宣伝映像を使ってみました。この映像がちょうどシリアスめな質感(雨のシーンとか)だったので偶然ながら曲の雰囲気ともマッチしてラッキーでした笑。が、ちょっとゴリ押し感が出ちゃったかも。

◆GS4ゾーン

 これでラスト!GS4ゾーンです。
 GS4はときメモシリーズ本家・GS含めての最新作ですが…キャラソンが!出ていない!!何故!?!?!?!声優さん的にもキャラソン、イケるでしょ!って思っているのですが!!!!!!!!GS4発売は2021年10月28日なのでもう数年経っていますが(早いな…発売決定はオンラインイベントで発表があったのですが、発表みて号泣したのが、そして発売して喜んでプレイしたのがつい最近のように思うのですが)、キャラソン発売、今でも正座待機しておりますよ!!!!!!!!!!!!!!!
 ということで選曲の幅が…本当に悩みましたが、GS4の雰囲気が伝わればな~と思いながら選び、繋ぎました。

 ちなみに、公式プロモーションムービーとSwitchソフトDL版販売リンク、置いておきます。

大接近BGM

▼ 選曲の解説

 GS2のDS版からスタートした「大接近モード」という面白機能、機能のヤバさが注目されがちですが、実はBGMが良い。GS2・GS3・GS4、それぞれ大接近BGMが存在し、各シリーズのエンディング曲やその他テーマ曲をアレンジした内容だったりするのですが、ちゃんと雰囲気が盛り上がるように音の引き算、足し算がなされているのですよね。個人的に特にGS2の大接近BGMが好きなのですが、好きな要素がGS4の大接近BGMにも引き継がれていて嬉しかったのを思い出します。
 まぁ、この機能がどんな機能かは実際にプレイして確かめていただきたいです笑。一つ言えるのは、大接近BGMは(GSシリーズの歴史という点で)近年のGSシリーズファンなら絶対馴染みのある、ある意味象徴的なBGMだと思ったので使用してみることにしました。

 ちなみにBPM的にはこのタイミングで使うには大きく、かなり繋ぎにくかったですが、前曲の郡山先輩の曲と相性が良い(音色的な意味で)ので…まずはBPMを下げて無理やりぶち込んで、そこからどんどんどんどん本来のBPMに上げる…という力技をしました。

▼ 映像の解説

 映像も悩ましかった…ネタバレは避けたかった&GS1・GS2・GS3からの流れも汲んで、「GSシリーズあるある」の「(ゲームを始めると、)おとぎ話・昔話から話が始まる」シーンをセレクト。

Oath - 大多和孝治

 ゲーム内でも聴くことのできる、GS4のエンディング曲です。(そういう点では若干のネタバレ感もある気がして使うかは最後まで悩みました。)セトリ的にももうほぼラストだったので、流れだけでなく雰囲気てきにもピッタリ。
 選曲の幅が狭い中、ボーカル入りの曲を使いたい気持ちはあった→となると、オープニング曲がエンディング曲か→この流れ的にはエンディング曲でしょ、となり。
 加えて、前曲の『大接近BGM』、こちらの曲をアレンジした曲だったりします。そういう意味でも使いやすかったです。

 曲としてはTHE・J-POPかなと。ただこの曲、なかなか興味深い要素を持っている曲だと思っていて、少し具体的に言うと「盛り上がりの作り方」とかが語り甲斐のある曲だと思っています。ただ、この話を始めると、多少のネタバレがあるのと、そもそも文字数が増えてしまうので笑、この場ではなく本当はこの曲だけで1本記事を書きたいなと思っています。

▼ 映像の解説

 ここも流れを汲んで、GS4のオープニング映像を使っています。曲との相性はさておき…という感じですが笑、使ってみたら案外いいタイミングで映像が切り替わったり等したので結果、良かったなと。
 で、この映像に合わせて、実は曲にほんのりFXを追加したりしています。

 下記でそのオープニング映像の一部を見ることができます。

◆エピローグ的な

 前述の「プロローグ的な」でお察しかと思うのですが、エピローグのテーマはまさに「卒業」です。

卒業式BGM ※GS4バージョン

▼ 選曲の解説

 こちらも前述の通り…ときメモGSシリーズの素敵なポイントの一つが「シリーズ4作品通して、入学式・卒業式の曲がほぼ変わらない」ところだと思っていて、この「ときメモセットリスト」を『入学式BGM』でスタートし『卒業式BGM』で〆るのは私の念願中の念願でした。ぜひ一緒にしんみりしてください笑。

 ちなみに今回の卒業式BGMはGS4版です。「初代であるときメモ本家1にタイムスリップしたかのようにスタートし、現代(シリーズ最新作)に戻ってきた」感じを出したく。まぁ前曲もGS4の曲ですしね。

▼ 映像の解説

 この曲に合わせて、GS4→本家4→GS3→…ナンバリング降順で、卒業式の切り取り映像を流しました。

 卒業式の描写は、入学式以上にシリーズによって異なるので編集していて違和感も楽しむことができました。傾向として、GSシリーズの方が卒業式をしっかりやってくれていました。女子主人公、ちゃんと校長や理事長の挨拶を聴いているんだなって。本家の男子主人公、人の話ちゃんと聞いて!笑
 と、ここでお気づきの方もいるかもですが、本家2はとある理由からかなり長くなっています。一番長かったです。それが何故かも、この傾向からも何となく感じられたのが面白かったなあと…本家2は男子主人公、流石に話を聞いていましたね(そりゃそうか)。そんなこんなで本家2のターンはかなり早送りで起用しました。

 「…待て。さっき”初代であるときメモ本家1にタイムスリップしたかのようにスタート”つってたのに、もうセトリ終わるのに映像はまた本家1タイムスリップしてるじゃん!」と思ったそこのアナタ。mixには含めていませんが、今回の私のDJ&VJ、イベント当日はラストのラストにオマケを付けていたのです…!

◆オマケ

 最後に、おまけ程度ではありますが。
 ときメモ本家1のPS版オープニングの…オープニングアニメーションが始まる前、セピア色の世界の中で木の下で待つ詩織、からの詩織の顔アップの「あなたが、」、からの詩織の口元の「(すき)」、からのホワイトアウト…の映像+音声を使用して〆ました!これがめっちゃくちゃやりたかったのです!
 ここまで紹介してきたいろいろな作品の女の子・男の子との思い出、そしてラストの告白を是非皆さまにも体験していただきたい。
 そんな私の想いを、そういった体験の予感を味わえる詩織のあのセピア色の映像を使用することで表現してみました。

 VJの経験はほぼない(出演イベントや遊びに行かせていただいたイベントで少し体験させていただいたくらい)中で、今回このイベントに出演するにあたり、VJ的なことも是非やらせていただきたい!とお願いをしたのは、これがやりたかった一心というか。ご協力くださった主催者の皆さま、本当にありがとうございました!

おわりに

 やってみたかった「ときメモDJ」の機会をいただき、その貴重な機会を最大限に活かしたく、愛情とときめきをたっぷり込めてセトリを組みました。貴重な機会をいただき、聞いていただき、またここまでこのメモを読んでくださり本当にありがとうございました!
 とはいえ…私の想いはさておき、「ときめきメモリアル」シリーズという素敵なゲームの作品たちの世界観がこのセトリで少しでも伝われば幸いです。また、機会がありましたら是非「ときめきメモリアル」シリーズ、プレイして、まだ出会っていない未来の彼女・彼氏たちと、素敵な青春を過ごしていただければなと。

  以上、どうぞよろしくお願いいたします!

オマケ:本家1の30周年コンサートが開催されました

 憧れだった本家キャラソン聴ける系コンサート、この令和の時代にやってくれるとは…!!キャストもすごい、よくここまで揃って…嬉しすぎます…人気だった頃にコンサートが開催されていたのは知っていて、憧れだったのです…!!!

 ちなみに、このメモを公開した日がまさにDay1だったりします。私はDay2、しかもVIP席チケット取りました~!
 Day1のセトリはこちらとのこと。「手のひらの革命」と「フィフネルの宇宙服」が特に羨ましい(「フィフネルの宇宙服」は私のセトリにも入っていますね、良い曲ですよね)。Day2も楽しみです!こちらも感想文、残したいな~。

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