"劇場版ポケモン ココ"について
おはこんばん美少女(挨拶)!そてつだよ
今回はタイトルの通りココの考察及び小ネタnoteとなっておりま!
当たり前ですがネタバレがあります、ご注意ください
・ザルードの由来
見た目のモデルは「アイアイ」だと思われる(アイアイは現地マダガスカルでは「悪魔の使い」と呼ばれる)
名前は「猿」+「rude(:失礼/無礼/粗野)」とされており、「悪魔の使い」と合わせて悪タイプらしい由来である
さらに固有技「ジャングルヒール」の「ヒール」は"heal(:癒す)"と"heel(:悪役)"がかかっていると思われ、更にルチャ・リブレの男性ヒールは「ルード」と呼ばれる
さすがゲーフリ、ダブルミーニングトリプルミーニングが大好きや
まだある。
剣盾本編の伝説は「ザシアン」「ザマゼンタ」
そしてここに加わるのは「ザルード」
「シアン」「マゼンタ」はもちろん色。では「ルード」は?
オグデン・ニコラス・ルード。1879年に『モダンクロマティックス』を著した学者で、色彩調和論の代表の一人である。また、彼の論では「イエロー」を大きな軸に置いている。
「シアン」「マゼンタ」「イエロー」でCMYなのは言うまでもない
さらにザルードの中でもとうちゃん(とココ)は森の"調和"に一役買っている
やべぇな?
ついでに、クロム・モリブデン/リン・モリブデン夫妻が元素由来の名前であることから、ココの本名「アル」はアルミニウム由来かと思われる
・セレビィモブ説
セレビィはモブじゃありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セレビィはモブじゃありません(大事なことなので2回言いました)
観終わった後に同行者が「セレビィ最後に出てきただけじゃん」って言ってたんですがセレビィはモブじゃありません(3)
「最初からいたじゃん、ずっといたじゃん」と返すと、「???」と返されました
というか初っ端いたでしょお!?
❶まず冒頭のシーン、とうちゃんザルードは「ピンクの光」に導かれアル(ココ)を見つける。これは色セレビィが導いたからだ
❷とうちゃんが研究所跡で見つけて以降つけているバンダナ。これはアルが研究所にいた頃のおくるみである(故にアルは研究所でこの布を手放さなかった)
これは(おそらくミリーファタウンで買ったと思われる)色セレビィの柄で、入っている番号「251」はセレビィの全国図鑑No.である
❸ミリーファタウン
サトシがママの電話を振り切って飛び出していくシーンや、サトシとココがミリーファタウンを回るシーンではセレビィを模したオブジェがあったり、壁に色セレビィの絵があったりと親しまれ信仰されていることがよくわかる
❹泉の力
オコヤの森にある泉の持つ癒しの力、これはもちろんセレビィ由来である(そもそもセレビィ自体が森、自然の化身であるとも言える)
その証拠に神木から漏れ出た直後の水はピンク色をしている他、配布の色セレビィは「いのちのしずく」「いやしのすず」といった癒し技を2種類も覚えていることも「セレビィといえば癒し技」というイメージ通りである
❺セレビィの言い伝え
村長(バイウールー、ウールーデザインでしたね)の語る言い伝えによると、「セレビィが姿を消した森の奥深くにはタマゴが残されており、そのタマゴはセレビィが未来から持ってきたもの」であるという。これは銀/FR/SSの図鑑説明にはあったもののゲーム本編ではそのようなイベントはなかった
では今回の映画は?
・長老の発言:セレビィが姿を消したと同時期にとうちゃんザルードが現れた
・とうちゃんザルードが最後に現れたセレビィに「どうだ?ちょっとは良くなっただろう?」と語りかけていることから謎の絆が感じ取れる
・とうちゃんザルードの「親を見たことがない、知らない」と言う趣旨の発言
これらから導かれる結論はもちろん
「とうちゃんザルードこそが未来から来たタマゴより生まれた特別な個体」
ということである。よってセレビィ(=森)はとうちゃんザルードの親的存在とも言える。
つまり、彼が研究所でセレビィのバンダナを身につけた時、彼は「ココの父親になる」ことを決意したシーンであると同時に、あのバンダナは「アルにとってもとうちゃんにとっても親を象徴するもの」であったのだ
❻まとめ
つまり、この物語はセレビィによって予定づけられたものであった(「全ては運命」by長老)のである。森が荒れる(ザルードの台頭やゼッド博士による破壊)ことを予測したセレビィは未来からタマゴを持ってきた後姿を消し、その後平和を導くためにとうちゃんとアルを引き合わせ、平和になった後にオコヤの森に戻って来たのである
・ココはなぜ「ジャングルヒール」を使えたのか?
中盤、回想でとうちゃんがジャングルヒールをワシボンに使う場面、父ちゃんは「森に願って力を貸してもらう」「すごく体力(あるいは命?)を消費するから乱発できない」「限られたザルードしか使えない」といった話をしていた。ゲーム内でもLv.90で覚える技である
しかしとうちゃんザルードは配布でLv.70でありながら覚えている
そして人間であるココも「なぜか」ジャングルヒールが使えた
まさかどこかのタイプ:ワイルドなスーパーマサラ人ではあるまいし
ではなぜ使えたのか?それはもちろん
願っている対象の「森」とは「セレビィ」だからであり、癒しの力がセレビィ由来だからである
そう考えるとココが「ポケモンの技」を使えたことも説明がつく
また、これはちょっと行き過ぎた考察でありしんあなになってしまうが、ザルードの使える「ジャングルヒール」と、とうちゃん/ココの使った癒しの技は違いがあるのでは?
ザルードの覚えるジャングルヒールは恐らく、体の蔓を使って木の成長を早める技を極めたものが使える技だが、後者は前述の通りセレビィとの絆を利用したものなのかもしれない、と思った。しんあな!
・その他
・この話の元ネタは「ターザン」である。(個人的には「ジャングル・ブック」が好き過ぎてそっちが先に出てきたけど)ザルードの移動法は「アーアアー」だし、猿が人の赤子を拾って掟を破ってまで育てるという大枠のストーリーもターザン。ココがサトシと手を合わせ、その後とうちゃんに「同じカタチの生き物が街にたくさんいた」と話しているのもターザンが初めて人間を見たシーンのオマージュ。
・ココの名前の由来は恐らく手話で人間と会話したゴリラ「ココ」。ターザンで主人公を育てたのもゴリラ。
・オコヤの森は「親子」のアナグラム、ミリーファタウンは「ファミリー」のアナグラムが由来
・サトシの父親への言及は今までほとんど為されていない。今回サトシのオリジンに父親があること、サトシがまだ親を恋しく思う子供であることが感じられた。
・タイレーツのリーダーが落ちていたのは先頭を歩いていたから
・いつもの親子
ごめんなさい見つけられませんでした(てか忘れてた)割と序盤にいたらしい?
・おわりに
今回の作品ではおやこのあいがフィーチャーされていることからどこかのガルットモンスターを思い出したり、ナットレイに4倍弱点の火炎ボールをぶち込む環境エースバーンを見て恐怖した対戦勢もいたとかいなかったとか。あとウッウにピカチュウの電気技も4倍だよぉ……
ちなみにモルペコ推しの同行者はモルペコを求めて買い物をしたところ
ウッウでした
ちなみにポケセンで半券を見せて貰えたステッカーにはホシガリスとウッウがあったのですが
ウッウでした
おわり