見出し画像

人は心労でしか痩せない

最近、着々と体重が増えています。まあ更年期、と言われる時期でもあり代謝は悪いようです。運動は好きですが食べる事は更に好きです。この先の残り少ない人生の食事が常に自分がおいしい、と感じるものでありたい、といつも願っています。私は1日2食ですが、その2食、好きじゃないモノを食べたくない、と考えています。コロナ禍で料理人の夫が 休みになり しばらく家にいて日々のごはんを作るようになった頃からジワジワ増え始め タバコをやめた事もあり、気づくと体重増し増しでした。そろそろ何かしなければ、と思っています。

思えば前回このくらいの体重になったのは8年前くらいだったでしょうか。その頃もそろそろ痩せなければ、と考えていました。すると母が入院すると連絡があり、さらに母の介護をしていた父が大動脈瘤で緊急入院する、との事でした。急いで新潟の病院に駆けつけました。父は意識もあり実家の鍵や、車の鍵(自分で運転して病院まで行った)など引き継ぎ事項を確認する事ができました。Dr.からの病状説明を受けて帰宅する際 近所に住んでおり何かと両親に良くしてくれている叔父が迎えに来てくれました。何かと自分を頼ってくれ、と言う叔父。今日のごはんはどうしますか?病院には私の車で行きましょう、など いろいろ気をつかってくれるのですが、私の方は両親が入院してる病院通い(別々の病院です)慣れない実家で1人で過ごす日々、話の合わない叔父と過ごす時間が苦痛すぎてストレスで歯が激痛を起こし歯科医に通い始める始末。2軒の病院通いで自分の事も二の次なのに、叔父にまで気なんかつかってられません。徐々に距離をおき始めます。すると、自分がないがしろにされた、と感じた叔父が早朝に怒鳴り込んで来るようになります。対応すると訳の分からない言いがかりをつけるようになりました。あの医者はだめだから、なんでも検査にOKを出すな、兄を殺す気か、なんで病状説明に私を呼ばないんだ、など。朝6時半頃にウチに来ては騒ぐようになりました。今考えたら叔父はすでに病んでいたのだと思います。でも何を言っても聞かない叔父を相手にする余裕はその頃の私にはありませんでした。いつも喧嘩のように怒鳴り合って「出て行ってください」で終わっていました。四六時中、私の後をつけて病院で待ち伏せされたり、病院に言いがかりをつけたり、その異常行動は父が退院するまで、ずっと続きます。私は 朝早く家を出て晩まで実家に帰らないようになりました。入院中死ぬかもしれない父とすでに認知症がある脳梗塞で入院中の母。このまま両親はどうなってしまうのだろう?東京の自分の家族から離れて1人で来ている私はほんとに余裕がありませんでした。そんな暮らしは結局のところ6か月におよびます。そしてなんと心労で体重は激減。約10キロ程落ちていました。

その後 何度か死の淵をさまよった父は元気になり、母も退院できる事になり今後の事を考え 実家を引き払い両親をウチの近くに引っ越しさせる事になるのです。  そしてそれ以来 私は「人は心労でしか痩せない」と本気で思っています。なので今回太ってしまいましたが、痩せるのは無理なので(心労は今ない)動ける身体作りを目指そうと考えています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?