大先輩の退職エントリに学ぶ免震構造型キャリア論
久松さんの退職エントリ、、、と書いて、置き土産を私なりにそしゃくしてみました。
(私自身は20代なので、深みがない文章になってしまうのはご愛嬌。)
お借りした写真ですが、ヒカリエ、スクランブルスクエアカバーは合わせてみました。
■ キーワード is 免震構造型キャリア
[引用: レバレジーズを退職します/人材紹介の最前線で見えたITエンジニアとして長く生き続けるための傾向と対策]
建築物なので、基礎はなんとしてでもしっかり作れ! という意図が汲み取れます。その上で、専門性は時代の流れ、技術の移り変わり、ポジションという環境要因に対してうまく適応できるようアップデートしなさいね、と。
免震構造というのは、言い得て妙ですね。
"仕事を持ってくるため" の (他職種との)コミュニケーション能力が土台の上に乗っかっている。ここまでがメンバーとして評価されていくため、そこから上がマネージャー以上という感じでしょうか。
年代柄でしょうか。私は、メンバーレベルのところが響きました。
■ 仕事をもらえる / 創れる力をつけよう
特に好きだったのは
3)(他職種との)コミュニケーション能力
新規の仕事を依頼してくる殆どはエンジニアではなく他職種です。エンジニアからやってくるのは下請けの可能性もあります。できれば経営層と意思疎通ができるようになれば直接仕事を依頼される可能性が高まるのでお勧めです。仕事を依頼されるだけでなく、相談されることで存在感を出していくのが重要です。是非BizDevまで意識して踏み込んでいただきたいところです。
の章です。
私はエンジニアではないですので、同じ職種なこともありますが、自分と違う領域の人から仕事をもらえる、一緒に創れる人は強いなぁと思っています。そのために、
• 他の人が喜ぶ・困っているポイントを知る努力
• 自分の技が光るポイントを見つけてはめこむ能力
• やっていること、できることを発信する習慣
• 信頼され相談されるための点数を稼ぐ技術
• 困ったときに頼れる仲間
あたりは大事になると思ってます。「話しかけて、仕事ないですか?」って言えばいいわけじゃない。(言うのは大事だけど。) だし、自分の技術を磨くことだけで必ずしも仕事につながっていくわけではないというのはポイントなのかな、と。
■ 専門性には注意
2)専門性は2つ
T型、π型の議論が起こって久しいですが、単一の専門性は非常に危ういです。
一方、20代前半に関しての専門性の話は、取り違えないようにしないと危ういなと思っています。「こんな専門性じゃ、市場価値が・・・」「他の専門性も・・・」と言って、新しいことに手を出すこと自体は向上心があって良さそうです。
しかし、
• 「できている」というその感覚が本当に専門性として評価できるのか
• 今やっている仕事は専門性を問われるレベルまでいっているのか
• 基礎がつまらん、を専門性という便利な言葉に置き換えていないか
は注意してもよさそうです。「石にかじりつくようにやれ!」「与えられたことだけやってろ!」というつもりもないですし、やらない自由もあると思いますが、事実を曲げて解釈するのはキャリアという観点では結局損なのかなと思っています。
(捉え方は自由なので、他の方に押し付けたいわけではないです。)
あとは、「成果が出てるから、できるわ!」って思ってても、会社のお金や先人の知恵がレバレッジとなっているだけ、という状況もあります。自分がどれくらい貢献できているのかを冷静に考えるのも大事かもしれません。周りは「1,000万の売上に貢献だぜ!」って言ってくれてても、力は伸びてないこともあるわけです。そういう環境に身を置けることは幸せだし、そうなれている会社って強いなって思いますが、勘違いは怖いのかな、と。
| あとがき
• 積み上げる順序が大事で、土台はしっかり作れよ
• 固執はするな、柔軟にアップデートしていけ
• 仕事を創るためには別の力も必要なんやで
• 専門性っていう便利な言葉には注意な
以上、個人的解釈によるまとめでした。
ご支援は新鮮なお野菜に変わり、やがて文章となる見込みです。