書き下ろしコラボレーションこぼれ話 珠弓編|2016.3.22

コラボをするときに曲を書き下ろす。しかも合作。1回のコラボで終わるような曲ではなくて、個々の活動でも演奏したくなるような曲。2015年年末から、そんなことができないか模索していた。音楽的に技術力が高いわけでもないし、勇者のごとく統率力があるわけでもない。けれども思い付いたからには1回くらいはやってみたい。

そんなとき、偶然にも珠弓さんとコラボしようって話が持ち上がる。正直、最初のキッカケを覚えてないけどもw

珠弓さん。ここで話はちょっと昔に戻る。既に解散してしまったバンド「Tamaki」のメインボーカル。実はRAGANDETH結成のキッカケになった2バンドのうちのひとつ。

Tamakiのステージやステージ外でのメンバーのやりとりを見ていて、こういうグループって楽しいだろうなぁ、と思ったのがRAGANDETHの始まり。ちなみにもうひとつキッカケになったバンドは「スパイシーズ」。そのバンドのドラムが今はRAGANDETHでドラムを叩いているというのはなんとも不思議な話だ。

そんな珠弓さんはメタルバンドのメインボーカルもつとめている。RAGANDETHもMEGANEDETHの影響を大いに受けているので、このあたりも共通点。(異論は受け付けないw)そんな珠弓さんとコラボをすることになった。前述の通りやろうってなったキッカケは覚えていないw

曲を描くにあたっていかに珠弓さんの世界に近づけるか。それでいてその世界を少しだけ壊すことができるのか。なんかそんなことを考えてた。歌詞もすべて書いてしまうのではなく少し歯抜けで仕上げるという嫌がらせぶりを発揮した。あと外せないのがCメロ。そしてラストのサビは半音上げる。このへんは作る前から決めてたことだった。

2016年の年明け。見事にその楽曲はステージで演奏されることになる。「出来たらやってみたいね」と言ってた3人が一番感動したかもしれないなw
-青空-

君の言葉をただ信じたくて 全てが夢だったと言い聞かせてた

割れてしまった花瓶を 元に戻そうとして

血だらけになったこの脚 君は舐める事が出来る?

側で笑えるかな 君の言葉を信じられるかな

側で笑い合えるかな あの頃生まれた私の事を 信じて欲しい


君が見てきた世界は あまりに美しくて

私が歩くには 少し深さが足らない

誰に抱かれても 満たされる事はなくて

それでも存在価値を感じたくて 

喘いで見せた 何もなくて 何もなくて それでも空は青かった


側で歩けるかな 君の愛を信じられるかな

歩きたい 歩けない それでも同じ空を見たい

側で笑えるかな 君の言葉を信じられるかな

側で笑い合えるかな あの頃生まれた私の事を 信じて欲しい

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